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行列は見ない


メルカリで売れたものをコンビニに持ち込んだり、選挙に行ったりなどしていたら、いつの間にか14時になっていた。

今日は久しく行っていなかった海に近い図書館に行きたいと思っていたので、いそいそと支度をする。

よし、行こう。
その前に。

1段だけ編もう、と編みかけのポーチをぐりぐりと編んだ。
面白くて楽しいけど、わりと1段編んだだけで満たされてしまう。
「あ~ひと仕事してやったぜ」の達成感と、集中力が途切れた後の少し呆けた感じ。

まだ慣れていないモチーフ編みだからというのもある。
細編みだけのあみぐるみなら、もう少し長く楽しめる。
世の中のほんとの編み物好きはすごいと思う。その集中力と忍耐。編むこと自体へのトキメキ。

私は編むことは好きだしときめくけど、持続力はあまりない。
ふっと「そういえばあれ予約しといたほうがいいな」とか思い出してしまうと、気もそぞろになってしまう。
趣味中はシングルタスクでいたいんだけどね。

そして図書館に行って、編み物本を7冊くらい腕にかかえて、席について、眺めて、今日は昼寝をしていなかったから少しこっくりとうたた寝をして、また眺めてうっとりする。

図書館をあとにする。
これで、また編み欲が充電された。

まだまだポーチのモチーフ編みは終わっていないのに、「次はあれを作りたい」「あの毛糸を使いたい」の候補が行列を作っていて、全然捌けない。

行列は見ないで、目の前の毛糸とかぎ針だけに向き合うんだ。


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