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組織にいながら、夢を叶える。

3ヶ月前に27歳になってから、「自分は27年も生きてきたのか」ってふと不思議に感じる時があります。

過去のその瞬間は毎日いろんなことを感じて、そこにはいろんな出来事と感情が色濃く存在していたのに、いざ過ぎ去ってしまうとこんなにあっという間に感じるというのが、不思議です。親や先輩をみていてまだ自分にとっては関係がないと思っていたようなものの中には、いくつか自分ごとに感じられるものも増えてきました。

例えば「30歳」という年齢も26歳の時は特に意識してなかったけれど、27歳になったら急に自分ごとに感じたり。

そう思うと、これまではだいぶ展開…展開…で場面ごとの選択をしてきたところがあった一方で、そろそろ忘れかけてた憧れとか夢みたいなものとリアルをすり合わせながら一歩一歩進めていくようにしたいなと思っています。


20代は、バラエティ

僕にとっての憧れは、「海外」。高校生の時に海外を飛び回るジャーナリストをみた頃からずっと海外に憧れています。実際に短期留学にも行ってみて、日本じゃ感じられないものがたくさんあって面白いのと、メタ的に日本をみることもできてすごいいい経験でした。

いつまた海外に行こうかなとふわっと考えているうちに時間は流れ、20代もあと3年。30歳という区切りが見え、20代の終わりを意識するようになってから、どうやってまた海外に行こうかと考えています。

海外に行くなら別に20代じゃなくても…ということもありますが、今のうちに海外に生きたい理由が2つあります。

1つは、いろんな方が触れている「キャリアのVSOP」にのっとって、20代の経験値を多彩にしていきたいという点。

〈V…20代はバラエティ〉
20代で大事なことは、とにかく多彩な経験を積むこと。自分に何が向いているか、やってみないとわからない。(中略)20代にあれこれやってみるのは、決してリスクなんかじゃない。…続

この概念に触れてから自分自身のこれまでの20代の過ごし方を肯定しやすくなったり、より20代の時間が貴重に思えるようになりました。

ここでいう「多彩さ」は「幅」と言い換えると、こんな面白い本もあります。

〈要約〉
タイガーウッズとロジャーフェデラーという2人のトップアスリート。タイガーウッズは生まれてすぐにおもちゃのパターを握りはじめ、そこからゴルフ一筋。一方、ロジャーフェデラーは幅広くいろんなスポーツを経験していて、テニスに惹かれ始めたのは13歳の頃。

早めに専門性を磨いた方がいいという意見もあるが、色々と経験をして専門性を徐々に決めていった方が自分に合ったものを見極めることができる利点もある。

こうした考え方に触れる中で20代のうちに海外へ…という気持ちが高まってきた一方で、もう1つ、20代で海外に拠点を移して過ごしたい理由があります。

それは、自分自身の「ハード面」をアップデートしたいという点。「ハード」というのは、色々と最近相談をさせていただく中で人をゲーム機のように例えている方がいて、とても面白いなと感じたところから書いています。

ゲームはドラクエやFFなどのゲームソフト(ソフト)があり、それを差し込むことでゲームができるゲーム機(ハード)があるという感じ。これを人に置き換えてイメージすると、ゲームソフトは学びやテクニックなど。ゲーム機は在り方や考え方、経験など。

この話を聞いて、もちろんテクニックや知識が大切な上で、その人自身の豊かな経験や感性もまた同じくらい大事だと改めて考え直すきっかけになりました。

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日本にいてもハード面のアップデートができないわけじゃないけど、海外に行くことで今の自分の延長線上にないような経験、刺激から一気にアップデートを進められるのが楽しそうだなあと思っています。


そもそもこのハード面のアップデートが必要だと感じた場面もまたあって、それは本業でのマネジメント業務がきっかけでした。

最近でこそ少しずつマネジメントというものがわかってきたような気がするんですが、それまでは失敗し続けていたのでしばらく苦手意識がありました。長いトンネルを抜けられたのは、ちゃんと人と向き合うようになってからだったと思います。

それまではプレイヤーとしての仕事に比重が寄ってしまったり無意識のうちに利己的な部分があったりして、目の前の人と向き合うということをしていなかったというか…逃げていたような気がします。正直、面倒だなあ、とかそんなことより自分のことの方が…なんて考えてました。

人に興味を持って、その人を応援しながら活躍をサポートしようと思うようになり、それが成果に繋がる経験をしてからは、ちょっとずつやりがいや楽しみを見出せるようになってきました。

そういう中で感じたのは、自分が経験した深さと幅以上のことは本気で語れないし、本気で共感できないし、本当の意味でその人と向き合えないということ。加えて、人と向き合う上では自分自身の軸があることでお互いの相乗効果を生み出せるということ。

じゃあそういうものが今の自分にあるかというと、僕が共感できる幅、信じられる幅、受容できる幅もまだまだだし、自分自身をリードするような価値観もない。もっともっと自分自身を豊かにしていくような働き方、生き方をしたい。

海外で暮らすことでそうした部分を実現、アップデートできるんじゃないかなと思うようになってから、一層海外への憧れが強くなりました。

と、色々考えを整理しているんですが、要は…シンプルに海外に行きたい。そこに理由はなくて、正直もう好みや憧れだけかもしれません。でも、行きたい。


一人一人のオンリーストーリーを実現する

そんなこんなで気持ちが固まり始めてきた頃、誰に一番最初に気持ちを伝えようかと思って顔が浮かんだのが、本業のオンリーストーリーの社長と取締役でした。

その時は、正直まだ退職してワーホリでいくとか転職するとかっていう選択肢も頭の中にはあって。でも、この人たちとはそれをひっくるめて正直に気持ちを打ち明けて、隠し事や後ろめたさ無しで付き合いたいと思ったので、2人に時間をもらいました。

実際に2人と話し始めてみると、不思議と、なんとなく心があったまる感じがして、こういう感覚・関係性はそう簡単に育めるものじゃないよなと感じました。その上で、じゃあこれからどうしようかと思い、2人に相談をしました。

「海外で働きたい。オンリーストーリーを通して、その夢を叶えたい」

今までの僕だったら「今いる居場所を変えて、より実現しやすい場所へ…」という選択をとっていたと思います。でも、2人と話しているうちに、本業で働いているオンリーストーリーという会社の正社員でありながら働く拠点だけ海外へ移すという選択もできるような気がしてきました。

いざ2人に打ち明けてみると、会社にとっては全く前例のないことなのにも関わらず、「めちゃいい!」と言ってくれました。そして、「じゃあ、あとはどうやってそれをどうやって実現するかだな。会社としては…」と話はすぐ展開し、実際に来年からその形態で働くことを目指して進めていけそうです。

この姿を見て、この人たちは本当に自分たちが掲げる言葉を信じ、描く世界を本気で実現しようとしているんだなと改めて感じました。

一人一人のオンリーストーリーを実現する

この合言葉は、僕がこの会社に惹かれた部分であり、ここにいる理由でもあります。

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※首から下げているのは、除菌アイテム

話がひと段落してから、社長が息をふぅーっと吐いて一言。

よかったーーーーーーーーー

「実を言うと、めちゃ不安だったんだよね。最悪のシナリオを考えたら居ても立ってもいられなくて、手書きで4枚も手紙書いちゃったし。本当に、1人1人が大事なんだなって自分でも改めて思った」

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その言葉を聞いて、こんな環境で働けていることが改めてありがたいなと思いました。

この手紙は、僕がどうしても前に進めなくなった時やもう一度将来を考え直すような機会がきた時に読もうと思います!


最後に

改めてこうして書いてみたものの、これから新たな修行が始まるような気もして、なかなかに不安です(笑)飛び抜けた才能も強烈な原体験もないので、これから先、こうした気持ちも揺らぐ気しかしないです(笑)

僕自身の生産性や提供できる価値をもっと引き上げないといけないし、弊社代表の投稿にもあるような変化もあって、これからまた挑戦の日々が始まる感じがしています。

そんな中ですが、この憧れの気持ちを捨てずに、これから一歩一歩自分の願いを叶えるために進んでいきたいと思います。


もし僕と似たようなことを考えておられる方がいれば、ぜひガイアックスの管さんの記事を見てみてください!

いつかお会いしてお話を伺ってみたいんですが、勝手に管さんを調べるほど「ロールモデルいた!!」感がすごいです!


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