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非公開?要予約!「興福院」拝観予約できたらラッキー!幻の寺!【奈良西ノ京シリーズ】

20年ぶり公開!本堂や庭園、本尊を拝観できた西ノ京隠れスポット!浄土宗の尼寺で山号を法蓮山と称す。「こんぶいん」と読み、開基は和気清麻呂か藤原百川と言われている。普段は拝観予約必須の寺だが、皇位継承に伴い11月に特別拝観を実施。今回は約20年ぶりに、期間限定で予約なしでも本堂や庭園、本尊を拝観できる貴重な機会となるが、期間は短くて、前期は平日のみ、後期は週末から土日曜を含む日程だった。時間は午前9時から午後4時(受け付けは同3時半)まで。拝観料は大人1000円の駐車場ありです!!

 10年ぶりぐらいに業平寺⇒法華寺&海龍王子⇒西大寺⇒唐招提寺へ!!

拝観:9:00~11:00 拝観希望者は電話にて要予約
休業:7月~8月
休業:12月~2月

令和記念 興福院特別拝観
 2019年11月6日~8日、22日~24日

2021年5月3日~5月5日特別拝観
 実施予定でしたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み中止

変更履歴
2022/11/23 初版

▼HP

▼アクセス

奈良県奈良市法蓮町881

▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

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 伽藍は、大門、本堂、客殿@重要、御霊屋で、本尊は「阿弥陀三尊像@重文」となっている。また、渡辺始興筆の襖絵、小堀遠州好みの庭園なども拝観できる(御霊屋は外観のみ)。本堂前には東大寺、海龍王寺、秋篠寺などと同じ風景である。

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 本堂見えた!が、特別拝観は左手の「客殿@重文」です。

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 庭園です!

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 三代将軍・徳川家光の寄進を受け、建築・庭園家である小堀遠江守政一が手掛けた。現在地へ移された際にいわゆる「遠州好み」として新しく作庭された。春と初夏には椿と皐月が美しく花を咲かせる。

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 ここは左手の回廊から入り、表参道から帰るという順路。

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 本尊の阿弥陀如来坐像@重文は像高89cmの木心乾漆造で珍しい印・説法印が特徴的。阿弥陀如来坐像は、親指と薬指で輪を作り胸元に手がある「下品中生」の印相をした珍しく、豊かな衣紋やバランスが素晴らしい仏像。脇侍の聖観音坐像、勢至菩薩坐像は菩薩半跏像でよい感じ。金箔が残った良い三尊だが、これは江戸時代の補修のようだ。
 説法印の阿弥陀と言えば、京都・広隆寺、運慶作の静岡・願成就院など限られているので貴重だ。
 で、脇侍は左右対称に片足を踏み下げており、そう長岳寺だ!長岳寺は平安末期から鎌倉時代だが、ここは天平時代なので、ここを参考に作られたのが長岳寺の三尊なのかも・・。

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 アフロ仏こと五劫思惟阿弥陀如来も安置されている。本堂右に「鐘楼」がある。

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 本堂を出た高いところから庭園と客殿を見下ろす。

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ここから上の写真に戻れば、表参道の参拝した気分になれる!?

▼旅行記、セットで行くところ


▼仏像展


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