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heyに入社して半年が経ちました

入社初日

「11月にTVCMを流したい」入社前、突然のオーダーに焦った。日本経済のダメージも大きく、今まさにやるべきだと腹を括った。針に糸を通すようなスケジューリング。プロフェッショナルなチームに助けられて、阿吽の呼吸で完成にこぎつけた。

入社初日、PCをセットアップする暇もなく、全社に向けてCMお披露目をした。スタートダッシュどころか、トップスピードでの入社。社内の評判も良くてホッと一息。slackを見たら入社記事がイジられてた。長い付き合いになるなと思った(首は痛めてない)

Just for Fun

初めてheyを知ったときの印象。何をやってるか分からない会社だなと思った。それはheyに限らず、多くのスタートアップにある壁だと思う。TVCMもそうだけど私の仕事はマジョリティー向きのアクションが多い。センスの良いアーリーアダプターで話題になることから、いかにキャズムを超えるかが任される。

私はストアーズの価値をとにかく信じているので。仕事で会うひと全員に丁寧に説明したいなと思った。例えば、テレビ局の担当営業さん。発注の前に相手が引くぐらい魅力を伝えた。予算があるから付き合うじゃなくて、一緒に地域経済を盛り上げる仲間だと感じて欲しかった。その度にheyやSTORESのステッカーを渡した。実際にそこから問い合わせが増えたり、全国のテレビ局内でheyの会話が増えたらしい(嬉しい)

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で、CMを流すのに欠かせないのが代理店さん。入社してない人が永遠とマーケティング戦略を語っていて?が浮かんでたと思う。激動のCM制作を終えてチームの結束も固くなり、計測システムごと電通さんと開発することになった。オンエア直後のレスポンスを可視化できることから「レスポンスコネクター・ダッシュボード(通称:レスコネ)」と命名された。

レスコネならサイト来訪、ソーシャル反応、資料請求数などCMに紐づけるKPIを立体的に描くことができる。リリースは大々的に取り上げられて、クライアント各社さんからすごい問い合わせがきたみたい。電通heyチームも社内表彰されたり、社内での引き合いが爆増中らしい(嬉しい)

お店のデジタルまるっと

西口さんがムーブメントを起こした顧客起点。n1なんて言葉もよく聞く。これは単にインタビューって意味じゃなくて。ロイヤル顧客になる理由を高い解像度で持つこと。離反した理由も同様にセグメントごとの顧客理解がポイント。その答えはn1の中にあるという構造。

顧客起点が難しいのは、上司に言われて顧客起点してるなら上司起点ってところ。息を吸って吐くように日常的に顧客心理を考えたり、憑依してないといけない。会議室でなされる議論、オフィスから顧客を見るんじゃなくて、顧客が憑依して経営を決めてる。それぐらいの温度感が必要だ。

とにかくユーザーの皆様に会った。活用くださるオーナーさんの声のほうがサービスを理解できるし、コミュニケーションが早い。私自らインタビュアーとして情報番組に出演して、オーナーさんの話をたくさん聞いた。話が盛り上がってご飯をご馳走になったり、夏のバーベキューにおいでとか、東京に疲れたら嫁いでとも言われた(本気で悩んでたら爆笑された)

業種が違えば機能が違う、エリアが違えばルールが違う。会話を重ねるたびに憑依するパターンが増えていき、調子が良いときは社内mtgでマーケティングの話をやめて、豆菓子の作り方を30分熱弁した。無料で使えるとか、ネットショップで売上を伸ばそう。とかじゃなくて。もっと深いところで「お店のこだわりを全国に届ける」「お商売そのものの楽しさ」が憑依しないとマーケティングなんてやれないと思うから。

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お商売はエンタメである

エンタメというと音楽やテレビ、映画なんてものが想像される。けど最近の心に残ったエンタメを振り返ると、お取り寄せグルメが上位にランキングしてる。日本にはたくさんの才能が爆発している。何かをきっかけにブレイクして、発送が三ヶ月待ちなんてこともしょっちゅうある。インディーズから追ってるアイドルが武道館に立つような。

ステイホームで加速した点もあるけど、おうちにいながら日本全国の魅力を感じられる機会が増えてる。先が読みにくい時代だからこそ、手触りのある時間を大切にしようって価値観の変動も感じる。お商売への情熱やこだわりが、ストアーズを通じて伝わってほしいと心から願っている。

番組収録にhey社員を呼ぶと私がトークぶん回してて驚かれる。取材する商品の魅力が多すぎて、ジャンパネットたかた社長みたいにプレゼンしてるらしい。けどほんとに、自分が心から良いと思ったものを話すとき、とても生き生きとした日本語を使える。ストアーズについてもそうだし、オーナーさんの商品もそう。誰の真似でもない、芯のある言葉を発せられる。そんな毎日にエネルギーをもらってるし、これからの挑戦に胸を躍らせている。そんな半年だったなあ。これからもよろしくね。

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