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事業が僕の一部に、僕が事業の一部になった。

昨年から、ミニブランドブックOUR STORYを製作する新規事業に携わっています。

いつからか、この事業に向き合うことが1つの日常・当たり前になっていて、そこにモチベーションがあるかとか、夢中であるかとか、評価されてるかとか、そういうことは関係なくなってきました。

ただただ、会社として恥じない事業の姿を見据え、良いものを作ること、ちゃんと売ることを考え、その先にある依頼主の中長期的な成功・変革の一部になりたいと願う毎日。


いまはそんな当たり前を日々繰り返しているわけですが、ふと客観的に考えたことがあります。

社内的・世間的に目立ちもせず、会社全体の売上のたった2%しか売上をあげられていない。まだまだ主張の声を堂々とあげられるほどの成果・実績もない。そんな影薄期のこの事業に、自分は何故ここまで賭けられるのか。



他の誰でもなく、これは僕の仕事だ

まだ何も遂げていないくせになんだか偉そうに聞こえるかもしれませんが、僕はいつも心の中ではこう思っています。この事業を軌道に乗せ、自分と会社、依頼主、製作に関わってくださる人、ひいては社会をいまよりもハッピーな場所へ連れていくのは自分だ、と。

そして、僕が誰よりも長い時間この事業のことを考えていると思っているし、僕が誰よりもこの事業の価値を信じていると思っています。

これは、客観的に見たら、危ない思い込みのようにも見えるかもしれません。もしそうだとしても、いまの僕が日々この仕事に向き合い続けられているのは、他でもないこの根拠のない思い込みのおかげです。


もうこれは1つの病気の末期だなとも思うんですが、「もう疲れたなあ」と背伸びをしながら目を一瞬閉じるたび、見えちゃうんです。

このミニブランドブックを作った人・受け取った人の笑顔やそこから連なっていく想い、そこから生まれる何かが人の心を動かし、一人の採用が決まったり一つの購買が生まれたり… なんて光景が。

まぶたの裏に描いてあるのかと思うくらい、いつでも、鮮明に、何度でも、目を閉じるとそのイメージを再生することができる。


これから先、1年、2年、どれくらいかかるかわかりませんが、この事業を育て、それによって会社の成長の一部となって、大きくなった株式会社オンリーストーリーとしてまた大きな製作案件や異なる種類のブランディング案件をいただける事業にしていきたいと思っています。


事業が僕の一部に、僕が事業の一部に

正直、いま振り返ると、はじめからこんな意義を見いだせていたわけではなかったなあと思います。


僕が株式会社オンリーストーリーに携わり始めたのが、ちょうど1年前。昨年の2月です。

その当時、他の人がこのミニブランドブックの発想を出し、印刷会社とのパイプを作ってくれた後、実際に作って、売っていくところから僕がメインで引き継ぐことになりました。

仕事としてはやったことがなかったことなので不安だったけれど、それまでに自分がやってみたかった2つのこと−−

①人の言葉を引き出し、形にし、世に広めていく
②冊子製作・記事制作


−−ができるということがシンプルにワクワクして、挑戦してみました。

はじめは「やりたいことができてる感」がすごくあって、その時その時、その人その人に取り憑くくらいの気持ちでインタビューや記事作成に没入していました。難しいこと、未経験なこと、キツいことが多かったですが、作っている最中の自分が好きで、依頼主に喜んでもらえる瞬間が嬉しかった。


その後、幾つかの案件を受けていくようになり、会社の中での生活にも慣れ、いろんな部署や仕事があることを知りました。そして、この会社にはメインでマネタイズしている基幹事業が他にあり、会社とメンバーの意識やリソース、評価の多くはそこに注がれていることにも気づきました。

会社という生き物を考えれば至極当たり前のことですが、その頃の僕にとっては発見であり、気づきでした。そこからは、少しの間、この事業へ向き合うモチベーションや意義、(対内・対外 双方への)理由を探すような日々もありました。

とはいえ、そんなものは自分で探したところで見つかるようなものでもないと思うので、本を読んだり人に相談したりしながらも、ブレながら、フラフラしながらも、できるだけ仕事や事業、その先のお客様と向き合うことに集中し続けました。


そうしたら、だんだんとモチベーションや意義とかってものがなくても向き合い続けることが日常になっていきました。特に、途中でドラマチックな出来事やきっかけがあったわけでもなく、じわじわとこの事業が僕の一部になっていき、僕がこの事業の一部になっていった、みたいな感じになっていったという感じです。


関わってくれた人の選択と時間を肯定する

ここで、一度冒頭の問いに立ち返らせてください。

社内的・世間的に目立ちもせず、会社全体の売上のたった2%しか売上をあげられていない。まだまだ主張の声を堂々とあげられるほどの成果・実績もない。そんな影薄期のこの事業に、自分は何故ここまで賭けられるのか。


改めて、自分で立てたこの問いに答えるとしたら、うちのCEOとCOOがいつも口にしている言葉を少しパクらせてもらって、こう答えるのが最も近い答えだと思います。

『関わってくれる人の時間と選択を肯定したい』


ここまで1年間、本当に多くの方々のおかげでこの事業は一歩一歩進んでこれました。

依頼主がいてくれたことはもちろんのこと、まだ雀の涙ほどの売上しかあげられていないこのサブ事業の存在を容認し続けてくれた社内メンバーと役員陣、これまでにこの仕事に関わってくれた過去インターン生、いま一緒に仕事に取り組んでくれているライターやカメラマン、現インターン生… etc

思い浮かべ始めればキリがないですが、本当にいろんな人が関わってくださりお力をお借りすることでここまでこれました。そう思うと、僕が日々この事業に向き合い続けられていること自体、本当に奇跡みたいなものだと思えてきます。


今後は、まずはより多くの必要とする方にこの事業の存在を知っていただくことに力を注いでいきたいと思います。そして、その中で出会う方々にしっかりとご提案を差し上げていき、1つ1つのミニブランドブックが依頼主、手にした人、弊社、僕を含めた関わるメンバーにとっての幸せの一部となれるよう、まだまだ×100 力を尽くしていきたいと思います。


終わりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

弊社では、上記で触れた事業の他にもとってもユニークな事業があり、そこにはすごく多様な仲間たちが集まってきています。

ぜひ、弊社事業や人材募集ページもご覧ください♪


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株式会社オンリーストーリー
編集長 / PR
山崎

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