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天官賜福 貮 第十一話感想

十一話です!もう??早い!!と毎回思っているのですが、毎回新鮮にこう思ってしまっています。
十話がしんどすぎたので早く続きを見たい!という気持ちと、見たら終わりに近づいてしまう……という気持ちでもう情緒がめちゃくちゃです。好きな作品に触れているとこの感情はどうしても毎回起きてしまうのですが、いつでも新鮮に苦しい……でも触れていたい……。

天官賜福に出会えてよかった!!

ってまだ十一話なのに、十二話(二期最終回)になったらどうなってしまうの〜〜!というわけで十一話を振り返りたいと思います。
予告を見たときからひっくり返ってしまっていた十一話です。今回も原作を丁寧に描いてくれました……圧倒的感謝……っ


天官賜福 貮 第十一話 「月下の惜別」

総評

「月下の惜別」ですよ。このサブタイトル。わ……わ〜〜か〜〜る〜〜!!!原作履修者ならこのタイトルですべてがわかります。ありがとう……。

今回も原作に丁寧に沿いながらアニメオリジナルが入っていて、それが良いバランスで大満足でございます。
仙楽遺民たちが日常を平和に暮らしている中、処刑された国師が棺の中にいるシーン、痺れましたね……。この平和を守りたかったんだな太子殿下(謝憐)は。と思わせる演出……素晴らしいです。

そして、棺が収められた地下の上には銀蝶が。
作者のmxtx(墨香銅臭)先生は、weiboでのファンからの「花城はあんなに運がいいのにどうして800年間殿下に会えなかったの?」というような問いに、「花城は探していたけれど謝憐の運があまりにも悪く、何度もニアミスしていたけれど会えなかった。半月国や芳心国師の時期もあったがのがしてしまっていた」というようなことを答えていたのでそれを踏まえた演出だったのかな……?と思っています。
もう少しで探し当てられたかもしれないのに〜!っていう。アニメ制作陣がそこまで追っているかは不明なのと、weiboの作者Q&Aまで踏まえなくてもいいのでは??とよぎったりもしますが、この演出が作者の意図も踏まえたものであるということが分かるので嬉しいです。それにしても惜しい〜!

この時点で花城が分かっていたことは、どこまでなんだろう。戚容とは何度かやりあって手の内が分かった、と言っていたのでそれがいつのことになるか……ですよね……。この時点では戚容の仕業ということはまだ掴めず、仙楽皇族の末裔が永安皇族を暗殺した事件という捉え方だったのかな。それで戚容とやりあっているうちに黒幕がわかり、芳心国師が一派だと思っていた、でもその芳心国師が謝憐だと知ってからは真実にたどり着いた。

ということは、神武殿で郎千秋が謝憐に「芳心国師はあなただ」と言ったことを知った花城はそれこそ雷に打たれたような感覚になったのでは……?というか、ほんとに全部見てる。すごい。
その真実にたどり着いて、何としても郎千秋に「殿下が何をしたか、何をしていないか、どうしてそうしたか」を知らしめねばと思ってからの行動……早!!!!!!
さすがですね……いやほんと、さすがだよ花城主……。

この一連の事件の真相を知った郎千秋は復讐心に燃え、これまで手を染めなかった残酷な拷問(まっぷたつ・煮立った湯に沈める)を躊躇なくやってしまい、戚容のあとは殿下とけりをつける、と言い残して戚容を追っていきます。殿下が「戚容の後は私とどう決着をつける」と言っていましたが、私も気になります。どう決着をつけるんだろう……決闘??でもそれは100%殿下が勝つので……。というか、郎千秋と芳心国師……というか殿下との間のことは、時間が解決してくれそうな気がずっとしています。前も書いたかもしれないですね。なんといっても、彼は芳心国師に指導を受けていたので。今しばらくは整理しきれない気持ちを抱えていくと思いますが、いずれは!それに、彼にはアニオリキャラの護衛くんがいるので!!そこは心強いなあと勝手に思っています。

悔やむ殿下に「あなたは悪くない」と何度でも言ってくれる花城は、本当にこのやりきれない事件の救いだと思いました。あのままだったら、仙楽遺民と永安国民の争いはひどくなっていったことでしょう。どれだけの犠牲者が出たかわかりません。それを3人の命(正確には2人ですが)で収めた殿下。あの時間が無い中で一番犠牲者が少ない方法を選んだのは、殿下だからだと思われ……。
花城の前で取り乱していた殿下も、その言葉で冷静になれたんだと思います。ありがとうね、花城……感謝感謝ですよ。

殿下が「私はきみが思っているような人ではない、美化しすぎてはいけない」という言葉、重いですよね……あの回想シーンはまたしんどさを感じました。そこからの「他人が失望しようと、ある者にとってはその人の存在自体が希望」という言葉。
この言葉は天官賜福という作品の根幹をなすもののひとつだと思っているので、これをきっかけに殿下が「きみとは過去に会っている気がする」という思いを持つのがすごく、すごくいいなあ〜と感じました。
「きみが誰だろうと関係ない」も根幹をなすもののひとつかなと思っているし、しかもこの演出、完全にBLじゃないですか〜〜〜!!知己という言葉では誤魔化しきれないですよこのふたりの関係は。深い、海より深い愛を感じます。

そんなところに現れた風師さま!法力が強い女相での登場。か、か、かわいい〜〜好き〜〜〜!!
「あらま、血雨探花」からのピンときて一芝居うつところ、字幕だとスラスラ〜と話している感じですが原作通りちゃんとちょっと動揺しているんですよね。これは吹替で確認したいところです。ほんと風師さまは話が早い。頭の回転が早いんだなあ。
追いかけてきた風信に「ふたりは仲良しなの」というところとか、かわいすぎる〜〜!

風信といえば極端に女性が苦手という特徴があるのですが、この原作でも大好きなシーン、限りなく頑張ってくれた!!と思って嬉しいです。はっきり描かれないけれど、なにがあったか分かる……読んでいるときはもっとギャグ寄り(るーみっくの影響)に思っていたのですが、風信がそれよりはシリアスでした。とはいえ、かなりのおもろシーンとなっていましたが……笑。あの風師ちゃんアタックからの風信の動作にいちいちコミカルな音が入っていてこちらはニッコリです。花城とのバチバチのやりとりからの血雨に降られるところ(風師さまはさり気なく洞窟のところまで下がっている笑)、払子でごしごしされて余計に血が広がるところ……すべてよし!!でしたね〜😊

そういえば、風信と花城がバチバチにやりあっているところに入ってきた殿下の言葉を聞いた花城の勝ち誇ったお顔、良すぎでした。この風情にだけ見せる顔ともいえる表情、好きだなあ。
そして!!傘を自分と殿下にさした後の「どうして傘を?」という殿下の質問に対する答え!「もうすぐ雲行きが変わる」なんですけど、原音の「変・天・了」の言い方よ!!!!!!興奮しました。遊んでるわ完全に……最高!

殿下に「考えすぎ」「思ったとおりにやればいい」という花城、ほんと理想のパートナーすぎる。そして後ろを向いたまま手を振る……その手には赤い糸がしっかり結ばれていて……。

で、ラストカットは月ですよ。まさに月下の惜別。
ほんっっと〜〜にありがとうございました!!!

と、感無量になっていたら、次回(最終回)のタイトルが「百無禁忌」で……。
エッッ
タイトルにつながる言葉じゃないですか……なぜ!??なぜなの〜〜!!と落ち着きません。
サブタイトルがそれなの……えええ??と思っていたらですよ、なんと本国版(といっていいのか)の12話タイトルが「天官賜福」て……。
余計に動揺が広がります。
なぜかというと「天官賜福百無禁忌」は、原作小説では本編ラストの章のタイトルなんです。
もしかしてもしかして……これでアニメが終わってしまうのでは……いやいくらなんでもそれはないだろうという気持ちでいっぱいです。というか、ここで終わったらあの血で染まった仮面の演出は何だったんですか!???(番外編にこの描写がキーとなる物語がある)ここまで原作をじっくり丁寧に描いてくれて、この先もまだまだまだまだあるのに、そりゃあないだろう。とは思っているのですが。
もし、一億万が一終わったとしても、その先は世界各国のファンが支えるので続きを作ってください……となるでしょう。というか、製作委員会システムになったのは世界各国の力が働いているからなんじゃないかなと思っているので、そのへんは……多分きっと……。

製作委員会システムのことを書いたので余談なんですけど、一期の制作会社は絵夢動画とRed Dog Culture Houseで、中国の会社と韓国の会社で作られました。二期はというと、エンディングを見るにアニメ制作はRed Dog Culture Houseのみのような。本国で配信できないために、製作委員会を立ち上げて先に世界配信をすることにしたのかな??などと考えているのですが、どういう仕組でこの放送にたどり着いたのか知りたいです。そうすれば自ずと三期、そしてその先も見えてくるというか。
(ほかに配信が止まっている作品もなんとか……という思いがあります)

ちょっと話がそれましたが、怯えていてももうあと数日後には12話の放送があります。心を落ち着けて、作品世界に浸りたいと思います!

放送時実況

・ん??これは仙楽遺民の人たちかな
・国師、処刑されて……しんど!!!!!!!!
・って銀蝶??来てたのおおおお
・国師が棺に……
・生前とかつらい
・わーーーーーーッか、仮面に血!!!!!!!!これは番外編……!!!
・番外編までやってくれるんかな??ワクワク
・このOPを見るのもあと少し……さみし
・花城、しゅんとしてる
・といぷちな殿下、謝らないでいいよお
・膝を抱える殿下アアアア
・「あなたは悪くない」って何度も言ってくれるの救いだな
・剣をさしたときの国主の表情見せるなんて つら
・ほんとずっと慰めてくれるなあ花城は
・仮面外しただけで仙楽人って分かるのかな????
・というか謝憐って分かるんだ……戚容の像とかでかな
・「戚容の後私とどう決着をつけるのか」って私も気になる
・花城、なにか言いたそうだった??
・小鬼たちがひいこらしてる
・こんなに大人数が囚われていたのに、さっき来た人はすぐ食べられそうになっていて……ってもしかしてこの牢から連れてこられたのか
・戚容には前科がありますからね
・芳心国師が手先だと思ってたということは知らなかったということか
・「あなたではないと信じただけ」ってすごい愛の言葉
・「美化しすぎてはいけない」の言葉の重みよ
・「他人が失望しようと、ある者にとってはその人の存在自体が希望」
・いい言葉です
・「きみとは過去にあっていると」
・アラーーーッこれはLOVEの演出
・「きみが誰だろうと関係ない」
・いい言葉です
・風師さま!!かわいい
・風信も来た!
・「ふたりは仲良しなの」
・あたーーっく
・もっとダッシュですごい後ろまで逃げると思ってたw
・どの?あの!?が良いw
・太子殿下がすごいんです
・結盟の兄弟……
・サムズアップの親指にぐるぐるマーク付いているのかわいい
・大騒ぎをしていたのは風信では
・風師さまするどいw
・もっと血もどしゃーーーーっと降るのかと思ってたw
・ギャグ描写に考えすぎてた。反省します
・払子で拭いたら余計に広がったww
・座ってみてるだけでいい
・「考えすぎ」
・ここすごく好きなので嬉しい〜
・赤い糸、目立ちますね
・あ〜終わっちゃった今回も早……
・タイトルっっっっ百無禁忌!!


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