やみ やみ子
母が統合失調症だった為、フツーの家庭とは違う育ち方をした、やみ子の成長記。やみ子目線の日常と心の闇にフォーカスしたイラスト付き。 家族が病の方、そうで無い方も気軽にお楽しみください。
子供の人気定番マンガ「アンパンマン」は、子供はもちろん大人も知っている超有名なキャラクターの一つ。 だが、あろうことかウチの家族は、人気アニメ「アンパンマン」の存在を誰一人知らなかった。 もちろん私もその中の一員なのであった。 そんな私が小学校低学年の頃、クラスの中で数人のグループごとに分かれて、「アンパンマン」の劇をする事になった。 私のグループも、メンバーの中で、それぞれアンパンマン役、食パンマン役、みんな自分の好きなキャラクターを選び、配役が決まっていく。
私が保育園に入ると、母は毎日送り迎えをしてくれた。 私は保育園が嫌いだった。 友達が出来なかった。 楽しそうに喋る同じ組の女の子達を見ると羨ましかった。 お迎えの時間になると、お母さん達が保育園の入り口に集まってきた。 お母さん達は井戸端会議というものをしている。 でも、私の母は… 他のお母さんと喋らない。 なんで？ うちのお母さんが友達が居ないから私も居ないんだ… お母さんがネクラだから私もネクラなんだ…。 家までの帰り道も無言。 何考えてるんだろう？ 変な
私の母は、高校生の時に精神病を発症したそうだ。 教室で発狂した、と聞いている。 病気とは５０年の付き合いになる。 長い間、神経症と言う病名だったが、約１０年前に統合失調症という病名になった。 障害者二級から一度三級になったのだが、最近また二級に戻ってしまった。 私は母が３０歳の時に産んだ娘。 私が産まれる前に両親は離婚した為、実家へ戻った母とその祖父母の元で育てられた。 まだ１〜２歳頃、祖母がよく遊んでくれた。 その頃の記憶で印象に残っているのは...
人生には人それぞれルーツがある。 やみやみ子のルーツはちょっとフツーじゃ無いかもしれない。と、早いうちにぼんやりと気づいていた。 それが、ここ７年位でハッキリと分かった。 フツーじゃ無いやん！ それを隠して生きていた頃より それを隠さず出した方が もしかしたら楽になりそうかも。 闇の中にひかりが差す余地はあるのだろうか？ やみ子が明らかにした闇を、どうぞ。 #あいさつ
