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「好き」の気持ちはいつになっても心の支えです。

最近、実家に住む実母と久しぶりに
ゆっくりと話す機会がありました。
実母は70代。毎年実家には子供を連れて
お盆と正月に帰省していましたが、
コロナ禍になってからほとんど会う機会は
なくなっていました。

今回は私が現在住んでいる東京の自宅に
数日間滞在していましたので、出かけたり
食事をしながらようやくお互いの近況に
ついて多くの話をしました。

母は10年前、夫(私の父)を病気で亡くして
います。両親はとても仲が良かったので、
父の死後母の落ち込みようは相当なもので、
しばらくは精神的に不安定な状況に陥って
いました。
しかし今回久しぶりに会った母から
とても意外なことを告げられました。

「見て!私、今この人に夢中なの!」
スマホに写っていたのは見覚えのない歌手の
動画。母はしばらく会わない間に、ある男性
歌手の熱烈なファンになっていたのです。
そして、母はその歌手のCDを買う費用を
捻出するため、新たに仕事に就いていました。
所有するスマホについても、
以前は「電話ができればいい」と言って
らくらくスマホにしていたのに、
今はYouTubeを見たいからと、画面が大きい
機種に変え、動画をたくさん視聴できるように
利用ギガ数が無制限のプランを利用している、
と言う変わり様でした。

母が推しているその歌手は、私も家族も
初めて聞かされるようなお名前で、
テレビなどの出演も多くはないとのこと。
母はもっぱらYouTubeに投稿された動画を
見るのが日々の楽しみとなっていたのです。

父の死後、ようやく夢中になるものを
見つけた母。私の自宅のテレビでYouTubeも
見れると知ると孫たちに頼んでお気に入りの
その歌手の動画を検索させ
「大きな画面で見れて嬉しい」と
画面の前に張り付いていました。
その様子はすとぷりの動画を夢中に見る
私の娘の姿とまるで同じです。

何かを好きになるという気持ちは
こんなにも人を前向きにし、
行動を起こさせるものなのかと実感しました。

母はその後も、その歌手のこれまでの経歴や、
どんな活動をしているのかなどを
嬉々としながら私たちに語り、
少しでも1人の時間ができるとスマホで
YouTubeを見ていました。

母が帰宅して数日経ち、
私はその歌手の名前もすんなり思い出せない
くらいですが、この歌手の方には孤独だった
母の心を埋めてくれたことを
大いに感謝したいです。

そして、大人になってすとぷりにハマりだした
ものの、控えめに弁えつつ応援していた自分も、
すとぷりにたくさんの楽しい気持ちや
素敵な時間を提供してもらっていることを
胸を張って心から楽しんでいいんだ、
という気持ちにさせられました。
好きなら好き、それでいい。
年齢なんて関係ないな、と。

人生において自分に使える時間は限りがあります。
だからこそ、好きなこと、幸せになることに
繋がる時間の使い方をしていきたいものです。
私にとってはその一つが今、すとぷりのことを
応援して、すとぷりの届けてくれる楽しい
ことを受け取っていくことです。

この秋以降も沢山の企画が用意されている
すとぷり。
まずはNHK「みんなのうた」ですとぷりの曲が
流れることになりました。

10月から流れるそうなので、
楽しみに待ちたいと思います。
これを機にまたすとぷりの存在が多くの方に
認知されるとうれしいですね。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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