こんにちは、矢御あやせです。喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきます。

新年一発目の投稿は恋愛解放宣言です。
テーマは自虐からの解放です。
自虐ネタを書きすぎて心が流血してることにようやく気づいたお話をします。

恋愛解放宣言で自虐ネタの話？

これのどこが恋愛に関係しているのか不思議に思うかもしれません。
が、これ、実は自分にとってはめちゃくちゃに関係があります。

恋愛解放宣言はあくまでも「私の恋愛への解放」に向かう話を書いていく連載なので、自分を戒めていた鎖の錠を外す発見は恋愛解放宣言で発表する以外ありません。

https://note.mu/yaoayase/m/mecae8a32d24b

これは発見というか覚悟をやめる覚悟です。
樽沢まり氏にコメント欄で「ようやく気づいてくれた」と言われましたが、正直とっくに気づいてました。

心が軋む音を抑えながら書き、書いた後はずっと動悸に襲われていました。だから、バズらない時は本気で悔しかったし、苦しくてストレスで結局は摂食制限もうまくいかない日々だったし、ツイッターでは私を「いじっていい人」だと勘違いした人に、本人は何気ない言葉でも、私にとっては「とても言われたくないこと」を言われてしまう羽目になりました。

私は売れるために差し出すものとして真っ先に自分を差し出そうとしていたのです。
私には、差し出させるものがそれしかないと思っていたからです。

でも多分、そうじゃないんです。私が何かを差し出す必要なんて最初からなかったんです。

失敗してしまったのもnote、気づかせてくれたのもnote

正直、「矢御から自虐ネタを取ったら売れなくなってしまうのではないか」と周りから言われてしまうのが怖く、私も大きな武器だと思っていたものを手放すのは恐怖で震えます。

だけど、まだこの段階だからこそ覚悟を決めたいし、もう少し自虐じゃない記事にスキをつけてくださったり、自虐要素の全くない自分の2度の書籍発売の実績と、その二冊を応援してくださって今もnoteを読んでくれているファンの皆さんの存在を信じようと思います。

余談ですが、売れなかった作品にだってファンは居るんです。当たり前のことかもしれないですけど、とても大切なことなので太字で主張します。

この失敗を気づかせてくれたのは、スタバの話と恋愛解放宣言でした。

これらのnoteには、自虐ネタで力押しせずに、執筆時間的な無茶はあったものの、傷つくこともなく、沢山の人に読んでいただくことができ、沢山の人に好きだと言ってもらえたり、心に響いたと評価して頂いたのです。

どうして自虐ネタを書きたくないの？

ところで、なんで私が自虐ネタをやめようと思ったか、理由をお話しすると……私、自分のことをガチで下に見てるんですよ。本当に。
実を言えばはずっとずっと他人に認めてほしくて、褒めてほしくて、頑張ったねって頭撫でてほしくって……。

でも本当になでなでとかあんまり仲良くない男性にリプライされたら普通に怖いんですよ。わがままだとは思うんですが。

私は女神になれないし一介の普通の女性です。
そう、私は動物でもバケモノでもなく、30歳の仕事運はあんまりよくない、ストレスの溜まった、ただの女性です。

人間なんです。私、人間でいいんです。そう、人間。私は人間の女性なんです。

私は、それすら認められずに30歳まで生きてきた人間なんです。
私の武器は、本気で自分のことをバケモノだとか犬や猫以下だと思っていたことだと思います。それこそ本当に自爆なんです。

「私は人間なんです」と連呼しながら、コメダ珈琲で涙ぐんじゃうような自己肯定感の低い人間なんです。そう、私は人間なんだよ！！！

人間なので、笑われたら悲しいしバカにされたら殺意が湧くし馴れ馴れしくされたら怖いです。

あの子は違うとか、あの子はそんなことないよね？　笑ってるしとか思うかもわからないですが、例え表現のプロと呼ばれる仕事についている人でも、世間用に着ている服を脱げば、相応に傷つく人は沢山いるのではないでしょうか。それこそ男女なんて関係なく。

話は飛びましたが、自虐ばかり言ってたら当然周りからバカにされるんですよ。

いや、こんなことを書いている今も「ブスの癖に生意気だなぁ」とか思っちゃってるんですが、そう思っている自分に「違うよ」と投げかけられるようになりつつあるんです。

私は、これからもっと自分で自分のことを頑張ったねとかよくやってるよとか、褒めたり抱きしめたり頭を撫でたりができるようになりたいんです。

自分のことをようやっと人間だと認められるようになった程度の自己肯定感に対してそんなハードルの高いことを要求するのは少々シビアなのですが、私は自分にもっと大切にされたい。

「売れるために差し出せるものは何か」と思った時に真っ先に自分を差し出してしまうようなしょうもない自分に、他人のためになることを自分のことを顧みずに走り出して、結局他人の迷惑になってしまう私のことを、もっともっともっと大切にしてほしい。

そうなるためには、自分のことを「バカ」とか「ゴミ」とか「こんなんじゃ一生誰にも愛されねぇよ」みたいな大袈裟な自虐は、多分いまの私には決して良くなくて、どんどん自分を認められなくなってしまう。なりたい自分を縛る鎖以外のなんでもないんです。

色々なものから解放され、人にーーいえ、自分に愛されようとしている今、それは重しでしかないんです。

続けていたら書けなくなっていた

多分、自虐ネタを続けていたら遅かれ早かれ書けなくなる日が来ると思っていました。ボロボロになって書くことが嫌いになってしまうと。
でも、やめることができなかったのは、売れたかったからです。

私は、インターネットが最も求めるのは私が酷い目に遭っているのを実況する話ではないかと思っていました。それが、私の「覚悟」の中身です。

正直、今でも少なくとも、求められているのは私が幸せな体験をしいている記事ではないと感じてます。

ただし、不幸や幸せな体験をするよりも求められているのはみんなが気になっていることを代理で体験する記事。また、幸せについても幸せへのプロセスを語っていく記事がnoteらしいのかな？ と思います。

noteはインターネットに存在するにもかかわらず、本当に意地悪な仕組みに支配されていない場所です。
そんな場所では戦う必要などなく、むやみにさらけ出して面白がられる必要もなかったのです。

そう、「覚悟する必要がなかった」というのが本当のところだったのでしょう。

心は傷だらけで本当は悲鳴をあげていた

当然、私はリアルでもめちゃくちゃに自虐的で、自虐をしないとその場に居られないと思っているレベルです。周りからすれば迷惑だとは思います。

我ながらそこそこにメンヘラだと思うのですが、リスカこそせずに生きてきました。生きてきたのですが、心は傷だらけで、ところどころほつれておかしくなっていることにようやく気づく事ができました。

結局、自虐というのは私にとっては（そう、あくまで私にとっては）心のリストカットだったのです。

樽沢まり氏の「ようやく気づいてくれましたか！」がこの部分に該当するのであれば、なるほど確かにそれは気づくことができなかったこと。さすがメンヘラ観測者、伊達じゃありません。

人生において、私を本気で心配してくれる人には事欠かなかったのは、私がいつも傷だらけでいたるところから出血していて、寒くて寒くて震えていたからだと思います。

そんな状態だから、他人のなにげない言葉にひどく敏感なんだな、とも思うようになりました。

私はあろうことか、それは自分がわがままで自己中だからだとずっとずっとずっと勘違いしてきたんです。

きっとそれは違って、自分が自分を褒めることができないからって人に代わりを求めていました。ずっとずっと。
そんな状態じゃ、人付き合いだってうまくいかないに決まってるじゃん……。

さよなら、古い自分

なので、なるべく自虐ネタ、やめます！！！

線引きはひどく曖昧なのでどっかで自虐ネタを披露してるかもしれませんが、意識はしていきます。

「これはダメ」とか厳しく言っていたら書くこと自体が楽しくなくなっちゃうので、それは本末転倒です。

私は書くために、書くことを楽しい作業としてありつづけるために、自虐ネタから解放されて、自分をもっと好きになろうと思います。
いや、思う！！ 思うんだ！！！ 私は人間なんだ！！
2019年を生きる、ちゃんとした人間で女で、女子なんだ！！！！

自分のことすら愛せない人が、人に好かれるなんて多分難しいと思います。

事実ーー私は自分のことを恋愛感情で思っている人がとても苦手です。

それを、今年は本気で克服したいと心から思っています。
私には恋愛が本当の意味で「解放」されるために必要な手順が、とてもとても多いのです。

他人頼みで申し訳ないのですが、めっちゃくっちゃ自虐ネタを言ってたら心配していただけると嬉しいです……。

今夜は頑張ってボロボロになった古い自分を抱きしめ、そっと洋服箪笥に閉まってあげようと思います。

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過去の恋愛解放宣言はこちら

追伸

これはあくまで私のお話です。
私は自虐ネタを書くのはやめろなんて言える立場にないし、別に平気な人ならば自虐ネタができるのはすっごい武器だと思うんです。
世の中には自分の中の色々なことが整理できていて、自虐もうまく処理できる人が居ると思います。

でも、自分のことが好きになれずに自虐ネタを言っている人は、どうか、一度一人になった時に「よく頑張ったね」と声に出してください。

あなたは人間です。とても魅力的な人間です。