遠のいていた縁を
大学の研究室の同窓からお世話になった先生のお祝い会があることを聞き、ふと、大学時代の友人に連絡が取れずにいる自分に気がついた。
野球部の連中とは時たま会えていて、今年の正月に集まってときに新年会を恒例化する話にもなった。毎年どれだけ集まるかはわからないが、今後も続いていくのではないかと思う。
ただ、学科が一緒で行動を共にしていた2人と連絡がまるで取れていない。思えば卒業旅行も行った仲だったはずなのだが、1人は連絡先のすら知らず、もう1人は年賀状のやり取りこそしているが、LINEやメッセンジャーなどの現代的なコミュニケーション手段での連絡が取れない。最後に会ってから10年は経っているのではなかろうか。
油断していると簡単に途切れる縁もあるのだな。FacebookやLINE、Eightなどで繋がっていることに慣れ、連絡はいつでも取れるものだと高を括ってしまう。が、相手がネットから離れてしまうとどうにもならなくなる。
ふむ。。。いつでも会えると本当に高を括っていたのかもな。放っておいてもプライベートでも仕事でも色々起こるし、時間も簡単に過ぎていく。放置するとこのまま人生を終えるまで会わずに終わりかねない。
人の縁は、繋げようと力を割いてくれる人によって成立している。会いたいと思うだけでなく、人を集めて場をつくる人がいるからこそまた会える。今年の高校の新年会でそれを感じたはずだった。
毎年の年賀状で「今年は飲もう」と記載することは良くあるが、電話やメール、メッセンジャーなどの直接的な連絡手段を知らない相手との飲みが実現したことはない。でもまあ、相手の年賀状には「平成終わりに一度会いたいです」ともあるので、自分がそう書くときに思う程度には会う気もあるのだろう。
平成最後にちょっと行動してみるか。
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