メディアの話、その72。ただ消費するだけ、って最高のメディア活動だ。

メディアって、アウトプットのことだと思われている。

情報発信のことだと思われている。

でも、そのアウトプットを受けてとめて面白がったり、怒ったり、笑ったり、泣いたりするインプットしてくれる、何人かの人がいないと、それは「メディア」の活動じゃない。単なる独り言になっちゃう。

誰かのアウトプットを受け止める、もっとたくさんのインプットする人たち。そんな人たちの「変化」がメディアの起こす「変化」である。

つまり、誰もが、何かをインプットするだけで、世界に「変化」をもたらすわけだ。メディアの話で抜け落ちちゃう、インプットする楽しさの話。

講義でたくさんの人たちに話をすると、その人たちがどう反応してくれるか。

それがなかったら、講義はただの独り言だ。

受け止めた人たちの「変化」が主役。

メディアは受け止める側が実は主役なんだよね。

これは、生産と消費の話とおんなじであります。

続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?