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女性の願いを叶える「石神さん」は海女の守神で神仏習合「神明神社×朝福寺×梵潮寺」【磯部】

オリンピックの女子マラソン金メダリストが願いを叶えて、一気に有名になった。守り袋に描かれた「ドウマン・セイマン」模様の「石神さんお守り」は、古くより海女が磯着に魔除けのおまじないとしていたもの。

変更履歴
2022/01/07 初版


▼HP

▼アクセス

三重県鳥羽市相差町1385
※相差海女文化資料館に駐車場がある。

▼祭神

神明神社:天照大神(相差の氏神)
石神さん:タマヨリヒメ


▼見どころ

▽神明神社&石神さん

女性の願いを一つだけ叶えることでメディアで一気に有名になった石神さん。発端はオリンピック金メダリストがきっかけだったかと思う。正式には「石神社」であるようだが、実は摂社。先に神明神社に参拝する。

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コロナ禍では色々注意事項の看板がありましたね。

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アマテラスと神武天皇ですね。そして、その母のタマヨリヒメが石神さんとなっている。石神さんは最後に参拝です。

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コロナ禍は狛犬もマスクしていました。ここだけじゃなく、色々なところで石仏、お地蔵さんにマスクをさせている神社仏閣がありましたね。

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長寿の館。

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しかし、祭神が多いな。。時代とともに合祀した気がする。記紀オールスターズですな。熊野、宗像、出雲、菅原、海の神、イザナギ・イザナミ、八幡、春日など。面白いのはイワレヒコ(神武天皇)ではなく、父・ウガハヤヒ(左から5番目)と母・タマヒメ(左から4番目)がいることかな。

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 石神さんは「慈母 石神」の織旗が並ぶ「石神社」になる。鳥居の横にある祈願用紙に願いを書く。願い事を書き入れるのは一つだけ書き御神体の磐座がある社へ進む。

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祭神はタマヨリヒメで、ここでは神武天皇の母としている。賀茂氏の氏神の母もタマヨリヒメで、このタマヨリヒメは神々の母を指すことが多い認識である。シンプルに言うと神に仕える巫女の総称ととらえたほうが良いかな。今でいうと歌舞伎がそうですね。7代目XXXXと名前を踏襲するのも同じだと思っている。

 話を戻し、この神社は長く相差町の海女が、安全大漁を願って密かに石神さんに祈願し続けてきたことから、石神さんは「女性の願いなら一つだけは必ず叶えてくれる」と言われるようになり、日本人初のオリンピック金メダリスト誕生時に、ここのお守りを持っていたことからメディアで取り上げられ人気になった。(ちなみに、伊勢神宮内宮に足神さんがあり、そこもセットで行けばオリンピックマラソン金メダル!!とかになるかも・・・(責任は負いませんが。。)。

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 最後に、願いが叶ったらお礼参りをして、もう一度お願いすることが出来るらしい。って、京都・鈴虫寺と同じですね。
 なるほど!海女は「無事安全で帰れますように」と願い続け、「おかわり自由!」になったのかもしれませんね。

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▽稲荷社(三吉稲荷神社)

お稲荷さんといえばウカノミタマこと食物の神で、やはりここでもありましたか。さすが、日本一多い神社!

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ウカノミタマって女性だったっけ・・。まあ~この稲荷さんは食物の神で、伊勢地域で食物といえば、外宮・トヨウケで、一説には同神とも言われているので、そうかもしれないかな。京都・奈良の人は体が蛇で顔が老人のようなイメージをする人もいるかと。私がその一人。

▽朝福寺

 2012年ぶりかと思うが、なんか神仏習合になっていた。前回は人が多く気付かなかっただけか・・。
 神明神社と社務所の間にあります。薬師如来立像と十一面観音立像となっている。

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仏像好きなので、入りにくい!という雰囲気などお構いなしに入る。

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 室町時代の「薬師如来立像」と平安時代「十一面観音菩薩立像」が安置されていた。地方仏師作という感じがしますね。右の薬師如来立像は万福寺など黄檗宗にいそうな仏像ですね。

▽山乃神

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山の神は特定の山の神様を除くと一般的に女神です。なので、女性は入れないなどの山が散見します。ここは、不明ですが祀られる神様たちから推測すると山幸かもしれませんね。

▽相差海女文化資料館

神明神社こと石神さんに参拝するときの駐車場にある無料資料館。海女は50秒ほどが勝負らしく、10KGほどの重りになる石で潜っていたそうな・・。どうやった引き上げるのだろうか。。大変だな・・。

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▽昇龍の松

神明神社と相差海女文化資料館の駐車場にある「昇龍の松」。天に昇る龍の姿に似ていることから、「開運の松」と呼ばれ、その枝に手をあてて願い事をすると願いが叶うとか。

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▽梵潮寺

神明神社と相差海女文化資料館の駐車場裏にある寺。相差海女文化資料館のこの地域の映像を見て参拝した。境内のソテツが見どころ。

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▼セットで行くところ

伊勢神宮(内宮、外宮、別宮)など伊勢と鳥羽

志摩周辺



▼旅行記


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