夜もオススメ!「やんばるアートフェスティバル」「文化庁メディア芸術祭 やんばる展」夜間鑑賞もオススメな作品をご紹介。

「やんばるアートフェスティバル2018-2019」各会場にてたくさんのアート作品が展示中ですが、今回はそれぞれの会場の『夜の鑑賞もオススメな作品』をご紹介します!

まずは名護市の会場「オキナワ マリオット リゾート&スパ」のメインロビーを大胆に使用して展示中の光と植物のコラボレーション作品、多田弘[カゼモニワ]×濱元朝和さんの『やんばるBEAT』です。

こちらの作品は、18:00-24:00の時間帯はライトアップが実施され、幻想的な光と植物の空間の中で作品を直接体感いただく事ができます。

多田 弘[カゼモニワ]:植物空間演出家、ガーデンデザイナー
濱元朝和:彫刻家、金継作家、環境デザイナー

「やんばるBEAT」
沖縄の在来植物のみで形成されるアート。昼は琉球の原風景を見ることができ、夜のとばりが下がり静寂に包まれる頃には、振り注ぐ月明かりに照らされ、植物の光と影が織りなす空間に変わる。光に照らされた植物たちからは亜熱帯の森「やんばる」に息づく生命の鼓動を感じさせる。

2018年12月15日-2019年1月20日 ※18:00~24:00はライトアップされます。
オキナワ マリオット リゾート & スパ(名護市喜瀬1490-1)
https://www.okinawa-marriott.com/


続いては、国頭村の会場「オクマ プライベートビーチ&リゾート」にて展示中のコチラの作品です。

こちらでは、やんばるアートフェスティバルと同時開催中の「文化庁メディア芸術祭 やんばる展」の出展作品、吉原悠博さんの『培養都市』と、志村諭佳/志村健太郎 SHIMURABROS.さんによる『SEKILALA』の2つの映像作品が展示されています。

吉原さんの『培養都市』はロビーフロント横のスペースにて、SHIMURABROS.さんの『SEKILALA』はラウンジスペース・FOUNTAINにてそれぞれ展示されており、どなたでもご観賞が可能です。

吉原 悠博『培養都市』
第20回アート部門優秀賞

東京都心から新潟の柏崎刈羽原子力発電所までの「高電圧送電ケーブルのある光景」を4K一眼レフカメラで撮影/編集し、縦長の映像で投影する映像インスタレーション。投影にはハイビジョンプロジェクターが用いられている。2012-15年の約2年半のあいだ、両地域を結ぶ山間部のダム、国内最長河川・信濃川沿いの町村を何度も往来して撮影された。新潟は日本有数の米作地域である。そこを流れる信濃川を分水し美田を保つための治水システムが完成を迎える1970年頃に減反政策が始まる。またその頃、原子力発電所の計画が動き出した。急速に経済発展した日本のなかで、互いに依存しあう東京と新潟との関係が鮮明になる。巨大電力消費地・東京に暮らす人々への、またかつて東京に生きた新潟県民である作者自身への問いとして、高電圧送電ケーブルが象徴する「地方と首都の極端な非対称関係」を顕在化させた。

志村 諭佳/志村 健太郎 SHIMURABROS.『SEKILALA』
第13回アート部門優秀賞

ある家族の物語。舞台は、あたかもひと続きの世界のようである。だがそれは、高度な仮想現実技術で結びついた断絶の世界。生活に疎外感を感じながらも、生の感覚を抑圧してきた父親は、組織工学による生きた家具「バイオファニチャー」と出会う。3つのスクリーンに展開される開かれた物語は、新たな物語を紡ぎつづける。

2018年12月15日-2019年1月20日
オクマ プライベートビーチ&リゾート(国頭村字奥間913)
https://okumaresort.com/


本部町の会場「海洋博公園」では、同じく文化庁メディア芸術祭 やんばる展の上映プログラムとして、下記の映画の無料上映が行なわれます。映画「君の名は。」「この世界の片隅に」など、やんばるで話題作を観ることができる貴重な機会、ぜひご来場ください!

【上映日程】
12月22日(土):「舟を編む(上巻1~7話)」
12月23日(日):「COCOLORS」
12月29日(土):「この世界の片隅に」
12月30日(日):「舟を編む(上巻1~7話)」
1月1日(火・祝):「この世界の片隅に」
1月5日(土):「君の名は。」
1月6日(日):「君の名は。」

【時間】 17:30~/各日

※映画上映に合わせ、海洋文化館開館時間を上映終了時間まで延長します。
※入館締切時間までにご入館いただければ途中からの映画鑑賞も可能です。

【場所】 海洋文化館 2F 展示ホール

【料金】 無料 ※17:00以前にご入館いただく場合は、入館料(大人:190円、中学生以下:無料)が必要です。

※詳しくは、下記URLをご確認ください。
http://oki-park.jp/kaiyohaku/events/detail/4299


最後に、メイン会場の大宜味村立旧塩屋小学校の夜間鑑賞オススメ作品をご紹介します。

体育館に展示中の文化庁メディア芸術祭作品、折笠良さんの『水準原点』は夕方から夜にかけてがオススメ。真後ろが海、というオーシャンビューの体育館で上映される映像作品です。

折笠 良『水準原点』
第21回アート部門優秀賞

戦後を代表する詩人であり、シベリア抑留の経験をもつ石原吉郎(1915–77)の詩「水準原点」を約1年にわたって粘土に刻印し、ストップモーション・アニメーションの技法で制作した映像作品。次々と沸き起こる白い粘土の波は徐々に大きくうねりだし、やがて「詩」が1文字ずつ現れる。文字は波紋をつくって現れては波に飲み込まれていくため、鑑賞者は1文字1文字を噛みしめるように鑑賞しなければならない。さざ波のシンプルな反復が内包するドラマチックさを、クレイアニメーションの表現が引き出している。作家は、オスカー・ワイルド『幸福の王子』、萩原朔太郎『地面の底の病気の顔』などの文学作品をモチーフに、書くこと/描くことを運動=アニメーションとして提示する映像を制作してきた。斬新な水の表現と言葉の発生を捉える視点が高い評価を受けた。

また、グラウンドに展示されている淀川テクニック、Yottaによる展示作品もライトアップされます!

淀川テクニック『やんばるオオゴミウオ』
淀川テクニックが自主企画として様々な場所に赴き、その土地のゴミを使い、その場所で一期一会な作品を作る「ゴミハンタープロジェクト」。できあがった作品と風景込みで写真に収めることで完成とし、その場で捕獲したゴミの生き物としてSNSなどを通じて発表している。今回は参加者を募りやんばるで見つけた漂流物を使って、たくさんのゴミの生き物を作る。旧塩屋小学校では、淀川テクニックが仕留めた大物「やんばるオオゴミウオ」が展示される。

Yotta『穀タナツ@沖縄 ~はちゃぐみ~ 編』
〈穀タナツ〉は、第二次大戦中に人々の空腹を満たすために日本中が食糧難の中、吉村利子さんによって再発見された、いわゆる「ポン菓子」、沖縄では「はちゃぐみ」というお菓子の移動販売車の作品です。私たちの幼い頃、度々住宅街に一台の軽自動車が停まっていました。そこのおじさんにお米を持って行くと、大砲のような機械にそのお米を入れ火にかけてしばらく経つと、巨大な「爆発」と共に大きく膨れ上がったお米が飛び出しました。戦時下における鉄鋼業の中心地、北九州で生まれた《ポン菓子機》は、軍事兵器と異父兄弟でした。 そこには、食=生/大砲=死という「対極」の構造が内在しているかのようでした。 沖縄ではアメリカ統治時代、大干ばつとイモチ病の流行により、水田(ターブックヮ)はほとんどなくなり、サトウキビとパイン栽培が盛んになりました。この塩屋湾を見渡せる「六田原展望台」のように地名にその痕跡を残すのみで原風景はすっかり変わってしまいました。この作品で、最近は見ることもすっかりなくなってしまった「はちゃぐみ」を作り、お米と大地(グラウンド)を繋げ直す事を試みます。

メイン会場・大宜味村立旧塩屋小学校は、土日祝のみ19:00まで開館(平日は17:00まで)となりますので、夜間作品の鑑賞は土日祝日にお出かけください。

【会場】大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味村字塩屋538)
【開館】平日11:00~17:00 土日祝日 11:00~19:00
    ※毎週火曜日、2019年1月2日は閉館

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