やなせ京ノ介

沢山ある好きなことについてのエッセイ /CMソング作家。 CMソングを作るユニット『…

やなせ京ノ介

沢山ある好きなことについてのエッセイ /CMソング作家。 CMソングを作るユニット『キシリ徹』 https://twitter.com/fakecmsongs

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■まえがき このnoteについて■

「ずっしり楽しいエッセイ」を目指して書いています。 トイレや電車の移動時間のお供に最適です。 ●書いている人について 名前:やなせ京ノ介 高円寺在住、28歳、北海道出身 主に好きなもの:映画、音楽、お笑い、ハロプロ、仏教、ラジオ、散歩、展覧会、電光掲示板、CMソング、ボードゲーム その他くくれない好きについて書きます。見て思ったことを言ってくれると嬉しいです。 同じ好きなものがあったら話しかけてくれると楽しいです。よろしくおねがいします ___ ●おすすめ記事(まずはこ

    • 102 田島貴男が好き

      ライブ『Love Jam Vol.4』の感動で「田島貴男が好き」が溢れてしまったので書いた記事(後編)3.田島貴男が好き。「接吻の人」と思ってちゃ勿体無いからマジで聞きなって!!!!!  僕は田島貴男が大好きで、オリジナルラブのアルバムは本当にitunesがすり減るほど聞いた。    「田島貴男」とあえて敬称略なのは、あまりにも自分の中でスター・アイドル・心の師的な存在過ぎて、もはや田島貴男さんとは呼べないからだ。  長嶋茂雄や本田圭佑は国民的スターすぎて、さん付けより

      • 101 Original Loveが超好き

        ライブ『Love Jam Vol.4』の感動で「田島貴男が好き」が溢れてしまったので書いた記事(前編)1.『Love Jam Vol.4』の感想  昨日、Original Love主催のイベント『Love Jam Vol.4』に行ってきた。  今回の共演は、PUNPEEとサニーデイ・サービス。どちらも大好きで、オリジナルラブはもちろん、3組とも絶対に見たい組み合わせだったので、見逃す手はねえ!とすぐにチケットを予約した。  結果として、本当にめちゃくちゃ良かったし、予想を

        • ★特別記事:「100日連続更新」をやってみて

          ▼「100日連続更新」をやってみて 10月1日から、1月8日まで(はてなとノートで)「100日連続でエッセイを更新する」という試みをやってみました。  最終日、下書きをそのまま投稿してしまうというミスもありながら、無事100記事達成することができました。 コメントを頂いたり、スキを頂いたり、読んでるよ〜と言ってくれたり、読んでるよ〜と言わず読んでくれた方々ありがとうございました。  長年ブログを続けている方にとっては、100記事なんてまだまだ、かもしれませんが、  個人的

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        ■まえがき このnoteについて■

          100 アンパンマンが好き

          『アンパンマンが教えてくれたこと』1.  皆ご存知かどうかわからないが、2019年は江戸時代ではないので、侍ではない我々も名字を名乗ることが許されている。  名字が皆にあるということは、他人から見たその名字の響き・字面などに対してのイメージがある。 響き・字面以外にも、同姓の有名人から連想するイメージを当てはめられることもあると思う。  武井ならスポーツできそう、立川なら毒舌そう、坂東なら金にがめつそう…みたいな。 一度「清原」という名字のAV女優を見て、そのネーミングセ

          100 アンパンマンが好き

          099 メタモンが好き

          『弟・ユウジロウについて』1.  僕には10歳下の弟が居る。    弟と僕は何もかもが正反対で、顔もそんなに似ていないので、兄弟だと紹介されないと、誰も血縁があるように見えないと思う。(仲はそれなり)  僕はどちらかというと思弁的で理屈っぽく、超文化系である。  弟は、思弁のかけらもない明瞭な若者で、高校時代もテニスに打ち込むなど体育会系な人間だ。 このように、考え方や生き方から全く違っている。それでも話せばそれなりに盛り上がるから不思議だ。 2.  僕は、めちゃくちゃ感

          099 メタモンが好き

          098 「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き <下>

          (↓前回、前々回からの続きです) 『ネオ・変態論』 -3- 5.  改めて性癖の話に戻る。  まず、日常の会話で、ただ単に順方向のエロに興味がある人・あるいは性欲が強い人に対して「変態だね~」という人がいるが、それは変態ではないと思う。 ただただノーマルに順方向にエロに興味があって、性欲が強かったりするだけだから「普通の人より順方向にエロに興味があるよね~」というのが正解だろう。  あるAV男優さんが、変態性癖のある人に潜入取材した連載コラムがあり、それをたまに読んでい

          098 「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き <下>

          097 「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き <中>

          (↓前回からの続きです) 『ネオ・変態論』-2- 3.  『変態といえば”何色のパンツ履いてるの?”っしょー!!!』という短絡的な発言は、普段から「〇〇といえば△△」というレッテル張りだけで物事を考えていることから生じた結果であろう。  このような発言は”たかが一つの発言”ではなく、最終的に色々なことをレッテル張りでしか考えられない思考の入り口になる。 そのレッテルの外側のことを一切考えようとしない乏しい想像力を、直線の定規のように無理矢理世の中の事象にあてがうことが習

          097 「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き <中>

          096 「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き <上>

          『ネオ・変態論』 -1-1.  大学生の頃、数人で、バイトで遭遇したヤバかった客の話をしていた。 その中で先輩(女性)がコールセンターのバイトをしているときに、「めちゃくちゃハアハア息上がってる変態の男に”何色のパンツ履いてるの…?”って聞かれて気持ち悪かった」と言うエピソードが出た。  僕が「それで、どうしたんですか?」と聞くと、「気持ち悪いから”うわー…”って言ってそのまま切っちゃった。」とのこと。  僕はこのエピソードに大変憤った。 それは、変態(とされている男)の

          096 「安易な"変態"という言葉を凌駕する想像力」が好き <上>

          095 遊戯王カードが好き(だった) <下>

          (↓前回、前々回からの続きです) 『にんていカードの思い出』 -3- 7.  ある朝、学校に行くと教室に人だかりが出来ていた。 どうやら、川口の机の周りに皆が集まっているようだった。  「すげー!!!」  にんていカードをリリースしたあの日と同じような、高橋ゆうやの歓声が聞こえた。 何だろう?と思い、人混みをかき分けると、川口が何かカード状のものをお道具箱に入れている。僕を見つけるなり川口は、得意げに話しかけた。  「おう、やなせ。俺、新しくカードゲーム作ったんだ。お

          095 遊戯王カードが好き(だった) <下>

          094 遊戯王カードが好き(だった) <中>

          (↓前回からの続きです) 『にんていカードの思い出』 4.  翌朝、川口との「持ってきた?」「うん」という短い会話の後、カードの管理係だった僕がクリアファイルからカードを取り出して、川口のお道具箱のフタに入れた。  2時間目の休み時間、川口と僕は軽くアイコンタクト。さあ、ここからがショータイムの始まりだ。 教室の前の方に立ち、「今日から発売のにんていカードだよー」と呼びかけると、みんなは「(?)」という顔を浮かべた後に、ワラワラと川口のお道具箱の周りに集まり始めた。  

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          093 遊戯王カードが好き(だった) <上>

          『にんていカードの思い出』1.  小学生の頃、遊戯王カードが全国的にブームで、北海道の片田舎だったわが町にも、遊戯王カードの大ブームが訪れた。 収集・トレード・バトルはもちろん、僕らの学年では、遊戯王カードのチームを作ってチーム同士で5対5の対抗戦を行うものもいた。  熱心なやつは、めちゃくちゃカードを買い込み、「2軍」や「3軍」のデッキまで作ったりしていた。  今でも疑問なのだが、遊戯王カードの2軍・3軍って、プロ野球の2軍・3軍と違って、カードが自主的に努力して育ったり

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          092 パチモンのネーミングセンスが好き

          『THE・大晦日っぽくない記事』1.  パチモンのネーミングセンスが好きだ。  文房具で、お菓子やジュースのラベルを模した消しゴムがあるが、ああいうやつのパロディネームがめちゃくちゃ好きだ。  パロディ消しゴムの販売大手であろうメーカー、iwakoのページを見るとそのラインナップの幅広さが分かる。 https://shop-iwako.com/shopbrand/10cat7 ・キャベツ太郎→レタス花子 ・赤いきつね→白いうさぎ ・チャルメラ→チャクメロ ・じゃがりこ→

          092 パチモンのネーミングセンスが好き

          091 三百円が好き(だった)

          『居酒屋・三百円の思い出』1.  三百円が好きだった。  三百円というのは、かつて札幌にあった、今は亡き(あるの?)居酒屋チェーンだ。  その名の通り、食べ物が全品300円で提供されており、飲み放題も30分300円で、なんと平日は飲み放題60分300円という激安っぷり。 20歳前後(とあえて幅を持たせて書く)の僕らには大変重宝していた店だ。  ド田舎から、一応の地方都市である札幌に出てきた僕らは、週末平日問わず集まっては飲んでばかりいた。 三百円であれば、2時間飲み放題+

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          090 集団ヒステリーが好き <下>

          (↓前回からの続きです) 『はだかの物理学』4.  大学2年生の頃入っていたサークルで慰安旅行に行った。  泊まった旅館の大浴場は、よくある「朝と夜で男湯と女湯の場所が入れ替わる」制度のやつだった。 前日の夜に飲んで、朝風呂に入ると、昨日の夜の大浴場には無かったプールが併設されており、普通に風呂の延長線上で裸で入ってもいいところだった。  しかも、日程なのか時期なのか立地なのか、その時期は我々以外ほとんど宿泊客も居なかった。 プールの真新しさと開放感に、普通のお風呂はそこ

          090 集団ヒステリーが好き <下>

          089 集団ヒステリーが好き <上>

          『無我夢中への入り口』(前編)1.  集団ヒステリーが好きだ。  何か物騒な書き出しとなってしまったが、この場合の集団ヒステリーは、ヤバイ新興宗教団体で…的な本来のコワイ方の意味ではなく、「複数人が集まって、どうかしてるぐらい何かに無我夢中になってしまうこと」ぐらいにとらえてほしい。 …  以前の職場の僕がいた部署は仲が良く、自分たちの部署の人たち+他チームの仲のいい人たち数人で、定期的に集まっては飲んでいた。  というのも、客層がヤバヤバのヤバ(最近流行ってる感じの言い回

          089 集団ヒステリーが好き <上>