母が愚痴る。兄への愚痴。

朝、リビングに入ると、母が話しかけてきた。
「ちょっと聞いてよー！わたし5時に起きたんやけどさっ！！」

あ、これはおかあさん、気持ちをわかってほしい時の感じだ。
私は母親大好きなので、気持ちに寄り添いたい。

母「今朝5時に起きたら、お兄ちゃんもう着替えて準備してたのよ」

私「うん」

母「“朝ごはんは？”って聞いたらいらないって言うの！おにぎりとかあたし、1分もかからないのに、それでもいらないって言うの！」

私「え、そうなん、待ってあげればいいのにねー！」

母「昨日お兄ちゃんが5時に起きるって言ってたから、私も5時に起きたのに、もう出る準備してたの！」

私「私もそれ、横で聞いてたよ！確かに5時って言ってた！」

母「でしょ！」

私「5時に行くんなら、行く時間をちゃんと言えばいいのにねー！」

こんな感じ。めちゃくちゃ寄り添ったんだけど・・・。

＊＊＊＊＊＊＊

父も部屋に来た。

母「とっちゃん、お兄ちゃんがね、」

ええ～、私に愚痴ったのに、父にも同じこと言うのかよ～。
完全に周りの人すべてにわかってもらいたいモードだよ～。

母「わたし5時に起きたんやけどさっ！！」

父「うん」

母「今朝5時に起きたら、お兄ちゃんもう着替えて準備してたのよ」

父「うん」

母「“朝ごはんは？”って聞いたらいらないって言うの！おにぎりとかわたし1分もかからないのに、それでもいらないって言うの！」

父「うん」

母「昨日お兄ちゃんが5時に起きるって言ってたから、私も5時に起きたのに、もう出る準備してたの！」

父「うん」

母「私は何も食べさせずに仕事に行かせるのが嫌なのよ！なのに勝手に仕事行っちゃって！（＞＜）」

父「えっへっへ（独特の変な笑い）」

終了。
母は満足したみたい。

え！？それだけ！？
相槌って、いろいろ考えなくていいの！？
工夫を凝らしてリアクションしなくていいの！？

「お父さん、相槌上手だね」
「パパはおか（母）の味方だから。ね？」

父が母に話しかけたけど、母はもうテレビに夢中だった。

おいー。