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東京都の起業家支援スペース"STARTUP HUB TOKYO"について

STRATUP HUB TOKYO』は皇居近く、二重橋前にある企業家の卵をサポートしてくれる東京都の施設です。

STARTUP HUB TOKYO

東京都が起業を促進する拠点として「TOKYO 創業ステーション」というものを立ち上げていて、同じビルの中に、「Startup Hub Tokyo」と「創業ワンストップサポートフロア」があります。

前者には、ラウンジ(ワーキング)スペース、相談スペース、イベントスペースが、後者には資金調達やその他創業のための手続きに関する相談・サポートデスクがあるという形です。

Startup Hub Tokyoは、アイデア段階の人や、アイデアを具体化している途中という、いわゆるシード期の方が集う場所になっている印象です。

具体的に出来ることは、

・ラウンジ(ワーキング)スペースの利用
コンシェルジュへの起業相談
イベントへの参加

です。ここには土日含めて"創業支援コンシェルジュ"なる方々がシフト制で常駐しており、40分の枠で相談予約を取ることができます。

それぞれに得意分野をもった方々が集まっているので、何人かの方に相談した上で、アイデアへの理解や共感を得られそうな方や人間的に合いそうな方が見つかると、非常に良いメンターを得ることができます。ただ、結構な人気っぷりなので予約はお早めに。

それ以外に、ほぼ毎日のようにイベントが開催されているので、興味に応じて申し込んでみると良いでしょう。

基本的に施設利用にはメンバー登録が必要ですが、コンシェルジュへの相談、ラウンジ利用など全て無料(都民に限らず)なので、ラウンジで仕事して過ごし、予約時間になったらコンシェルジュへの相談して帰るということをしてもタダ。同じ建物の3階にはローソンがあるのでお腹の心配もありません。

ASAC

この拠点とは別に、東京都のスタートアップ支援として、「青山スタートアップ・アクセラレーション・センター(通称 ASAC:エーサック)」があります。ASACは、定期的にスタートアップ向けのアクセラレーションプログラムを行っており、各バッチ10社程度が採択され、4〜5ヶ月間のプログラムが進められます。実際にはトーマツ・ベンチャーサポートが受託運営しているんですが、プログラム中にはメンタリングが受けられ、デモデイに向けて事業を仕上げていくものです。


"東京都"という前提があるので、東京都の政策課題(ヘルスケア/ものづくりetc)に即した分野が推奨されています。最近は"シードフェーズ"特化のプログラムをやっているので、まだプロダクトがないけどアイデアとエンジニアを含むチームがある状態でも十分にいけそうです。

但し、このプログラムは活動資金の援助はない上に代表者はフルコミットを求められるので、半年の生活費は用意した上で望まないと"死"んでしまうでしょう。お気をつけください。