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年収40万・リヤカー移動生活を卒業し、ベンチャー編集長になります。

この度、2018年12月から株式会社オンリーストーリーに入社することになりました。

総合職正社員として新卒で入社した会社を出たのが2016年。

それからは自分で生業を作ることにチャレンジしてみたり業務委託契約で働いたり、リヤカーを引いて生活する日々も経験しました。

しばらく正規雇用というものとはご縁がないかなあと思っていたところから、この度株式会社オンリーストーリーに入社する運びとなりました。なぜ、このような決断に至ったのか。なぜ、株式会社オンリーストーリーだったのか。この機会に、正直に書き残しておこうと思います。

入社の決め手・理由になったのは、以下の主に3つです。

■ 自己実現の為に必要なものを身に付けられる環境がある■ 対等な信頼関係の上で柔軟な働き方ができる■ 尊敬している人が決断を肯定してくれた


自己実現は、想いだけではなし得ない

冒頭でも触れた通り、僕はこの会社に出会う直前にリヤカーを引いて歩く生活をしていました。自分に驚きと喜び、そして救いをもたらしてくれた『囲炉裏(いろり)』を広めるために。


その準備を始めた昨年の2月からリヤカー生活を中断した今年の2月まで、自分で稼いだお金は 40万円程度 だったと思います。月収ではなく、年収です(笑)その他は、関わってくださる方々からいただく応援金や支援物資で賄っていました。

はじめは「こんな風に生きていくこともできるんだ」と驚いたし、出会う方々との日々が本当にありがたく、新鮮でした。しかし、次第に違和感を覚えるようになり、その違和感はそれからずっと消えることはありませんでした。そのせいで、出会う方々ともなぜか胸を張って接することができずにいました。

その後、オンリーストーリーに携わるようになり、改めていろいろと思い出す感覚がありました。

まず、自分が誰か、何かに貢献し、その分の対価(お金・お礼・仕事)をいただくということを久しぶりに体感し、純粋に嬉しかった。そして、改めて組織に属して自分のやりたかったことをしてみたら、一人でやるよりもずっと大きなスケールで事を実現していくことができ、たくさんの喜びや達成感を味わうことができた。

そうした中では、これまで当たり前にあった様々なものごとに自分なりの定義を自問することが習慣になり始め、目や心に入ってくるものの解像度・浸透率が上がり、日々が一層価値あるものに感じられるようになった気がしています。


今思えば、一人でリヤカーを引いて歩いていた頃に覚えた違和感の正体も、ルールのある社会の中に生きながらも、日々の生活や健康を顧みず、独りよがりに見えない何かに立ち向かう自分への不安や不信感だったのかなあと思います。

もしもちゃんと価値を交換できる仕組みを作れていたら、もしも想いを同じくした仲間を作れていたら、と未だにふと思い返すこともあります。

まさに、このリヤカー生活は僕にとって大きな挫折であり、失敗でした。(もちろん、超前向きな意味で)

自己実現は想いだけではなし得ないと骨身にしみて感じたわけですが、囲炉裏・移動生活に関わることを諦めたわけではないし、これからもふと何か思いついたことに意味もなく挑戦したくなる瞬間が来てしまうと思っています。

そんな僕にとって、一人一人の自己実現を本気で応援する株式会社オンリーストーリーとの出会いは奇跡に近いものでした。

 『株式会社オンリーストーリーは、一人一人のONLYSTORYを実現できる会社になる』

僕が好きなオンリーストーリーの理念の1つです。このフィールドの中で、いつかまた必要になる“自己実現のために欠かせないあらゆるもの”を学び、身につけていきたいと思っています。


対等な信頼関係の上で、柔軟な働き方を

株式会社オンリーストーリーは、つながりの創出によって中小企業の経営課題の解決に貢献するために活動するベンチャー企業です。主な事業としては、これまでに1300を超える中小企業経営層への取材を行い、広報支援活動の根幹を担ってきたインタビューサイト『ONLYSTORY』が1つ。そして、中小企業の営業活動を支えるBtoB専門の決裁者アポイント獲得代行サービス『チラCEO』が1つ。他にも、様々な新規事業を抱えています。

その中で、僕はこれまでWEBコンテンツの企画・編集・執筆業務やライターマネジメント、関わる業務全体のオペレーションの改善等に携わってきました。肩書きは、編集長。

B to Bという業界、ベンチャーでの勤務、デスクワーク、すべて全くの未経験だった当初は、毎日戸惑いしかなくて、肩書きにも押しつぶされそうな気持ちでした。外部の仕事相手に白い目で見られることもあれば、成果物にご満足いただけずに何度もご指摘やご意見をいただくこともありました。

悔しくて、怖くて、トイレで泣いたこともあったし、どうしても仕事や周りのメンバーに対して素直になれない時期もありました。

その中で、少しずつこのフィールドでプロとして仕事をする意識が芽生え、喜んでくださる方々の顔を見るたびにこの仕事の面白さを知りました。

今は、ある程度の裁量権をいただいて、経営者に対して経営課題をヒアリングし、その解決に貢献できるインタビューコンテンツの企画や編集、冊子製作を行ってますが、これが僕にとっては本当にやりがいしかない仕事なんです。

『シンプルに価値が伝わる“人に優しい”新技術を
〜今、IT業界第一線で求められる情熱とベンチャー精神〜』
  
『イノベーションは快適なマネジメント環境から生まれる
〜第四次産業革命がもたらす、労働現場の光と影〜』

個人的には、大学進学時に一度足を踏み入れようとして諦めたジャーナリズムの世界の端っこに、今また数年越しで携わることができていることも本当に嬉しくて。


ただただ必死にやってきて、気づけば今年の2月頃と比べて、人数、売り上げ、関わる会社の規模は大きくなり、社内的にも制度や体制がより整ってきました。2月頃はまだ余裕を持って使えていたオフィスもその数か月後くらいからパンパンになってしまい、「過去最高売上(月)」という言葉もなんだか聞き慣れてきてしまったほどです。

このスピード感や変化量の大きさというのは、ベンチャーならではの貴重な体験だなと思っています。

こうした経験は、右も左もわからなかった当時の僕に居場所をくれたCEO 平野・COO 川角、そして受け入れてくれたメンバーの存在が無ければ得ることはできませんでした。

この役員の2人と日頃一緒に働くメンバーから声をかけていただいたことで、この会社への入社を考え始めます。


とはいえ、僕自身としては週5でどこかに勤務するというイメージがつかなかったこと、まだ他にも挑戦してみたいこと・触れてみたいこと等があったので、なかなか決断できずにいました。

そんな中、平野は正規雇用のままで週の勤務日数を減らすことや副業の許可等を申し出てくれて、何十枚ものスライドを使って『オンリーストーリーは、どれだけ僕を必要としてくれているか。これから、僕とオンリーストーリーとの間にはどんな可能性があるのか。』についてプレゼンテーションをしてくれました。

その想いと言葉を受け取って、自分自身のキャリア設計も考えた上で、同じ世代の素敵な皆とまだ未開拓な広いフィールドを走り回れるイメージを思い描けたこともまた入社の決め手でした。

 『成果からの要求』

経営者を前にし、常に本質を問われ続けるこの仕事環境も好きなんですが、オンリーストーリー社内共通のこのスタンスもまた、僕は好きです。


決断を肯定してくれた人がいた

最後に、超個人的な話になりますが、僕にはこれまでの短い人生で出会った方の中に心惹かれる方々が多くいました。中でも、学生インターン時代の会社の社長で社会人になってからも仕事をくださった方と新卒で入社した会社の部署の上司のお2人は、本当に心惹かれる存在で。

僕自身の中で入社をほぼほぼ決めた後、その前職の上司の方に連絡を取り、ご飯に付き合っていただきました。一度は自分で決めたつもりでも、最後の最後、誰かに背中を押して欲しかった。誰かにその決断を肯定して欲しかった…。

これまで経験したことや自分の考えていることを正直に話すと、「いいじゃない!素敵!こんなチャンス、誰もが得られるものじゃないかもよ。」と言ってくれました。

それから様々な話をし、残業帰りのサラリーマンが吸い込まれていく帰りの電車に飛び乗った頃には入社の意思が固まっていました。


今後、オンリーストーリーでは、これまで携わってきた編集というものを少しずつアップデートしていって、自社やお仕事相手の皆様のブランディングというところに対して更なる価値を提供できるように頑張ります!まだまだひよっこで、未熟者過ぎるので、メンバーやお客様、関わる全ての皆さんから日々学んでまいります。

社外でも、挑戦してみたかった仕事に飛び込んでみたり囲炉裏の企みの方も徐々に再開の計画を練ってみたりしていきたいです。


最後に

これからも生活におけるテーマは『しなやかさ』。仕事におけるテーマは『驚き・喜び・救い』。

僕にはいわゆる燃えるような情熱はないし、驚くような成長意欲・バイタリティもありません。特技もなければ、スキルも、経験もまだありません。

それでも、これからも大切にしていこうと自分自身に誓った(上記のような)テーマはあります。そうしたものと向き合いながら、自分の小ささ・弱さを受け止め、マイペースにテーマをアップデートし続けることでその中に芯となるものを日々築いていきたいです。

そして、場所を変えても、組織を変えても、その時目の前にいる誰かと価値を生み出せる人間を目指したい。いつか、また心動かされるもの・人・出来事と出会った時に後悔しないために。


あとがき

最後の最後に、この場を借りてお礼の気持ちを書き留めて締めたいと思います。こうしてもう一度社会復帰でき、日々健やかに生きていられるのは、オンリーストーリーの皆さんやお仕事でお世話になっている方々、前職や旅の途中で関わってくださった方々、相談に乗ってくれたり一緒に遊んでくれたりする友達 etc... 皆さんのおかげでしかないです。本当に。

どうしても一人になりたい時に帰ると、いつでもそっと受け入れてくれて、美味しいご飯を食べさせてくれる家族の存在もありがたいです。

ありがとうございます。

みなさま、今後ともよろしくお願いします!


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