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【大成功の大失敗 カルメ焼き】

今日から始まった本格的な授業は、実験からスタート。
カルメ焼きを知っている子はほとんどいません。
実物を見せても硬いのか柔らかいのか分かりません。
今回はそんなお菓子を作り重曹の働きについて考えます。

<先日の学年会>
どんな学年にしたいのかを同心円チャートを使って
学年の先生方と話し合いました。
失敗を恐れるあまり無難に過ごそうとしている。
チャレンジする気持ちを育てていきたい。
個性を発揮できる学年行事をすることにしました。
教科でも失敗しても、もう一度工夫をして
やり直せる機会をできるだけ取り入れたいです。
今回、カルメ焼きをして今日は失敗したとしても
気付きを生かして、来週再挑戦してもらいます。

<カルメ焼き作りの準備>
・11個の手順を班で右回りに1つずつ読み合わせ。
 意外と右か左のどちらが次に読むのかがややこしい。
 天気の単元でも出てくるので解説した。


・4つの大きな役割の分担を決めた。
 全員で協力して実験を行うのですが、 前もって大きめの役割は決めておいた方が 実験がスムーズにできる。
・ムービーでカルメ焼きの準備や作り方を解説。
 どうやったら成功や失敗するのかを解説。

<カルメ焼きに挑戦>
・準備物を用意して、加熱をする
  グラニュー糖40g、水15mL(大さじ1)
・ひたすら8分くらいかき混ぜ続ける
・30秒ごとに温度を測り、iPadに記録する
・130℃になったら、火から離し、重曹を入れる
・膨らんで来るまで、一生懸命混ぜる
・膨らんだら、底を炎で温めてお玉から外す
・道具を洗ってから、試食する

<大成功の大失敗>
・水が少ないかガスバーナーの炎が弱すぎると、
 10分以上経っても130℃まで温度が上がらない。
 白い粉状になってしまいます。
 決してうまくカルメ焼きになりません。

・火力を中火にして、白い粉を溶かすと、
 再び飴色の液体になり、130℃まで温度が上がる。
・そのあと重曹を入れると、モコモコと柔らかい雲
 のような感じで膨らんで、お球から溢れます。

・生徒は残念がろうとしますが、
 間髪入れずに「大成功の大失敗やと!」と褒めると
 意外と生徒はそれを喜びます。
・今回は、6班成功3班失敗という感じ
・次回は、失敗の経験を共有してからの実験。
 きっと今度は経験を活かして挑戦する機会が
 あるので、成功すると思います。

#失敗からの学び
#ロイロノート

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