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今月の野鳥(JB2017年12月号)

「諸国の民は皆、あなたたちを幸せな者と呼ぶ。あなたたちが喜びの国となるからだと/万軍の主は言われる。」(マラキ3:12)

今月の鳥はルリビタキ。夏の間は高山に住み、冬になると里に下りてきて都市の公園にも姿を見せます。青い色の鳥は、既に出てきたオオルリ、コルリなど、日本には何種か存在しますが、ヨーロッパにはいないそうで、メーテルリンクはあの「青い鳥」という童話で青い鳥を理想のものとして象徴化して描いているようです。このルリビタキ、完全な青い姿になるまでに4年かかり、小鳥の一般的寿命が4~5年という相場を考えるとなかなか得ることのできない姿なのかもしれません。
(撮影2016/12/14東京都明治神宮にて)

夏の間は亜高山帯で繁殖し、冬は低地の森林で越冬する鳥ルリビタキ。カテゴリーとしては、漂鳥になりますが、オスの青い姿に魅了され、鳥の世界にはまった人も多いようです。冬鳥のジョウビタキ(最近少しづつ漂鳥になりつつありますが)と地鳴きがほぼ同じなので、生息環境であたりをつけることもありますが、ルリビタキの警戒音(カカッという声)がより頻度高く聞くようです。


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