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行動できずに悩むくらいなら

今年は副業やパラレルワークなど、働き方の多様性についてかなり語られたし、実際に行動に移した人も多かった年だったと思う。そうしたことが取り上げられ始めると目立つのは行動に移してうまく回っている人が多いわけで、それを見て漠然とした不安感を持った人も多かったりしないかとも思ったりする。

ただまあ、あまり焦っても仕方がない。

考えてみると、「副業したい」ってキーワードはむかし自分の親に相談された「パソコン勉強したい」とあまり大差ない。なんとなく触りたいのはわかるけど、その時点ではパソコン使って何をしたい、とかは何もないわけなので、教えるにも教えにくい。。とか思ったことのある人はきっと多いことだろう。

漠然と「なんかやりたい」って思っているタイミングは行動を起こすタイミングにはなりづらくて、その状態であれこれ悩んでも仕方がないのだろう。時間ももったいない。

なので、行動できないと悩んでいると感じたときは、それに悩むことはやめて、行動したいと後に感じたときに、その感情を「止めない」ことを決めたらいいのだと思う。

思えば自分が起業の話が出たときに行動できたのはそんなところだった。起業を決めた2年前くらいに当時の同期が起業してるのを見て、「いまは力にもなれないし、その決断ができる状態でもないけど、次にこうした話がでたら動こう」と決めていた。それが無ければきっと悩みこんでいた気がする。

そう考えると、いまの副業の流れは悪い話ではない。所属する会社が対応できているかどうかはわからないが、社会的には副業を推奨する空気になっているので、家族を説得するのは以前より楽になっているだろうし、会社が対応してくれていれば会社側も障壁ではなくなるので、自分の意思だけ固めるだけでいい。

なんでも同じで、副業や起業、趣味もそうか。「起業したい」とか漠然と考えて即行動に移すのは難しいが、「思い立ったら行動しよう」と決めておくことは大分敷居が低い。

まあ、行動に移す閾値みたいものは人によって異なり、瞬時に動く人もいれば、結果として動かずに終わる人もいるだろうが、まず気になることに意識が向くことが重要で、それが維持されるならその後の日常が変わり、情報への触れ方からして変わる。興味のあることは勝手に調べるもので、それが無ければその価値もないってことになる。

「何がしたいのか」といった話は、すぐに終わりのない自分探しになってしまう。その泥沼にハマるくらいであれば、いざ行動する際に起こり得そうな障壁の排除の手段でも考えておけばいいのだろう。で、行動のタイミングだと感じたときに動く。

こんなことを書いているあたり、自分も少し振り回された年だったのかもしれない。

#日記 #行動

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