メディア論77 人間がメディアであるわけ。

メディアは3層構造でできている。

ハードウェア

コンテンツ

プラットフォーム

メディアの革命は、

新しいハードウェアの発明から始まる。

紙の束。通信機。蓄音機。ブラウン管。コンピュータ。携帯電話。

そして、次にコンテンツを流す

プラットフォームの発明と進化がある。

コンテンツは、大概の場合「すでにあるめでぃあ」がそのままコンテンツになる。

おしゃべりが演劇になり、演劇がラジオ放送になり、映画になり、テレビになり、全てがiPhoneで見られるようになるように。

ただ、人は時間を増やすことができない。

だから、iPhoneで全てを済まそうとすると小さな画面の上で優先順位をつけてしまう。

今、一番力のあるメディアは、

ハードとコンテンツとプラットフォームが一緒のメディアだ。

それは「直接会うこと」。

この場合のメディアとは、すなわち「人間」そのものである。

なぜなら、あらゆるメディアは人間の拡張として生まれた。

だから、どこかだけが優れていて、残りは全部欠けている。

iPhoneは、擬人的に人間の全てを拡張した。

ただ、あまりに小さく、短い。

だから、思考が伴わない。

ぐるっと一回りすると、「会うこと」が最大のメディア行為になる。

今、割とそんな時代だ。


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