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ペット栄養管理士を目指して③

ペット栄養管理士とは


日本ペット栄養学会のホームページによると、『ペットの栄養に関する知識の普及と指導に必要な人材を育成し、ペットの健康維持向上を図り、もって動物の愛護に寄与する目的で、「ペット栄養管理士」の資格制度を2002年5月に設けました。』とあります。

受験資格があり、ざっくりいうと獣医学系の学校で学んだ人・協会が認定した動物専門学校で学んだ人・講習会受けた人であれば受験することができます。私は講習会(A・B・C)を受けて受験資格を取得しました。

講習会を受け、受験資格を得るのは1年かかる!!

A・B・Cの3つの講座を受けるのですが、これが結構大変です。オンラインで開催されていて、期間中に自由に見ることができるようになっていますが、本来は東京の会場でみっちり講習を受けるのです。

1・6・9月に講習会が行われています。それぞれの講座は約10コマ、1コマ1時間程度です。獣医系・農芸化学の知識が無い私にとっては授業の内容を理解するのも難しく、1コマ1時間では終わりません。しかし受験資格を取得する中ではこれが一番簡単で速いのです。

資格を取るだけであれば・・・

実はこの講習会は申込すれば講義を視聴してなくても認定書は送られてきます。そして、試験に合格さえすればペット栄養管理士の資格は取得する事が出来ます。この資格を持っていれば就職に有利とかでもなさそうです。

無事に講習会を受けていざ受験へ

2022年1月に最後の講座のA工程を受講し、受験資格を取得しました。講習会終了証書の発行と受験申し込みの期間がギリギリだった為、3月受験を見送り、8月受験にする事にしました。試験会場は今の所東京のみ。地方在住の私にとっては交通費等の出費が少し痛手です。

メインのテキスト


メインテキストがペット栄養管理学テキストブック(6000円)A・B・C工程を受講する際についてくるテキスト(授業中のパワーポイントをテキスト化したもの)があるのですが、このテキストだけでは試験には合格するのが難しいと思われます。情報量が膨大すぎるのです。そこで試験問題集です。

想定試験問題集が解ければおそらく合格できるのですが、「え?こんなの習ったっけ?」という問題も。しかも答えは載ってますが、解説無し!!知識を植え付けるため、メインテキストで該当箇所を探すしかありません。

問題集の中身の一部

該当箇所を見つけては「あ、習ったわ!!なるほど、試験として問題を出すならこういう風になるんだ」と一つ一つ解決していくのです。

回答を見てからもう一度学習

実務的には覚えなくてもいいことかもしれませんが

実際、犬のおやつを試作するには栄養素の基準値の数値を暗記しておく必要はありません。覚え間違えてると大変ですので、テキストに載っている基準値量をしっかり確認し、栄養のバランスを考え、試作する事になると思います。

ビタミンの物質名を暗記しておかなくてもテキストを見ればすぐに分かりますし、経験でおのずと覚えていくと思います。しかし、基礎を学ぶというのは大切です。この資格は知名度が高い訳でもありませんし、少し費用もかかりますが、犬の食べ物を製造していくということに関してはとても為になる事を学ぶ事ができると思っています。

イベントが落ち着いたらいざ試験!!

気温が高くなってくると犬のイベントは少なくなっていきます。わんちゃんの事を考えるとそうなりますよね。8月の試験に落ちてしまうと繁忙期の3月に再受験する事になります。それは避けたいので体調を整え、試験に臨みたいと思います。その後はもう少し範囲を広げて、人の栄養学の辺りにも手を伸ばして、生かせそうな物がないか探っていきたいとも考えています。学び続けて行くのは大変ですが、楽しくもあります。

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