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バタつきながらも何となく楽しいいつもの大晦日

大晦日はいつも買い物をする。正月用の食材を買うのが目的だが、元旦、二日とそれぞれの実家に行くため、家で正月料理をしっかりと食べることはあまりしないし、おせちを買うこともない。実家が比較的近いのは、気軽に顔を見せられるのはいいが、こうした正月の習慣に影響するものか。

まあでも、子どもの頃も似たようなものだった。元旦は父親の親戚と過ごし、二日に母親の実家に行く。それぞれの親戚が高齢化したり亡くなったりする中で、少しずつ正月恒例の行事が変わっていった。祖父が亡くなったタイミングで親兄弟の人間関係が崩れ、ほとんど会わなくなってしまった従兄弟もいる。

でも正月は正月で、形を変えながらも自分たちなりに楽しんでいるか。みんなそれぞれの正月の思い出や楽しみ方を、自分の息子や甥っ子たちに追体験させてあげたいとか、楽しい空気を作りあげようとしている感じだ。その中に自分もいる。

大晦日の買い物もそうか、正月料理の中心は実家なだけに、自分の家用に買うものは大晦日の夜と正月の隙間に食べるものを買うのだが、買う量が少ないから多少良いものを買う。雑煮に入れる鶏肉をいそいそと選ぶのも、良いものと言いつつ伊達巻だけは紀文の安いのを選んでしまうのも、うちの大晦日らしい。

ここ数年は新宿伊勢丹に足を運んでいる。珍しくオープン前に着いたら行列ができている。当日販売のおせちを買う人はさらに長い行列に並んでいる。「すげーな、よく並ぶな」とか思うけど、近所での買い物で済ます人から見れば自分らも変わり者か。

。。。しかし、お年賀を買って生鮮食品売り場に移動したところであまりの激しさに挫折。慣れた渋谷で買い物を継続する。

まあそんなこんなでバタバタとした大晦日を過ごしながら今年も終える。総括みたいなのはまた今度。

#日記 #大晦日

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