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偽善でもいいから「感謝」を忘れない

新年、あけましておめでとうございます。やんばるです。新年と言いつつ大晦日にこの記事を書いています。2024年の元旦は甲子の日なので物事をスタートさせるのに良い日ということで、週一ペースでnoteを投稿する習慣を身に着けようという決意で書いています。

私は今年48歳になる年男です。この歳になって1年無事に過ごせたことが有難いと感じられるようになりました。家族そろって大晦日、そして新年を迎えられるのは幸せなことです。感謝です。

不遇の3年間

この3年くらい、仕事で不遇な状況でした。信頼していた部下から裏切られ、数年間積み上げてきたものを奪い取られました。人間不信に陥り、組織の成長など知らぬ、もう淡々と自分のやるべきことだけやると決めました。

部下の裏切りに加え、コロナ禍という未曽有の事態に陥り、会社の業績も急降下、経営陣の一角を担う立場であるため真っ先に収入は減りました。仕事量や責任は増し、単身赴任で育児にも参加できず、愛する家族と一緒にいられない、そんな家族に強いる犠牲も大きくなるなか、見返りは減る一方、モチベーションを保つのにあの頃は苦労しました。そんな時ではありましたが、仕事ではかなりの成果をあげていました。地域の人やお客様から評価されているのは感じたので、それが救いでした。

運が悪すぎて占いにはまる

あまりにも会社で悪いことが起こりすぎるので、藁にもすがる思いでいろんな占いにはまりました。実際に鑑定してもらうことはありませんでしたが、いろんな占いの本を読みました。九星気学とゲッターズ飯田さんの五星三心占いにはまりました。当時、ゲッターズさんの本によると、私の運気が特に悪い時期であったため、そういう時期なんだとより一層のめりこみました。

ゲッターズさんの本は、その年の運勢がおおまかに書いてあり、そのあとにカレンダー形式で毎月、毎日の運勢が書かれています。日々どういう行動をとっていれば運気があがっていくのか、それが365日分書かれており、毎日それを読んでいました。この日はこういうことをした方が良い、こういうことはしない方が良いということが書かれているので、日々それを参考にしながら生活していました。そんな生活を1年くらい続けていたら不思議と悪いことが起こる頻度が減り、良いことも増えてきました。

占いの本には当たり前のことが書いてある

占い本に書いてあることを実践していたら、運が良くなってきた、これは不思議なことではありませんでした。占いの本には、人として当たり前のこと、正しい行いをすることしか書いてありません。人として間違った行いをしなければ悪いことが起こる可能性は極端に減ります。人として正しい行いをしていれば良いことが起こる頻度が増えます。ただそれだけのことでした。私は「感謝」することを忘れおごっていたのだと思います。

役職にあぐらをかき、己の実力を勘違いして勝手に衰退していく人達をたくさん見てきました。自分はそうならないように気をつけていたつもりでした。しかし、立場と力を組織内で手に入れると、気づかぬうちに驕ってしまうのです。きっと裏切った部下も、私のことが許せなかったのでしょう。当時の私は今考えるとかなり恵まれた環境でした。しかし、その環境は自分が作ったものだと錯覚し、「感謝」を忘れ思いあがっていたのです。

具体的な誰かに感謝しなくてもいい

当時は具体的に感謝する相手がいませんでした。「感謝」より「不満」の心が勝っていたんだと思います。しかしながら、そんな誰かがいなくても、今あること、環境、待遇に「感謝」はできたはずです。それを怠ったため、自ら、長きにわたる不遇を呼び寄せました。「感謝」する対象はなんでもいいのです。神様でも自然でも太陽でも。「感謝」していると謙虚になり、謙虚な姿勢は敵をつくりづらく、不幸を近づけにくくします。

「感謝」の心とかいうと、自己啓発的で偽善なイメージを持ちがちですが、それでもいいと思います。偽善でもなんでも、感謝する習慣、マインドを持つことができれば、謙虚さを失わず、しなくてもいい失敗を遠ざけることができます。
ぜひ、偽善でもいいので「感謝」を忘れず、「感謝」の心を持ち続けてみてください。

元旦だからこそ自分への戒めとして。






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