サムネ7

破壊的イノベーションは外部から。

こんにちは、デザイナーのやまかず です。

今回は、文化の破壊的イノベーションはよく外部から行われているような気がしたので、少し考察を深めてみました。


外部から破壊したと思われる人々

横尾忠則

日本国内を始め、世界各国のクリエイティブ層に刺激を与え続けているデザイナー、芸術家の横尾忠則さん。彼が好んでいたデザインは同時期のデザイナーと違ったのか、全く違うデザインを彼は生み出し続けました。

日本独自の製版や中国の装飾品、ヴィクトリア朝などをモチーフに用いていた過去の日本のパッケージデザインに影響を受けた彼の作品群は同時期のデザイナーのそれとは一線を画していた。
(引用:横尾忠則が手がけたアートワーク


Dinara Kasko

大学の建築科→建築デザイナー→カメラマン→パティシエ という経歴を持ち、3Dプリンターによってケーキを作っています。3Dプリンターとスイーツを組み合わせたみたことのない造形を作り出しています。


Daigo

メンタリストとして仕事をされているDaigoさんですが、心理学 x YouTuberという掛け算によって、「最新の心理学をわかりやすく伝える。」というコンセプトを作り、大成功された方です。普通に心理学を学んで就職していく流れからは生まれない仕事のスタイルです。


彼らはマルチポテンシャライト。

TEDでエミリー・ワプニックさんが、あれもこれもやりたくて天職が見つからない人は、様々な分野を融合したアイデアを考えたりすることができる「マルチポテンシャライト」という存在だということを語られています。つまり、先ほどまで紹介した三人はそうなのです。

マルチポテンシャライトは概念と概念の重なりに存在する新しいコンセプトを簡単に作り出すことができます。ある一つの分野(グラフィックデザインだけだったり、プロダクトだけであったり..)上でのイノベーションはもうほとんどやられているので、その重なりにいるだけでイノベーションが起こせるというものです。


3つの肩書きを持とう

これを考えていると、堀江さんの多動力に「3つの肩書きを持とう」という話があったのを思い出しました。1つの職業で100人に1人の存在になることを3つ行えば、1/100 x 1/100 x 1/100 で、1万人に1人の存在になれ、そうなることで、AIに置き換えられない複雑なことができるようになれるし、個人のレアリティが上がるという話です。

ただ、これを大学の先生と話しているときに、この円は近すぎるとダメだと言われました。例えば、「デザイン」x「プログラミング」x「プロダクト」とかだと結構いるからあんまり差にはならない。だから全く誰もやってないような「心理学」「ケーキ」のような遠さが必要らしいです。なるほど..。

例えば、これは中心が近すぎるから、よくある組み合わせ。だからダメで。

このくらい中心が遠い方がいい。とのこと。


まとめ

以上です。このように外部から入ってきた人によってイノベーションが起こされることがあります。それは分野同士の掛け算によって行われるということがわかり、その分野同士は離れている方がいいということが分かりました。

昨日このようなことをTwitterで書いたんですが、何も考えず生きていると先輩を見て、OOしないといけない!っていう考えにとらわれると思います。それを実行しないと生きている気がしない感覚があります。ほとんどの人がそう考えるので、みんな同じ道を辿ります。ただ、一度立ち止まって、他の業界に移動することを考えてみてもいいかもしれません。そうすれば、自ずとイノベーションが起こせるかも..。

おわりです。読んでいただいてありがとうございました!

やまかず のtwitter
ポートフォリオ(yamakaz.work)   

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