奴らとの試合

人に管理されるのはあまり好きではないが、仕事としてパン生地に管理される日常は、堕落した自分のような人間にはちょうどいい。細かな管理はこちら側なのだか大局は完全に奴らの物だ。生き物相手の毎日が試合。気温が上がり始めるとかなりベビーなゲームになるから、事前に戦略を立てコンディションを整える。といっても毎日が睡眠不足。奴らに情は無い。あるのはゴールを決めた時、小麦色の肌で「いいじゃない」と笑ってくれるだけ。

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