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今月の野鳥(JB2016年1月号)

「空を飛ぶこうのとりもその季節を知っている。山鳩もつばめも鶴も、渡るときを守る。しかし、わが民は主の定めを知ろうとしない。」(エレミヤ8:7)

「松に鶴」などきわめて日本的な感じがする鳥、鶴ですが、イスラエルにもかなりの数が渡ってくるようです。鶴は、実は樹木に留まることはほとんどなく、田畑、草原が生息環境で、それの開発に伴って生息地域を減らし、今は鹿児島県出水市荒崎に大半が集中しています。写真はマナヅルで、全世界で6000羽の生息数が推定され、何とその約半分がこの地域で越冬します。ナベヅルという種類も世界の8割以上の10000羽がこの狭い地域に集中しており、伝染病の集団罹病等が心配されています。
(撮影2013/1/4鹿児島県出水市にて)

鶴というと、タンチョウが代表格だと思うせいなのか、何となく白い鳥というイメージがある。実際、明け方に鶴の越冬地である出水市の荒崎に着いたときに最初に思ったことは、『なんて黒いんだ。』おまけに、一面にミヤマガラスもいるし、私の頭の中の鶴のイメージは一変してしまった。荒崎にいる大半の鶴はナベヅルだし、それよりマナヅルは少し白い部分が多い。既に10年前の訪問であるが、最近はどうなっているのか再訪したい。



マナヅル


 

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