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使えそうなサービスが存在してくれている幸せ

ANDPADを提供しているオクトの資金調達に関するニュースを見て、業界特化型のSaaSが大分増えてきている気がした。

それはとても喜ばしいというか幸せなことで、こうしたサービスを提供する企業が成立しうる市場やニーズがあって、かつその業界の課題を解決しようする情熱をもった人たちが存在しているから成立しているわけで、ある意味ラッキーなことだ。こういうサービスは自社に合うなら使わない手はない。

こうしたサービスが存在しない業界や、業務を合わせることができない場合、ゼロからシステムを構築するか、汎用的なサービスをベースにやはり自社に合わせた仕組みを構築しなきゃいけなくて、時間もお金もかかる。技術的な問題解決も自分でしなきゃいけない。

それに対して、汎用ではなく、自分たちの業界の問題をまっすぐに解決しようとしてくれているサービスが存在してくれていて、その上安いなんて、なんて幸せなことか。

まあ、うちのようなプラットフォーム(Salesforce)に対する補完サービスを提供している会社は、自力解決をする人たちの手間を削減する立ち位置なので、基本性能が高い汎用システムの上にカスタムシステムを構築して行くことの価値は、それはそれで高い。が、時間短縮のためには、検討。。いやまあ調べて触ってみるくらいしても損はない。

ただまあ、便利なサービスは本当にたくさん増えてきているものの、その多くを同時に入れるとサービス間の隙間を埋めるお仕事が増えて行く。それはバックオフィスの負荷もコストもそれなりにかかるのとイコールで、総体としては楽になってはいるのだが、ストレスは消えない(個人的な話ですけど)。隙間を埋めるサービスもそれなりにあるが、そこまで万能ではないのと、「あとここが自動化できれば!」みたいなとこほどできなかったりする。

こういうのはあるサービスを入れて便利になったことで気づくこともあれば、自社の成長により組織が大きくなり、考慮するべきことが増えたり、やりたいことが増えたりすることで起きたりする。

サービス間の接続性みたいなものは、汎用的なプラットフォームの方が強く、内部で作りこんでしまうことも汎用的なものの方がしやすく、そうした考えになると、最初から自分で設計して作ってしまった方が良かったのかとも思うこともあるが、あまり作りこんでしまうと変化には弱くて、機動性が失われてしまったり、今回触れているANDPAD内にあるような一部のエレガントな機能への欲求は満たせなかったりもする。ジレンマだ。

多くのサービスはその成長に伴って他のサービスとの連携性も高まっていくし、実際今回のANDPADもSalesforceやERPとの連携を意識した発言をしているので、時間に伴って確実に前には進むので、それを信じて利用に踏み切るのもありだと思える。

だらだらと書いたが、自分たちの業務を楽にしてくれるサービスが存在してくれていること自体が幸せなこと。自分の会社を振り返ってみても、創業時期が1年早かったらバックオフィスやインフラなど、より多くの時間とコストがかかったと思っているし、今はもっと、、遥かにラクだ。いいサービスに触れない手はない。

Photo by Annie Spratt on Unsplash

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