大事なことは言葉にしない人。あの小さな部屋で私の腕の中に潜っていたときは、こどもみたいで儚く感じた。些細なことにも気を遣って考えてくれていることは、少ない言葉の節々から伝わってた。でも小さなボタンのかけ違えで嫌になってふたり隣で生きる道を諦めて2年、私は来月別の人と結婚する。

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