柳葉あきら

漫画家・漫画アナリスト。 漫画描いたり 専門学校で教えたり大学で教えたり。いろいろ考え…

柳葉あきら

漫画家・漫画アナリスト。 漫画描いたり 専門学校で教えたり大学で教えたり。いろいろ考えたり話したりします。

マガジン

  • ぶらぶら日録 専門学校編

    講義の前に予告漫画を描き続けています。 専門学校に勤めて10年。ずーーーっと。 予告だけでなく漫画の考え方、その折々の気になったことも描いてます。 下書きなし・ボールペン一発描き、1時間以内 というのを自分の課してます。 ああ、しんどい。

  • 最強(たぶん)漫画で漫画術

    漫画の、特にコマ割関係に特化した技法について漫画を使って説明してます。 実践的ですよ(たぶん)。

  • バットマン戦記

    急に思いついてバットマン漫画を描いてしかもそれをDCコミックに売り込んでみようというリアルタイム記録。思いつくたび後進します。

  • 漫画教育を考えよう

    漫画家をやりながら、漫画の専門学校の講師をしています。 大学の准教授をしたり 海外の漫画学校に教えに行ったりしてます。 その中で教育というのを、真面目に考えよう、もっといい教育はできないかと考えるようになりました。 その様々なことを。少々堅苦しいです。

  • 似顔絵イラストレーション

    子どもの頃にですね、 イラストレータ和田誠さんの似顔絵集『PEOPLE』1、2をみてですね、似顔絵すげえって。 自分でも描いてみようってコツコツ描ききました。マンガよりも長くやってます。 ここにアップするのはここ5年くらいに描いたものかな。 お仕事あったらやりますよ~。

最近の記事

ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第十一回

ちょっとこの頃の絵のひどさに我ながらビックリ。相当慌てて描いてる模様。まぁいいか。

    • 漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー9「何が言いたいのかわからない」

      いや、オレはお前が何を言いたいのか、わからない 本当に良く聞かれる言葉 「何が言いたいか、わからない」 についてである。 初めてこれを聞いたときは 「そんなにボクの表現の仕方が悪いのか」 と自責の念に駆られたけど、今は 「ボクはアンタが何を言ってるかわからないよ」 と、他責の心持ちで聞いている。 なんでこんな偉そうに聞いてるかっていうと、ボクの中で編集者の機能ってのが 「問題を摘出する人」 というふうになってきてるから。問題を上手く摘出して、それに対し漫画が対策を講じ、さら

      • 漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー8「もっと絵を上手くした方が良いよ」

        ふざけんなよ! そんな偉そうな事言うならお前描けよ! 描けるようになったら言えよ! と、言いたくなるけどそれでは橋下徹くらいの知性になってしまう。そして漫画家としての立場を自ら放り出すことになってしまう。 編集者は編集者だから言えることがあるんだ、と思ってこの言葉を拝受し、分析していく方がいいと思う。 じゃあ、上手いってなんだ? まず考えて欲しいのは編集者が言う「絵を上手くする」「上手い絵」ってのはなんだ?って事であろう。 例えば上はフランシス・ベーコンというイギリ

        • バットマン戦記10

          AIを駆使(酷使)しながら、DCコミックへのアプローチを模索しております。 難儀だ。

        ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第十一回

        • 漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー9「何が言いたいのかわからない」

        • 漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー8「もっと絵を上手くした方が良いよ」

        • バットマン戦記10

        マガジン

        • ぶらぶら日録 専門学校編
          17本
        • 最強(たぶん)漫画で漫画術
          54本
        • バットマン戦記
          10本
        • 漫画教育を考えよう
          38本
        • 似顔絵イラストレーション
          67本
        • なんでもアナリシス ネタバレあり
          11本

        記事

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第九回

          そうか、一年生がこの時、8回9回を午前午後ぶっとしでやったんで実際は10回目になってます。このままずれたまま行っちゃいますけど、ご容赦。

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第九回

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第八回

          「毎回これを作って大変ですね」「いい先生」と言われる事もありますが、そういう立派なものでもないです。「前回何やったっけ?」と思い出すために描いてるくらいです。

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第八回

          バットマン戦記9

          あっという間に行き詰まりました~。

          バットマン戦記9

          バットマン戦記8

          実は「戦記」はここからが本番。

          バットマン戦記8

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第七回

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第七回

          漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー7「まぁいいか」

          まぁいいか 編集者からリテイクを出される。直してみせる。編集者がボソッと言う。 「まぁいいか……」 おい……。本当にいいのか? そうなのか? これは漫画家が相当傷つく言葉だ。特に自分の作品を見せているときの漫画家はものすごく敏感だから、なおのことである。編集者が実際どういう意図で言ってるかどうかに関わらず、 「これ以上こいつに言っても何も出来ないだろう。  あとは本人が責任とれば良いんだから、無駄に時間使うのはやめよう」 と言う風にしか、聞こえないのだ。 いきなり打ち棄てら

          漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー7「まぁいいか」

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第六回

          授業予告漫画を自分で読み返すと「おー、良いことやってるじゃん、オレ」という気分になります。

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第六回

          バットマン戦記 7

          実はここまではたいしたことがないのです。 普段やってることだから。未知の壁にぶつかるのはこっからです。

          バットマン戦記 7

          漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー6  「担当から連絡がないんですよ」

          担当編集者ってのは同じ漫画を作るチーム……なんだが 漫画専門学校の講師をやっていると学生越しに編集者の態度がしばしば伝わってくる。ボクも自分の仕事をするときは担当の編集者と折衝をするので、自分と重ねながら聞いている。あるとき学生の一人に持ち込みの状況を訊いたら 「担当から連絡がないんですよ」 と情けなさそうな顔をして言っていた。二ヶ月ないという。 「そりゃあもう、よそへ行った方がいいよ」 とアドバイスしたが、実際はなかなか思い切れないだろう。 「その雑誌で面白い漫画を描いて

          漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー6  「担当から連絡がないんですよ」

          漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー5「それじゃあ売れっこないよ」

          子どもの頃の興味は 週刊少年マガジンで仕事してたとき とにかく始めた連載が終わっちゃって編集会議。当時のマガジンは(多分今も)担当編集チーム制だった。 「さぁ次はどうしようか、柳葉さん、子どもの時どういう事に興味があった?野球とかさなんかないの?」 少し考え込んだ。スポーツなんか全然興味なかった。漫画と絵画と……あ、一つ興味あることがあったな。 「歌舞伎を見に行きましたね」 「歌舞伎?」 「歌舞伎。当時まだ先代鴈治郎が生きてて、北条秀司も生きてて。新作歌舞伎なんかを一人で見

          漫画編集者による意味のよくわからない言葉から漫画の本質に近づいてみようのコーナー5「それじゃあ売れっこないよ」

          バットマン戦記 6

          名前は大事なメッセージだと思ってます。 ドクミツは当然ながら毒が満ちるの漢字を置き換えたものです。 屯を「みつ」って読むのか問題ですが、中学の時の先生に隆屯(たかみつ)という人がいたので使ってみました。屯する(たむろする)=たくさん集まる、という意味から転用されてるのではないかな、と思います。 最後のコマの写真は映画『ザ・フラッシュ』の一場面。

          バットマン戦記 6

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第五回

          課題出さないで進められる授業ができれば良いんですけどねえ。

          ぶらぶら日録 専門学校篇 2023年度1,2年生第五回