Twitterで引用リツイートの詳細を見る機能がテスト実装された。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/2004/23/news122.html

この機能はリツイートの詳細をクリックしたら通常リツイートと引用リツイートの数をそれぞれ教えてくれる機能である。勿論引用リツイートの内容も見ることができる。この事から見るにTwitter公式は引用リツイートを機能の一つとして提供していると見ていいだろう。それでは本題に入る。

引用リツイートするな派とは

この引用リツイートという機能、嫌っている人がとても多く私のfollowerでも嫌っている人が結構多い。その理由は

・引用リツイートする奴は攻撃的な奴が多いから
・引用リツイートをする奴は通知が引用元に送られているという自覚が無いから
・引用リツイートする奴は「自身のタイムラインが誰にもファボやRTをされない尊大な態度の自分の引用リプでビッシリ埋まってるような奴」だから

等々の理由である。彼らの理由に一貫しているのは「引用リツイートでクソリプされたから嫌い」というものだ。しかし本当に引用リツイートが悪いのか？ クソリプしている奴が引用リツイートという武器を使ってるからその武器を憎んでいるだけでは無いのか？と思うのである。

実名アカウントは引用リツイートを多用している

では実名アカウント(ここでは顔出し名前出ししてるアカウントの事を指す)の中では引用リツイートはどう使われているかというと肯定的な意味合いで使われている事が多い。Twitterが公式として実装している機能を使わない手は無いという事だろう。
引用リツイートというのは文字通り引用元の発言を引っ張ってこれるのでそれに対して自らのツイートを付け加える事でTLに文脈と同時に主張も載せる事ができるのでかなり便利なのである。
そして彼らは体感的に、匿名アカウントでクソリプしてきたアカウントを引用リツイートするとまず嫌がると言うのを知っているのでは無いかと見ている。

このツイートの指摘通り上記にあった引用リツイートするな不快にさせるなという意見は「オレ様ルールによるネットマナー」の域を出ないのである。これを言われたらもう太刀打ちできない。「そんな事したらオレに嫌われちゃうぞ！」と言われても「なんでクソリプしてくる奴の機嫌をとらなきゃいけないの？」というので終わってしまうのである。

引用リツイートという誰もが手にできる武器

ここで一番上にあった画像をもう一度引用する。

巧妙にレトリックがされているが、引用リツイートは攻撃行為なのでは無く、クソリプを送る事自体が攻撃行為である。クソリプを送る人間が手にした刺さりやすい武器が「引用リツイート」というものに過ぎない。

私が面白いと思っているのはアレだけマナー講師の意味不明なマナー作法を批判していた人達が今引用リツイートするのは悪であるという意味不明なネットマナーを作り出そうとしている行為そのものである。

私も以前は引用リツイートを蛇笏の如く嫌っていたが、引用リツイートをしなくてもクソリプが来られる時点で既に気分が悪いという当たり前の事に最近になって気付いた。そしてそれは仮に引用リツイートが無くなったからと言って減るものでは決して無いだろう。
誰かが気に食わなくて攻撃したい、あわよくばそれが相手に刺さって欲しいという欲求はこれから先も無くならないだろうから。
最後になるが引用リツイートは攻撃行為と述べたアカウント(@hideyosino)はクソリプをRTで晒してそこから自分のツイートを載せるという引用リツイートとほぼ同じ使い方をしている事を明記して〆にさせてもらう。(了)