不思議と落ち着く空間(仕事場)
朝、息子の学校のPTA室で資料を漁っていた。長机とパイプ椅子で構成された、これといって快適である理由もない環境に不思議と居心地の良さを感じてしまい驚いている。
作りとしては普通の教室の半分くらい程度の広さで、コピー機と印刷機、過去の資料などが収まった本棚やキャビネットが脇に並び、中央に長机などの不揃いな机とパイプ椅子による作業スペースがある。
小さめの部屋だがフルサイズの黒板もあって、その片隅には各委員用に用意されたレターボックス代わりのファイルボックスも並んでいた。
一階の守衛室の近くに配置されたPTA室は中庭に面していて、中庭側の窓は大きく、開ければそのまま中庭に出られそうだ。
PTA室の近くには児童が利用する教室はなく、ここに至る入り口を使う児童は一年生だけなので子供が近くを通ることもない。遠くで子供たちの声が聞こえる程度だったりする。
結果、このPTA室は子どもがわんさかいる日中でも驚くほど静かで、30分くらいで調査を終えて部屋を出る時に、なんとなくもう少しこの場にいたい気にさせられた。別にPTAの仕事をもっとしたいわけではない。単純に自分の仕事をその場でしてしまいたい。そんな気分。
なんだろうなぁ。これは。
確かに偶然作られた快適さみたいなものは感じる。子どもの声がなんとなく聞こえる環境も、小学校の中であることも新鮮ではある。それなりの広さの部屋を独り占めできていたこともある。そして静かで広い机もある。
そりゃ気分を変えて仕事するにはいい環境か。とは思うが何かまだ要素がありそうな気がする。
わからないな。他の教室ではあまり感じなかったことだ。
まあ、まだそれなりに訪れることもあるだろう。次に行くときにもう少し観察してみるか。
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