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【小学生でもわかる】凝固点降下って何?ただ下がるだけじゃない!仕組みまでやさしく解説♡


こんにちは!

しがない美大生やみこです!

今回は凝固点降下について小学生にむけてお話ししていきたいと思います。


イラストをもちいて簡単にお話ししていきますので最後まで見ていただけると嬉しいです。


1. 凝固点とは


凝固点=液体が個体になる温度です。

例えば水なら0度が凝固点です(実際には様々な条件があります)。

凝固点は液体によって異なります。

例えば

濃度10%の砂糖水は約ー0.5℃で凍ります。

一方で濃度10%の食塩水では約ー5℃で凍ります。

この凝固する温度は「水に混ぜる溶質」によって変わります。

溶質(塩や砂糖)の「モル質量」というものが大きいほど凝固点は低くなります。

水・10%濃度の食塩水・10%濃度の砂糖水だと

水が最も凍りやすく、砂糖水が最も凍りにくくなっています。



2. 凝固点降下とは


凝固点降下=ひとつの液体に物質を加えることで凝固点を下げることです。

先ほどの説明で考えると、

水に砂糖を加えることで凝固の温度を約5℃下げています。


3. 身近な凝固点降下


凝固点降下が起こす面白い現象をお話ししましょう。

ペットボトルのジュースを凍らせたことはありますか。

このペットボトルの中で凝固点降下を楽しく見ることができます。



ペットボトルのオレンジジュースを凍らせると初めに溶けるのは甘いところです。

なので最初のほうに飲めるのは、少し味が濃い甘いジュースですよね。

しかしさいごに残る柱のような氷は、ほとんど味がしません。

薄くて飲む気も失せたりしますよね。

もう気づきましたか?

さきほどお話ししたように水より砂糖水のほうが凍りにくく溶けやすくなっています。

オレンジジュースでも、砂糖が多く含まれている部分は凝固点降下の影響で凍りにくく溶けやすくなっているんですね。



まとめ


いかがだったでしょうか。

溶質やモル質量などの聞きなれない単語があったかもしれません。

これについてはこれからそれぞれ記事を書いて説明していきたいと思います。

少しでも何かしらの参考になれば幸いです。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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