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君の傍で歌えれば・・すとぷりの歌のチカラに感じた未来。

2024年2月に入り、すとぷりは1週間の放送
スケジュールをYouTubeのすとぷりちゃんねるに
表示するようになりました。

これまでメンバーの個人放送は主にそれぞれの
メンバー個人のSNSから通知されていましたが、
グループとして集約して告知がされることで
とても分かりやすくなりました。
そしてもちろん、彼らはこうした生放送の他にも
動画投稿の活動も個人、グループでほぼ毎日の
ように行っています。

その中でこのところ際立っているのが「歌」の
活動です。
2月11日からの1週間の彼らの歌に関する活動を
まとめてみます。

【2月11日】
・すとぷりオリジナル曲
「バレンタインday 君を離さないっ!」投稿
【2月12日】
・莉犬くん歌枠※
・さとみくん歌枠
【2月13日】
・るぅとくん歌枠
【2月14日】
・さとみくん歌ってみた「シャンティ」投稿
・莉犬くん歌枠
【2月16日】
・ジェルくん歌枠
・るぅとくん歌ってみた「晩餐歌」ショート動画投稿
【2月17日】
・すとぷり歌ってみた「強風オールバック」投稿
・ころんくん新作歌ってみた「晩餐歌」投稿
・莉犬くん新オリジナル曲「ウツロ」投稿・配信
・ななもりさん・ジェルくん・莉犬くんコラボカラオケ配信
※歌枠・・・生歌披露を主な企画とする生放送
ここまで彼らの歌が毎日のように届けられた
1週間は無かったのではないかというくらいの
充実ぶりです。

新たな一面を見せたオリジナル曲
6人体制でのグループ活動が再開して最初の
すとぷりオリジナル曲は、最近では恒例となった
バレンタインソング。

サムネイル画像に6人の姿が並んでいるだけで
もうワクワクします。
デートの帰り道から始まり、ちょっと寂しい
気持ちになっていたパートナーを「強く抱きしめ
たい」「心配すんなって」「君を離さない」と
いう力強い言葉で支えてくれる内容の曲です。
全体的に曲調もアレンジもさわやかでかわいらしい
雰囲気はあるけれど、言葉遣いに頼りがいがある
のがこれまでのバレンタインソングとは違って
新しいところです。
また、

プレゼント見せてあげよう
思い出より現在(いま)から
晴れたその素敵な顔を離さない

という箇所や

強く 強く 強く 強く 強く
抱きしめてたい
Lonelyな君をもっと強く
この空が晴れ渡るまでさ

という歌詞は再スタートを切ったすとぷりの
こと、これまで不安を抱かせてしまっていた
リスナーに対する思いなども感じさせます。
メンバーたちの歌い方は真っすぐでさわやか。
いろいろな経験をして、さらに強くなって優しく
なって帰ってきた私の大好きな6人のユニゾンが
とても頼もしく心に響きました。カッコいい
振り付けで踊りながら歌う6人を早く見たいです。

一方、莉犬くんが発表した新オリジナル曲
「ウツロ」はヒリヒリするようなロックナンバー。

絶望や孤独感によって襲い掛かる不安や恐怖の中
さまようような2分48秒、莉犬くんの鋭く
えぐるような歌声が頭の中を走り抜けていきます。
莉犬くんの力強くも時折メロディのうねりに
身を任せるような歌い方は、襲い来るものから
守りたいものがあるのに、心が溶かされてしまい
そうな絶望が迫り、行き場を失っている
やるせなさのようなものが上手く表現されています。
可愛くて元気な雰囲気だったり、ダークで
あってもカッコよさが協調されるような歌が
多かった莉犬くんではありますが、この曲は
また新たな表情を見せてもらったような気が
して、何度も細かく繰り返して聴いては丁寧に
味わいました。

渾身の「歌ってみた」
さとみくんの「シャンティ」歌ってみた動画は、
昨年からずっと予告がされていたもので、
リスナー待望の投稿でした。

歌ってみたは生歌と違い、様々なテイクを
撮り重ね組み合わせることでできた音源と
MVとの総合芸術として楽しめるのがその醍醐味
でもあるわけですが、さとみくんのシャンティは
その動画タイトルに「歌って演じてみた」と
あるように、曲の中にさとみくんならではの
解釈によるストーリーが組み立てられたうえでの
表現になっているのが面白いところです。

曲そのものは3分にも満たない、また、単調な
メロディとリズムで構成されていますが、その
特徴を逆手に取るようにさとみくんはフレーズ
ごとに表情やアプローチの仕方を変えて、聴く
者を怪しげで後戻りできない闇の世界へ引きずり
こんでいくのです。私は最初この歌ってみたを
聴いたとき、ホラーやパニック物の映像作品を
見たときのようなドキドキ感に襲われました。

イヤホンで聞くとさとみくんの声が左右から
分かれてきたり、セリフのような声や笑い声が
細かく重ねられていたりするのがわかります。
歌唱力や声の魅力と共に演技力の高さがあって
こそできるもので、事前の予告で上がりに
上がったハードルを軽々と超える完成度でした。

そして、ころんくんの歌ってみた「晩餐歌」は、
最初に聞いた瞬間ガッツポーズをしてしまいました。

曲の内容はそんな力強いものではなく緩やかな
ミディアムバラードですが、あまりにも私の
好きなころんくんの歌声すぎて嬉しくなって
しまったんです。ころんくんの声はもちろん
その透き通るような高音が魅力なのですが、
私は朴訥とした優しい話声も好きなんです。
この曲のAメロは地声に寄せた歌声で、彼特有の
時折混じるハスキーな声色が気持ちのいい
周波数となって心をつかんできます。また私は、
彼の中~高音域でうねるように発せられる
パワーのある歌声が大好物なので、Cメロの
「涙のスパイスは君の胸に 残ってしまうだろう
けど」はもう好きすぎて私も涙が出そうでした。

当然伸びのあるサビの高音は見事としか言いよう
のないもので、この曲では不器用でコントロール
の難しい恋心を表すように丁寧になりすぎず
ちょっと投げ出すような、振り絞るような表情を
付けているのが秀逸でした。

そして、最後もう一つ、アウトロのフェイク部分
のメロディのなぞり方がすごく好きなんです。
言葉で説明するのが難しいのですが、楽譜でいうと
音符から次の音符に移行する間の音がぐわんと
響くときがあって。
アリーナツアーで生の彼のバラード曲の歌声を
聴いたとき印象に残った部分だった特徴で、
それがこの曲で聴けてすごく嬉しかったです。

るぅとくんも同じく「晩餐歌」の歌ってみたを
フルで投稿していますが、16日はそのサビの
部分をアカペラにしてショート動画として投稿
しました。
幾重にも重ねられた和音の響きがとても綺麗で、
ドラマチックなメロディラインがさらに華やかに
聴こえてきます。

伴奏がついたバージョンもショート動画として
投稿されているので聴き直してみると、確かに
ハモリがついているのが聞き取れます。

ただ、アカペラバージョンを聴くまではハモリを
そこまで意識することはなかったかもしれない
とも思います。アカペラバージョンを投稿した
真意を彼自身はまだ語ってはいませんが、
おそらくすごく収録にもこだわりがあって、
気に入ってもいて聴いてほしい箇所だったのだと
思います。
こうした音源を綺麗に切り出して投稿できる
のも、自身でMix作業もこなす音楽クリエイター
のるぅとくんだからこそ、なのだと思います。

すとぷり6人で歌った「強風オールバック」は、
なんの予告も無しに突然投稿されてびっくり
しました。

この曲の面白さは淡々としたリズムとこれと
いった堀り下げの必要もない(笑)歌詞。ソロで
この曲の歌ってみた動画を投稿しているメンバー
もいて、そこではそれぞれに表情を付けて歌い
こんでいるのですが、6人バージョンでは多少の
アレンジはありますが、比較的淡々とした歌い方
になっています。
そこで改めてはっきりしてくるのが6人の声の
魅力。それぞれが淡々と歌っているだけなのに、
順々に出てくるだけでカラフルな贅沢な気持ちに
させられ、さらにサビで6人合わさった時の音圧
におののいてトドメを刺される感覚がすとぷり
ならではだなと。音域を表すグラフがあったら、
上から下までびっしり埋まるようなそんな
ユニゾンなんですよね。高さも上から下まで、
音質も澄んだ音からハスキーなものまで、
直線的な出方をしたり曲線的に出てきたり。
でもそれがちゃんとリズムや音程が揃っているの
で聴いていてバラバラではなくまとまって聴こえ
てくる面白さ。曲自体が淡々としているから
こそ、すとぷりの声の魅力に気づかされる
「歌ってみた」でした。

怒涛の歌枠
元々歌枠をする事が多い莉犬くんですが、
12日はゲリラ配信をしたり、14日はチャンネル
登録者数160万人到達まで耐久配信をしたり
特別感のある企画がありました。そして同じく
るぅとくんも、リクエストを募集して新しい
アレンジのオケを準備して歌ってくれたりと
工夫を凝らして届けてくれました。途中通信
環境のトラブルでスマホからの配信となって
しまいましたが、ギター弾き語りに切り替えて
継続。さとみくんもこれまで年に数回やるか
どうかという歌枠を2月からは毎週行っていて
12日はオリジナル曲ではなく学生時代に聴いて
いた2000年から2010年代に流行った曲を
中心に歌い、大いに盛り上がりました。

そして、ジェルくんはなんと数年ぶりの歌枠。
私も初めて彼の歌枠を見ました。自身の
オリジナル曲やペア曲、そしてすとぷりの曲では
「スキスキ星人」「僕らだけのシャングリラ」と
いうライブ定番曲が並び、コメント欄には
リスナーさんたちの楽しむコメントが並び
ました。

2022年8月の活動休止直前のライブ以降長らく
聴いていなかったジェルくんの生の歌声。
相変わらず豊かで艶っぽい抑揚がありつつも
安定感があって、やっぱりうまいなあと感心して
聴いていました。
さらに、自身が音源収録に参加していない
アルバム「Here We Go!!」から「希望のチュー
しよっ」「霹靂」も披露。「希望のチュー
しよっ」は休止中によく聴いていて大好き
だった、「霹靂」は4人のメンバーが背中を
さすってくれているような気がして聴いていたと
いい、休止中も歌を通じて気持ちを届けたり
受け取ったりしていたメンバーたちの関係性に
感動しました。

そして、心から歌枠を楽しんで「ライブ
やりたいな」と高揚した声で話していた
ジェルくんの言葉に私も本当に嬉しい気持ちに
なりました。

突然のカラオケ配信
17日のななもり。さん、ジェルくん、莉犬くんの
カラオケ配信は本当にびっくりしました。
実際にカラオケ店の一室から配信していて、
曲の合間には別の部屋のカラオケの音も聞こえて
くるような環境。ここで3人はすとぷりの曲や
ソロ曲を歌い、届けてくれました。
生の歌を届ける活動をしばしお休みしていた
ななもり。さんとジェルくん。休止中は
ひょっとしたらもう2人の歌声を聴いたりする
ことは難しくなってしまうのかなと正直覚悟を
している自分もいました。それが今目の前で
生配信されているという事実に信じられない
気持ちになりました。また、楽しそうに3人が
休止前に歌っていた曲、そして、4人で歌って
いた曲も自然に歌っているのを聴いて、
やっぱりリスナーの前に6人で出てきたのは
つい最近だったけれど、そのずいぶん前から
彼らはしっかり6人で同じ道を歩いていたんだな
と思わされました。
そして、6人でこれから活動するすとぷりを
応援するにあたって、自分の中にあった不安や
わだかまりが少し小さくなった気がしました。

心に届いた、すとぷりの歌の力
先日投稿した通り、私は6人の活動を歓迎して
います。でも、全く心の中にわだかまりがない
わけではありません。でも、それは今後の彼らの
活動を見ることで解消されていくことだと思って
彼らの決断を応援していこうと思っています。
でもこの1週間に6人の様々な歌声をたくさん
聴いて、なんだか先は明るいなと思えてしまった
んです。そして、やっぱり歌の力ってすごいな、
多くを語らずともメッセージや愛、信じる力を
くれるものだなと。

そしてそんな夜が明け、私が思い出したのが、
すとぷりのオリジナル曲「ヨアケイロ」の1節
でした。

夜明け色、待ち望んでいた空は
想像と少し違う色して
ただ一つ変われないこと
君の傍で歌えれば
明日は晴れる
君ともっとストーリーを 隣でそう
奏でよう

この曲はすとぷりが4人体制になったときに
最初に発表されたオリジナル曲でした。


アリーナツアーのライブでは体いっぱいに感情を
こめてこの曲を歌う4人の姿が印象的でした。
6人での活動にあたって彼らが話していた
ように、4人で走り出した活動に一番不安や
寂しさを覚えていたのはほかならぬ4人の
メンバーだったはずで、忙しいツアーの日々を
こなしながらこの曲をどんな思いで歌っていたの
だろうと想像すると涙がこみ上げてきました。

「君の傍で歌えれば・・」

それが6人での活動だとするなら、そういう
気持ちが彼らにあるのなら、正直迷いは全くない
わけではないけれど、背中を押してあげたい
気持ちになりました。
そして、そんな苦労を乗り越えてきた4人の歌が
今、より豊かな表現力を持って私たちのもとに
届けられているように思います。

この2年、いろんなことがあったのだから、
すぐにすべてが何もなかったことのようには
できません。でも、一つ一つ時を重ねて活動を
積み重ねることできっと癒されるのだろうと、
彼らの歌声を聴いて、その力を見せつけられ
再認識しました。

ぜひ、ライブをしてください!ステージに並んだ
6人を見ることができたら、また一つ
私の心の中の雲が晴れていくように思います。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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