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境界性パーソナリティ障害(BPD)の課題、ボーダーの治し方は?

こんにちは、病みサーの皆さん。

今日は、境界性パーソナリティ障害(BPD)の課題と治療法を解説。中でも心理療法、薬物療法に焦点をあて、筆者の体験談を交えて紹介します。


境界性パーソナリティ障害の症状

境界性パーソナリティ障害は深刻な心的健康問題で、感情、自己像、人間関係に影響を与えるのが特徴です。

境界性パーソナリティー障害の典型的な症状としては、以下のようなものがあります。

  • 極端な感情の起伏

  • 見捨てられる恐怖

  • 衝動的な行動や自傷行為(試し行為)

  • 恐れや拒絶の感情

試し行為は、人々が自分を愛しているかどうかを「試す」ための行動や言葉を指します。

例えば、愛情を確かめるためにわざと関係を断つような行動をとることがこれに当たります。

✅編集者の経験です。とくに親や恋人、親しい友人などに試し行為を行う傾向があり、それを無視されたり蔑ろにされていると感じると、さらに見捨てられ不安も発動。衝動的な行動に走ってしまった過去があります。

その時の感情は、"裏切られた"という気持ちに支配されている状態です。衝動的な行為、パニック状態、攻撃的な発言など、過度な試し行為を繰り返し、人間関係が悪くなり、負のスパイラルに陥りました。

心理療法

境界性パーソナリティ障害の治療にはいくつかの心理療法が用いられます。

認知行動療法(CBT)

病態認識や認知の歪みを修正し、新しい技能の習得を促進します。

弁証法的行動療法(DBT)

感情調節、忍耐力、関係技能などの技能を教え、自傷行為や自殺の危険を減少させることを目指します。

薬物療法

境界性パーソナリティ障害専用の治療薬は認可されていませんが、一部の症状や二次障害の管理に役立つ薬物が存在します。

これには抗うつ薬、抗精神病薬、気分安定薬などが挙げられます。副作用があるため、医師の監督下で使用してください。

境界性パーソナリティ障害で一般的に使用される薬剤

境界性パーソナリティー障害の治療にはいくつかの薬物療法が用いられます。

抗うつ薬

うつ症状や不安症状緩和するために処方されることが多いです。例:セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)など。

抗精神病薬

幻覚や妄想などの症状が出現する場合や、感情の不安定さを軽減するために使用されます。例:リスペリドン、オランザピンなど。

気分安定薬

感情の起伏安定させるために使用されます。例:リチウム、バルプロ酸など。

抗不安薬

過度な緊張や不安緩和するために短期間使用されることがあります。ただし、依存性があるため長期使用は避けるべきです。

✅編集者の経験です。感情の起伏が激しく、イライラや感情のコントロールが出来ず、衝動的な行動に走ったり、暴れてしまうこともあるこのパーソナリティー障害には、バルプロ酸ナトリウム(デパケン)がかなり有効でした。この薬は双極性障害の躁を抑える薬としても有名です。また、見捨てられ不安などには抗不安薬であるベンゾジアゼピン系のエチゾラム(デパス)やロラゼパム(ワイパックス)などが多少ですが効果が認められました。依存性があるので、頓服としての服用をお勧めしますが、お医者さんの監修のもとしっかりと相談して決めてくださいね。


境界性パーソナリティー障害の薬物療法は一部の症状や合併症の緩和を目的として行われます。また、心理療法と組み合わせることで、より効果を期待できると言われています。

薬物療法だけに頼るのではなく、全体的な治療計画の一部として位置づけ、適切に管理することが必要です。

薬物療法の注意点
薬物療法は、医師との密接な連携のもと行われるべきであり、自己判断での服用や中断は避けましょう。
他の薬を服用している場合や、アルコールを摂取している場合は、医師に伝えることが重要です。
薬物療法は即効性があるわけではなく、定期的な通院と持続的な服用が必要になることがあります。

まとめ

境界性パーソナリティー障害は、感情の不安定さや試し行為、見捨てられる恐怖といった症状を持つ複雑な障害です。

心理療法薬物療法などの適切な治療を受けることで、症状の管理や日常生活の質の向上が期待できます。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。治療法や薬物に関する決定は、医療専門家と相談し、個々のニーズに基づいて行うようお願いします。

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