インタビューを書くときは、必ず「SWITCH」を読み返す。

インタビュー記事が好きだ。

読むのも好きだし、書くのも好きだ。雑誌やWEBなど媒体問わず、インタビュー記事があるとついつい読んでしまう。

R-25が紙媒体だったときのインタビューは保存して何回も読み、日経ビジネスアソシエの「店長図鑑」なるインタビュー記事も毎号楽しみにしていた。

その人の想いやこだわりが垣間見える瞬間。それがたまらなく面白く、刺激をくれる。

そんなインタビュー記事が好きになった原点の雑誌がある。スイッチ・パブリッシングから出版されている「SWITCH」

フリーペーパーをつくる団体に入ったとき、インタビューの勉強のために読んだ雑誌だ。当時買った号は2010年3月、VOL.28。メインインタビューは東京事変だった。

何ページにもわたるロングインタビュー。セリフの切り取り方が上手い。「本当に聞きたいと思っている」ことが伝わる質問の仕方。取材対象者への興味と愛。「あぁ、この人は東京事変のことが好きなんだろうな」と。

この号を読んでから、「この人のことが好きなんだろうな」と伝わるインタビュー記事を書こうと決めた。惚れっぽい性格の自分には合っていたようで、どんどん書くことが好きになった。

その後、キャッチコピーの勉強をするようになってから手に取った号は2012年12月、VOL.30。表紙にはダウンタウンの浜ちゃん。タイトルの上に書かれたコピーは「あいつがいなければツッコミにはならなかった。浜田雅功の30年」特集のタイトルは「誰がためのツッコミか」

完璧。短くキャッチーで、余韻の残るコトバ選び。その号の幹になるような強いコピーだと思った。

インタビューの小見出しも秀逸だ。「舞台の裏が表のツッコミを決める」「誰も笑わなくても二人が笑う その笑いを見せる」ありきたりな、抽象的な小見出しではなく、このインタビューの中でしか生まれないコトバ。

コピーライティングの考え方は、「書く」という領域のどの分野でも生かすことができると確信した瞬間だった。

「掲載されている有名人を、気づけば好きになっている。」SWTCHの魔法のような魅力は、そこにあるのだと思う。

自分が目指すのは間違いなく、そんな魔法をかけられるような文章だ。

だから、インタビューを書くときは、必ず「SWITCH」を読み返す。

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Get Old with Me 箭内道彦
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