デュアルディスプレイをやめてシングルディスプレイに戻したメリットとデメリット
パソコン作業環境において、多くの人がデュアルディスプレイで作業していることと思います。
一昔前までは僕みたいなガジェットオタクだけがやっていた印象のデュアルディスプレイですが、最近ではかなり一般的になってきた気がします。
デュアルディスプレイは便利で、マルチタスクを効率的にこなすことができるので僕も使っていたのですが、ここ最近はシングルディスプレイに落ち着いたので、その感想と経緯を述べようと思います。
1.デュアルディスプレイをやめた理由
デュアルディスプレイをやめてシングルディスプレイに戻す決断を下した理由はいくつかあります。
1.1 結局一つの画面しか見ていない
これが一番の理由でした。結局人間は、目が2つしかないので一つの画面しか見ることができません。
デュアルディスプレイを利用していると、結局同じ画面だけに目を向けることが多く、もう一つの画面はあまり活用しきれていない、ということがよくありました。
もちろん、多くの画面を開いている状態(TwitterやExcelなどを開いたり)が必要な方であれば、デュアルディスプレイはかなり便利なのだと思います。
しかし僕のルーティンではTwitterを常に表示させたり、Excelや表を常に表示させるといった作業がないため、シングルディスプレイで十分じゃね?という結論に至ったのです。
1.2 機材が多くなる
デュアルディスプレイをやりたい場合はセットアップに必要な機材が多くなります。
ディスプレイやケーブル、スタンドなどが増えることで、デスク周りがごちゃごちゃするだけでなく、整理整頓やメンテナンスも大変になります。
そのための作業環境も広くないと駄目ですし、若干ミニマリスト気質な自分としては、ものが増えるというのがあまり好きな状態ではありませんでした。
1.3 シングルディスプレイしか使えない環境で不便に感じる
僕はデュアルディスプレイを使っていたとき、シングルディスプレイしか使えない環境になったときに非常に不便に感じました。
例えば、カフェでノートパソコンを使うときにデュアルディスプレイに慣れていると、画面スペースがとても狭く感じました。
もちろんiPadなどの追加デバイスを使ってデュアルディスプレイのような環境を作ることもできるのですが、場所を取りますしいちいちセッティングするのもめんどくさかったので、結局やっていません。
2.シングルディスプレイに戻したメリット
デュアルディスプレイからシングルディスプレイに戻したことで得られたメリットは以下のとおりです。
2.1 省スペース効果
シングルディスプレイに戻すことで、デスク周りがスッキリし、作業スペースが広くなります。
これにより、デスク上での他の用途にもスペースを活用できるようになります。また気持ち的にもかなりすっきりして気持ちがいいです。
2.2 コスト削減
デュアルディスプレイを使用しなくなることで、ディスプレイやケーブル、スタンドなどの機材の購入やメンテナンス費用を削減できます。
もしディスプレイを買い換えることになって、統一させるために2台分買う…とか考えると、かなり痛い出費になりますし、そこまでする?というのが正直な気持ちでした。
2.3 集中力の向上
シングルディスプレイ環境では、一つの画面に集中して作業ができるため、作業効率が向上することが期待できます。
また、デュアルディスプレイ時には、画面間で視線を移動することが多く、疲れがたまりやすかったのが、シングルディスプレイでは改善されました。
2.4 エネルギー消費の削減
ディスプレイの数が減ることで、エネルギー消費量が低減します。これにより、電気代の節約にも繋がりますし、環境にも優しい選択となります。
3. シングルディスプレイに戻したデメリット
シングルディスプレイに戻すことで得られるメリットも多いですが、一方でデメリットも存在します。以下に、シングルディスプレイに戻したデメリットを詳しく説明していきます。
3.1 画面のスペースに制約が出る
シングルディスプレイでは、画面スペースが限られているため、同時に開くことができるウィンドウやアプリケーションの数が減ります。
僕は自分の作業内容的にそこまで同時にウィンドウを開く必要がなかったのであまり気になりませんでしたが、人によっては重要なことかもしれません。
3.2 画面の切り替えが増える
デュアルディスプレイでは、複数のアプリケーションやドキュメントを同時に表示することができるため、画面の切り替えが少なくて済みます。
しかし、シングルディスプレイでは、画面の切り替えが増えるため、キーボード入力が増えて煩わしく感じる人もいるかもしれませんね。
とはいえ、個人的には「今、自分が何をしているか」が明確になるので、むしろ集中しやすいという結果にはなりましたが。
3.3 マルチタスクがしにくくなる
デュアルディスプレイを利用している場合、マルチタスクがしやすく、効率的に作業ができることがあるでしょう。
しかし、シングルディスプレイに戻すと、画面スペースの制約からマルチタスクが難しくなり、作業効率が低下することがあります。
例えばある表や資料を見ながら作業をしたいときなど、ディスプレイが少ないと煩わしく感じるかもしれません。
が、これも僕の場合は特に気にならず、そもそも画面が27インチと大きめなので、画面を半分に分割して資料を見たりしています。
むしろ27インチのディスプレイでブラウザを全画面で開いていても、結局余白が増えるだけで「見やすさ向上」にはあまり繋がらない気がするんですよね。
4. デュアルディスプレイとシングルディスプレイの使い分け
デュアルディスプレイとシングルディスプレイ、どちらが適切かは、職種や業務内容、個人の好みや作業スタイルによって異なるのではないかなと思います。
4.1 職種や業務内容による選択
デュアルディスプレイは、特にグラフィックデザインや動画編集、プログラミングなどの作業を行う場合に有用です。あとは経理の方のように、複数のExcelを常時表示させるみたいな作業では便利ですね。
これらの業務では、複数のアプリケーションやウィンドウを同時に参照しながら作業を進めることが一般的であり、デュアルディスプレイが効率向上に役立ちます。
一方、文章作成やメールのやり取りなど、シングルディスプレイでも十分対応できる業務もありますが…。
4.2 個人の好みや作業スタイルによる選択
デュアルディスプレイとシングルディスプレイの選択は、個人の好みや作業スタイルにも大きく影響されるかと思います。
例えば僕のように、集中力を高めるためにシンプルな環境を好む人には、シングルディスプレイが適しているかもしれません。
また、スペースの制約がある場合や、外出先での作業が多い場合には、シングルディスプレイの方が便利に感じるかもしれません。
逆に、マルチタスクが得意で、効率的に作業を進めたい場合には、デュアルディスプレイが良い選択になるかと思います。
5. まとめ
この記事では、デュアルディスプレイからシングルディスプレイに戻す理由や、それぞれのメリット・デメリット、使い分けについて説明しました。
個人的にはシングルディスプレイに戻して良かったと感じています。僕は物が増えることはストレスを感じる原因となるため、物を減らすことができたのはとてもスッキリしました。
それからデュアルディスプレイとシングルディスプレイはどちらか一方が優秀というわけではなく、職種や業務内容、個人の好みや作業スタイルによって使い分けるのが大事かなと思いました。
シングルディスプレイは、省スペース効果やコスト削減、集中力の向上、エネルギー消費の削減といったメリットがありますが、作業スペースの制約や画面切り替えの増加で、人によっては効率低下といったデメリットにもなりえます。
最終的に、自分にとって最適な選択肢を見つけることが重要かと思いますが、この記事がそんな選択肢の参考になれば幸いです。
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