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最初に飛び込むペンギンになるべき

おはようございます。やまかず です。

今回は、「最初に飛び込むペンギンになるべき」ということについて話したいと思います。


ベンチャー企業には、変なアイデアが求められる。

ベンチャー企業の強さは、いかにクレイジーな案を提案できたかにかかっています。

「長持ちするモバイルバッテリーを開発することは、誰から見ても優れたアイデアである。従って優れたスタートアップのアイデアではない」
 大企業は、「既存のユーザーの既存の課題」に対してソリューションを提供するので、必然的に「長持ちするモバイルバッテリー」をまず考える。こうした既存商品の改善は持続的イノベーションを得意とする大企業に任せておけばいい。スタートアップは「電池不要のスマホ」といった、既存のフォームファクターを前提から覆すアイデアを持つべきだ。
 アンセクシーなアイデアを検証し、具現化するのはイバラの道になる。課題仮説の検証からスタートする必要があり、前例のない解決策を考える必要がある。しかし、スタートアップというビークルに乗り込んで挑む価値は、道の課題を乗り越えることにあるはずだ。

(書籍:「起業の科学」 29p)

アイデアが変だと思われないと絶対に成功しません。なぜなら、みんなが認めるアイデアというのはみんな思いつく且つ、実行しやすいからです。なので、あとはいかに時間・お金をかけたか、デザインがいいかって勝負になってしまい、アイデアでは勝てません。なので、一見した時、「なにこれ!?」「違和感あるなぁ」って言われるけど、よく考えると、「なるほど!」って言われるようなアイデアがいいんです。


変なアイデアの作り方

そこで変なアイデアを作らないといけないわけですが、どうすればいいのかというと、先入観を裏切ればいいんです。これはUSBメモリのアイデアを考えた濱口秀司さんや、うちの学科の先生の菅俊一先生が言ってます。濱口さんはまず思いついたアイデアと逆のことをまず考えるって言ってました。

例えば、僕が大学1年生の時に「石を拾ってきて、自分の好きなものと構成して描写しなさい。」という課題がありました。そこで僕は過去の作品が全て横からアングルで書かれてることに気づきました。なので真上から書いてやろうというアイデアを立てて作品を作ると、みんなから驚かれ、参考作品1位を取れました。

ただ、このアイデアでうまくいくか途中までドキドキしていたと思います。だって成功例がないのでこれでいけるかどうかがはっきりわからないんです。でも自分には面白いという自信があったので耐えれました。

このように、ある答えに合わせて作っていくのではなくて、先入観を裏切られたような問いを立てる作品が「新しいな!」「なんだろう..?」って思って気になるし、面白いんですよね。

多摩美の統合デザイン学科のオープンキャンパスが最近あったので、そこでそんな感じの作品をパシャパシャ撮影してました。

(新しさポイント  1: 存在しない部分を想像させる構造, 2: 空中に全て浮いている動的な構造, 3: 空中に浮いている構造)


最初に飛び込むペンギンになるべき。 (まとめ)

ファーストペンギンという言葉があります。

ファーストペンギンとは、群れで行動するペンギンのうち、魚を捕るために一番最初に海に飛び込む勇気あるペンギンのこと。そこから転じて、ベンチャー精神あふれる起業家や、必要以上にリスクを恐れずに新しい挑戦をする姿勢のことを表す。
海には天敵の存在や荒波に流されてしまうといった危険があるが、食糧でもある魚が生息する場所でもあり、より多くの魚を獲るチャンスがある。そうした恐怖と迷いのジレンマに打ち勝ったペンギンが、最初に先陣を切って海に飛び込んでいく。
(シマウマ用語集 「ファーストペンギン」 https://makitani.net/shimauma/first-penguin

最初に問いを立てて、そのアイデアでいくっていうのはすごくリスクがあります。成功した例がないので確実に成功するかわかりません。なのでほとんどの人はそこに飛び込まず、既存の価値観を真似して生きていきます。

ただ、ファーストペンギンになることができれば、誰も成功していなかった場所で最初に成功できるので、ありえないほどの利益を得られるチャンスがあります。歴史に残っている人はみんなファーストペンギンです。明石家さんまさんや、ダウンタウンさんは、お笑い業界のファーストペンギンだし、hikakinさんや、はじめしゃちょーさんは、youtube界のファーストペンギン。北川一成さんや、高田唯さん、服部一成さんはデザイン界のファーストペンギンです。サービスでは、Airbnb、Tiktokがファーストペンギン。そして、ファーストペンギンが稼いだ後に価値があるとわかった大勢の人たちがそれを真似します。ゴールドラッシュに似ていますね。誰かが見つけたら我も得れるとみんな飛び込んでくる。ただ、みんな飛び込んでくると、誰でもできることなので価値がどんどん減っていきます。(コモディティ化かな)


いやーなんとしてでも、ファーストペンギンになりたいですね。最近忙しく、この意識を忘れてました。

お疲れ様です。読んでくれてありがとうございました〜!



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