人の金で食うラーメン

久しぶりに一蘭に行った。

LINEギフトのラーメン1杯無料券を貰ったので、それを使うために行った。
というか、こういう人の金で食えるタイミングが無いとなかなか行かないのが一蘭。
なぜなら、ちょい高なわけである。

ラーメン1杯980円(?)とかはまぁ普通の値段ではあるのだが、それは豚骨ラーメンにおいては同じことが言えないわけで。

というのも、この世の豚骨ラーメンというものは1杯、麺ひと玉で満足できないように作られているからである。

全人類が替え玉ありきで食べに行くものなので、1杯で1000円弱となるとちょっと構える。

でもまぁ全然普通の値段ではある。
他のラーメン屋に行っても、全然払っている値段ではある。

しかし、替え玉というものは全人類が一玉で済む代物ではない。二玉、1.5玉は食べるものとなると、さらに値段が上乗せされる。

そして、ラーメンというものはそもそも「白ご飯」もしくは「ご飯もの」という米と共に食す文化が古来よりあり、全人類が当たり前のようにそう過ごしているため、米の分の値段が上乗せされる。

さらに、一蘭においては
何故か自分で殻をむかなくてはならない七面倒な半熟卵や、味変用のオスカランの酸味とかいうよくわからないけど美味い酢、デフォで付いてこないキクラゲ、追加のチャーシューとか諸々の副食物が課金しなくては手に入らないシステムになっている。
ということは、さらに値段が上乗せされる。

そんな、やたら金のかかるラーメンは
人の金で食える時しか食わなくなるわけである。

結局、今日も1杯無料ではあったものの
他のものを頼んだら1000円弱課金することとなった。
これ、ラーメンの値段も払ってたら2000円くらいいってたってことなの?と普通に怖くなった。

ただ、ここまで文句のようなことを書き連ねてきたが、「人の金で食う」という部分がかなりプラスに作用もしている。
というのも、まぁ別にそもそも美味いラーメンではあるが、「人の金で食えている」ことで、何とも言えない、他には変えられない満足感を得られているわけである。
結局「人の金で食う飯」は美味い。それに尽きる。
もう人の金で食っちゃってるから、人の金で食う美味さが増されちゃってるから、他のどんなラーメン屋よりも美味くなっちゃってるまである。

次、僕が一蘭に行く時はきっとまた「人の金で食える」時になるだろう。
その時がまた迎えられるように、人に気に入られて、人と仲良くなっていこうと思う。
曽根くん優しい!可愛い!頼もしい!ありがとう!一蘭食べさせてあげる!になるように、毎日を必死に生きていこうと思う。

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