22/7 ANNIVERSARY LIVE 2023の寸劇メモ

ライブの導入に演じられた劇について一部書き起こし。括弧内は私の感想を含みます。
まだ表には出られない詩ちゃんがナレーション。
舞台は町外れにあるアメリカンダイナー「SEVENS RAINBOW」

第一幕

幕が開く。
てゃんはお菓子作りしながらえまっちゃとお喋り。もえちゃん紅茶。しぃちゃん読書。サリーちゃん座って伸びをしてからストレッチ。りのち箒で床掃除していたが箒で遊び始めてしまう。るぅちゃん雑巾で床拭き。まおすけメニューを小さい黒板に書いてる。(会場の一部はなごみんどこ?となったが実は机の上に突っ伏して寝ている。持っているくまのぬいぐるみはなごみんが実家から持ってきた私物とのこと)

独特のかわいい語尾上げ詩ちゃんボイスで。
「頼れるお店のアイドル!店長代理サリー!」
「いつも眠たくてついお昼寝気味?ホール担当なごみ!」
「料理中も優しさオーラで小さい子もメロメロ?キッチン担当もえ!」
「お店一番のテキパキパティシエール!キッチン担当なお!」
「この愛嬌と笑顔はおまかせ!ホール担当まお!」
「しっかり者で物知り!裏ではおしゃべり?キッチン担当さつき!」
「お店一番の曲線ボディ!しゃべるぅとかわいいウィスパーボイス!キッチン担当るな!」
「女性のお客さんが後を絶たないこのお店のプリンス!ホール担当えま!」
「お店に来るお客さんがだーいすき!いつもお客さん第一に考えているちょっとおてんば娘!ホール担当りの!」

(ホール担当かキッチン担当は演者のイメージですかね。裏方が得意かどうか。なごみん筆頭に、本人と役には若干のズレがあります。サリーちゃんも本人よりちょっとガサツな感じ。)
オープン準備を始める様子。
まお「今日も気持ちのいい朝だ」
りの「お客さんたくさん来るかなあ」
なごみ「こんな日は外でお昼寝したいなー」
サリーちゃんが客席側に話しかけ、しぃちゃんに「こういうのは見ない設定で動くんですよ」と咎められる。
ガタンと音がしてるぅちゃん悲鳴。「ふえーん」と泣く。
もえ「今日の分のコーヒーこぼしちゃったー(てへ)」
えま「(二人に駆け寄って)大丈夫!?怪我はない?」
もえ「いやーん」るぅ「ほれてまうー」
えま「プリンスえま!(謎の決めポーズ)」

てゃん「ここはまかせて」
えま「町までひとっ走りしてくる」
二人が去る間サリーがもえを首絞めで制裁(おそらくアドリブ)。

最初のお客さんが来る。
サリー「ご注文いかがなさいますか?本日のオススメは?」
サリー「(低い声でこそこそと)確かあのタルトの賞味期限が今日までだったような」
サリー「(お客さんに媚びた高い声で)オススメは絶対にタルトですっ!」

なごりのち、くまのぬいぐるみで遊んでる。
まお「たまごサンド一つ。青春の味?でしたらこちらのメニューはいかがでしょうか?」
まお「SEVENS RAINBOWが自信を持って提供する爽やか100%の青春ですっ!」

『不確かな青春』のライブパートへ

第二幕

バタバタから始まる。慌ててお店の床をモップで掃除(るぅちゃんが掃除してたのに)。

サリー「ナナニジも6年目にしてこんなに並ぶようになったかー」
もえ「なー。オープンしたての頃は考えられへんかったもんなー」

るぅ「わー!店長代理がさぼってるー!」
サリー「違う!オープンしたての頃のお話に浸ってたの」
サリー「気になる?」
サリー「セット裏に隠してあるお菓子でも食べながら(仕込んでいたお菓子を取り出す。なごもえが笑っているのでおそらくアドリブ)」

サリー「私たちさ、だーれもカフェ経営の経験なんてなかったから、一番最初に採用された時にカフェ経営に大切な歌・ダンス・演技のレッスンを週2でずっとやらされたの」
サリー「だれも東京出身じゃないし、みーんな人見知りだからさ、そんな週2のレッスンで仲良くなれるわけがない」
(これはおそらく人見知り度の高いサリーちゃんの話であって萌ちゃんはこの部分、手を振って否定しているように見えます)
サリー「私なんてみんなの名前覚えるのに5ヶ月かかったから」
もえ「えー」なご笑う。

サリー「みんなは逆に入って2年未満だけど仲良すぎない?」
しぃ「私達はそれこそカフェ経営に必要な演技・ダンス・歌のレッスンを一ヶ月間にみーっちり詰め込まれたんです」
サリー「えっ?毎日?」しぃ「毎日です」サリー「そんな逆に厳しくなることあるんだね」サリー「でもそれだけで仲良くなれたの?」
りの「はいはいはい!えっとバイトの面接の後にみんなでカフェに行ったんよねー」
(おそらく実話ベースでしょう)

サリー「私達ねー。合格発表後ねー。採用されてから皆各々別の電車乗って」

なご「いらっしゃいませ。あれっ、にーなさん?なんだかお疲れですね。」
サリー「あれっ!にーなさん!なになに随分湿気た面してんねー。えっ?仕事で失敗して落ち込んでる?ま、そういう日もあるよねー」
りの「わかりますー。私も昨日グラス割っちゃってミスばっかりでー」
サリー「その割に全然へこまないよね」
サリー「その力ってどこから湧いてくんの?」
りの「それはー。いつも落ち込んだ時に聞いている曲があるんだよねー」
まお「にーなさんがこの後のお仕事も頑張れるように元気になる曲かけちゃおっかなー。元気にな~あれ!」

『謎の力』のライブパートへ

第三幕

まお「今日のランチも最高に忙しかったねー」
サリー「そーんな疲れたみんなにー!ナナニジ茶の新作ありまーす!」
(実際飲んでいるのは水。水分補給のためのアイディアだそうです)
なごみんのくまちゃんは萌ちゃんの膝の上に。
最後に飲むサリー
てゃん「毒見?」
サリー「店長が倒れたら大変なことになるよ!」
しぃ「そんなに変わんないです」てゃん「代理代理!」
サリー「(拗ねて)あーあ。これみんなバイト代からとるから」

てゃん「はいはい。じゃあみんな片付けするよー!」
りの「やーんない」しぃ「やって」

えま「(るぅもえに囁くように)ディナーも予約一杯だしね」
るぅ「きゃー!」もえ「ほれてまうー」
えま「プリンスえま!(謎の決めポーズ)」
しぃ「なにまたふざけてるんですか!!(突然キレる)」
サリー「あーあ。片付けかー。まずは貴様から片付けるか(しぃの頭を掴む)」
しぃ「ほんと皆さんふざけすぎですよ!!」

サリー「ホールだってめっちゃ頑張ってるし!見て見て見て!なごみんとか働きすぎて疲れて寝てるし」
しぃ「あの人はいつも寝てますー!」
りのがサリーをかばってわたわた、るぅがしぃの腕を引っ張って止めようとするが引きずられている。

てゃん「そんなに言うんだったら、キッチンとホールどっちがこのスポーツスタッキングで決着つけようよ」

スポーツスタッキングゲームパートへ、キッチンチームが圧勝(りのが落とす&サリーが相手チームの妨害に出かけていて出遅れる)

しぃ「私達キッチンチームが勝ったから今日は特別なまかない注文してもいいですよね?」
まお「今日だけ特別だよん」
しぃ「じゃあハレロの全部乗せ!」

『ハレロ(全員バージョン)』のライブパートへ

第四幕

りの「あー。今日もお客さんたくさん来たねー。」

まお「片付け片付けーって。なごみ!まーたこっそり帰ろうとしてない(くまちゃんを抱えて逃げようとしていたなごみんを捕まえる)。この机いっしょに片付けてくれるよね」
なご「はーい」
サリー「まーったくなごみんたら、ほんっとに帰る時だけ動き早いんだよなー」
サリー「アテンションプリーズ!もうすぐクローズだし、終わったらナナニジ6周年を祝うパーティーしない?」
サリー「そうと決まったら掃除掃除ー!」
もえりのはいまだにのんびりテーブルで食事中。
サリー「おらあ。掃除だって言ったろうがよー(りのに首絞め攻撃)」
りの「やめてー」

サリー「なごみんも、早く片付ければ片付けるほど早く帰れるんだから!」
(なご走って片付けに向かう)
サリー「6年目もほんと疲れるわー」
もえ「それにしてもー。6年も続くやなんて思ってなかったなー」
サリー「ほんとねー」
もえ「いろんなことがあったねー」
サリー「もうほんっとドタバタだらけだし、危なっかしいカフェだし、正直この6年で私クローズしたほうが幸せなんじゃないかなって思ったときもあったけど」
もえは失笑。
サリー「でも、ここまでやってきてほんとによかった。」
サリー「私はみんなとやってるこのカフェが大好きだから、7年目も、8年目も、これからもずっとずっとよろしくね!」
一同「うん!orはい!」

『僕は存在していなかった』ライブパートへ

終幕

てゃん「みんなでお祝いしよー!(クラッカーを持ってきて配る)」

サリー「ナナニジ6周年ー」一同「おめでとー!(クラッカーを鳴らす)」

会場でも舞台上でも喜びの声

しぃ「これからも、たくさんの人に笑顔を届けられるように、たくさん頑張っていきましょうね!」一同「はーい!」
サリー「あっ!はいはいはいはい!あの、店長代理、新しくお店をオープンしたいんだけど、次はどこでオープンすればいいかな?」
りの「はい!夢は!東京ドーム!」
サリー「おーっ?!」
るぅ「ドーム?そんなカフェ聞いたことないよお」
サリー「いやいや!いいよ!夢は大きく、目指そうよ、東京ドーム!」
りの&一同「イエーイ!」

詩ナレ「こうして、無事に6周年を迎えたナナニジは、7周年目も、メンバーそして、たーくさんのナナニジを愛してくれているみんなと、大きなステージに向かっていくのでした。おしまい。」




個人的感想

楽しかったです。見ていてとにかくかわいくてかわいくて、すごくよかったです。




これはナナニジをカフェに喩えた劇ですので、ここからは政治的?あるいはメンバー力学的な考察をします。ゴタゴタした話が嫌な人は読まないほうがいいかもしれません。

まずは平和的かつハッピーな形で東京ドームの目標を発表できてよかったです。あとからMCでも正式に言っていましたが、劇中で明るい感じなのがよかったです。

配役に関して言えばサリーのカリスマ性と演劇経験が、ダントツのセリフ量に反映されています。アドリブで楽しませつつも進行も上手い。「ここまでやってきてほんとによかった」というセリフに象徴されるように、今回の劇はサリー史観のナナニジを表現したものと言えます。努力家で仲間思いな彼女のストーリーは美しく、多くのファンを感動させていました。

セリフ量次点はしぃちゃんでしょうか?キレる演技に高い演技力を発揮しています。要所要所を占めるのは新センターのまおすけ、ドームを真っ先に目標に掲げるのはナナニジの希望こと、ファンも本人も情熱的な次代のエースりのちです。おそらくこの3人がナナニジ新体制の核です。「奇行組」という呼び方はもうあまりされないのでしょうか?

てゃん、えま、るぅは脇役ですが、てゃんは世話役リーダーとしての役割を発揮しています。えまるぅはキャラで勝負?かわいさという点では存分にアピールできてたと思います。(みなるんがここに加わっていたらもっと面白いこともあったかも。)

本来センターであったはずのなごみんがアピールするのは「仕事をしたくない」という一点。そしてくまのぬいぐるみで最強のかわいさアピール。らしいといえばらしいのですが、本当はなごみんのグループ貢献は絶大なのになあと私は思うのですが、まあ本人が望むならそれでいいのか。仕事に積極的でない筆頭をアピールすることは誰々が目標に向かって頑張ってないなどといった嫌な批判を封じるスケープゴートとしても機能します。

多少誇張して拾いましたが萌ちゃんは、実は唯一サリーちゃんに本質的なツッコミを入れられる人物です(しぃちゃんは劇中でなければ、本気でサリーちゃんと喧嘩はできない)。サリ萌ほど気の合ったコンビもないし、二人共優しさがすごいのですが、萌ちゃんがナナニジの歴史を語るとしたらまた違ったものになるでしょう。彼女はあまり語ってくれないのですが。



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