フォルトゥナ

[think] 運命とは何か


こんにちは!
しがない女子大生、やみこです。


昨日、フォルトゥナの瞳という映画の上映試写会にお邪魔してきました。

今回は、劇場でもっと楽しめる映画の見所を踏まえた上で運命が見えないことについて考えていきます。


〜目次〜
1. 映画のあらすじ
2. 見所
3. こんな人にオススメ
4. 運命が見えないこと

・運命が見えることは幸せか
・「運命」とは何か
・「運命」二つの解釈
・「運命」という言葉ははなんのために存在するか



1. 映画のあらすじ

主人公の神木隆之介さんは、幼少期の事故をきっかけに、命がつきそうな人の体が透けて見えるようになります。昨年何かと話題になった百田尚樹氏が原作の作品です。


以下公式サイトより抜粋

INTRODUCTION

原作は『永遠の0』、『海賊とよばれた男』の百田尚樹による小説『フォルトゥナの瞳』(新潮文庫刊)。主人公の青年【木山慎一郎】を演じるのは、弱冠25歳にして20年以上のキャリアを持つ当代随一の実力派俳優・神木隆之介。ヒロインの【桐生葵】を演じるのは、話題作への出演が続き国民的人気女優となった有村架純。そして志尊淳、DAIGO、松井愛莉、北村有起哉、斉藤由貴、時任三郎ら個性豊かな豪華俳優陣が脇を固め、『アオハライド』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など青春映画の名匠・三木孝浩が映像化を手掛ける。主題歌・挿入歌には世界でも活躍する大人気ロックバンドONE OK ROCKの「In the Stars(feat. Kiiara)」が決定。
運命が見える男と“死の運命”に導かれる女性が織りなす、心震えるラブストーリーが誕生する。
STORY

幼少期に飛行機事故で家族を失った【木山慎一郎】(神木隆之介)は、友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。しかしある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力」―フォルトゥナの瞳―を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。自分の力に苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで【桐生葵】(有村架純)に出会う。明るく、自分に夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。互いに惹かれ合った2人は幸せな日々を過ごしていくが、それもつかの間、突然街ゆく人々が次々と透け始めてしまう。そして、ついには葵までもが― 
「人は朝起きてから夜寝るまで9000回何かを選択している―」(劇中より)
愛する人の“死の運命”が見えた時、慎一郎は何を選択するのか。心震えるラストが待ち受ける―


2. 見所


見所はやはり最後の「心震えるラスト」です。
それを予想しきれるか、作者との勝負が見所です。
百田尚樹氏が伏線を回収するまでに物語の結末を完璧に読めたら勝ちかなと思います。
私はこのチャレンジを、完全には成功できませんでした、、
一緒に観た友人はしっかり予測できてたそうです笑




3. こんな人にオススメ


アクションもSFもお好きな方にお勧めです。
劇中、ショッキングな映像があったりして、思わず目を背けてしまうことが何度かありました。
そういった場面で、心拍音が鳴り響き、自分も狭心症で倒れるかと思いました、、笑


また、生死に関わるテーマですので、作品の中で何度も人が命を落とします。
名探偵コナンなどをドキドキせずに見ることができる方 はなんともないかもしれません。




4. 運命が見えないこと


人の運命がわからない中で、もがく人がいる一方で、もし、運命がわかったら、果たしてそれは幸せなのでしょうか。

この問題を考えるにあたって、重要なのは その能力を持っている人ができること だと思います。

例えば、もし彼らが何かすれば代償なく命を救えるなら、スーパーマンとして羨望の的になるかもしれません。
けれど、多くの場合、そこに何かしらの償いがあって、「運命は変えちゃいけない」「未来を変えちゃいけない」、そんな暗黙の共有事項があります。


「運命が変わった一言」

「きっと そういう運命だったんだよ、」


この二つの言葉に聞き覚えがある方は少なくないと思います。
しかし、この二つは、「運命」という言葉に別の解釈をしています。
どういうことだかお分かりでしょうか?


運命の解釈は、少なくとも二つあります。
典型的なのがこの二つで、一つ目は 「環境や社会的な階級」 二つ目は「人間の決定権の範疇を超えて方向付けする力が働くこと」です。
(今辞書で調べたら、同じ2つの解釈が載っていて、驚きと喜びで興奮しています)


今回は後者の解釈の話でした。

しかし、人間は1日9000回もの選択を繰り返して生きています(作品より)。
それを考えると、自分の運命(前者の解釈)にどれくらい裁量権あるのか、と考えたときに一概に運命(後者の解釈)とも言い切れないのだと思うのです。


「運命」という言葉はなんのためにあるのでしょうか?


私はこの二つの解釈をポジティブな運命とネガティヴな運命に分けたいと思います。後者の「運命」は、人間が、自分を納得させるために、また他人をフォローするために生んだ、そんな言葉な気がします。
それと比べると、前者の「運命」は 現状把握や将来のこと、といったポジティブな側面が、相対的に多く伺えます。


勿論、人生を歩んでいく中で、どうにもならないこともあるかもしれませんが、運命という言葉の解釈に耳を傾け、自分を甘やかさないことが、前者の運命を変えてくれることもあるのかもしれないと感じました。





最後までご覧いただきありがとうございました。


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