人々が何に価値を感じているのかを意識しよう。
どうも、やまかずです。
デザインを良くしていく上で、伝えたいものと全然関係のないものは排除していかないといけません。それをする上で、重要な意識について解説したいと思います。
関係のないデザインはやめよう。
伝えたいことと全然関係のない装飾的なデザインを施すという、王道のカウンターのような文化もあるんですが、今回は王道について話します。
(そういうのは、こういう本によく載ってます。美しいので、おすすめです。)
僕は、基本的に関係のないデザインはないほうがいいと思います。例えば、最近Twitterでバズってたこのゲームを例に話したいと思います。
このゲームのコンセプトは推測ですが、「子供の頃やってた指遊びのゲーム」だと思います。そうなると、「面白いからこのアイデアも入れちゃおうぜ!」と言って、サイバーパンク風な表現でこのゲームを作ってしまってるとここまでバズらなかったと思います。子供っぽい雰囲気を演出するためには、鉛筆で書かれたような表現が適していそうです。
このように、関係のないデザインを入れることで一貫すべきコンセプトが崩壊する可能性があります。なので、常に関係のあるデザインをしなければなりません。
考え方は、「人々が何に価値を感じているか。」
関係のないデザインをやめるために、「関係のないデザインをやめよう。」という意識の他、「人々が本当に価値を感じていることはなんなのかに焦点を当てること。」が重要だと思います。
例えば、佐藤可士和さんのデザインのやり方は、(僕が詳しく知ってるのはユニクロのみですが..)企業をブランディングする際、ある表現を上乗せするんじゃなくて、その会社にあるアイデンティティを強化するというものです。つまり、人々がものすごく価値を感じていることにフォーカスし、その価値をより伝えるために全ての視覚要素を操作しているんです。
また、さっきのゲームの例でいうと、「子供の頃やってた指遊びのゲーム」という価値を他の人に伝えるために、「鉛筆で書かれたような表現」というのを選んでいるんです。ある価値を最大化させるのが目的であり、そこに関係ない価値を足していくことはしないんです。
以上です。「人々が何に価値を感じているか。」を意識することで、よりデザインがよくなるかと思います。 読んでくれてありがとうございました!
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