音階練習のプログラムを書く

管楽器を練習する時の基本は、まずは正しい音程の音を出すということではないでしょうか。なので、上の楽譜のような音階練習を必ずと言っていいほどすると思います。
これはハ長調の音階ですが、実際に曲を演奏しようと思うと、ヘ長調やト長調のような様々な音階の練習もしないといけなくなります。♯や♭が付いてくると途端に運指も難しくなり、正しい音程で音を出すのもさらに難しくなってっきます。
音程が正しかどうかも自分で判断するのは難しいので、先生がいれば一緒に演奏してもらって、間違っているところを教えてもらうことができるのですが、一人で練習するとなるとチューナーに頼るしかありません。ところが、ちょっとしたプログラムが書ければ、こんな音階練習の手助けしてくれる環境が簡単に作れます。

ということで、テキスト音楽「サクラ」で、音階練習の基本になるプログラムを作ってみました。ピアノの中央のドから初めて、ハ長調→嬰ハ長調→ニ長調・・・・というように、半音ずつ音程を上げながら1オクターブ上まで全ての調を演奏していきます。

// 音階練習
Tempo=060 q=100 @(Flute)

Int K=0
[13
 Key=K
 |cdefgab>c^^^r|c<bagfedc^^^r|
 K++
]

プログラムを少し変更すれば、テンポの設定や演奏しくれる楽器などを簡単に調整できると思います。音程を指定している部分(MML)を変更すれば、自分用の練習曲をいくらでも作れます。

サクラでは演奏中の音を鍵盤で表示してくれるので、これも楽器の練習の手助けになります。

MIDI形式で保存したものを「MuseScore」に読み込んで楽譜を表示して演奏させれば、さらに演奏しやすくなるかもしれません。

プログラムが少し書ければ、楽器の練習がもっと楽に、そしてもっと楽しくなるのではないでしょうか。

テキスト音楽「サクラ」
https://sakuramml.com/
MuseScore
https://musescore.org/ja

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