私、「書きたい」であふれてる「アタシのセカイ」に帰ってこれたんだ

私は三カ月、暗くて怖い場所にいた。

そこはじめじめしていて、常に過去のことでいっぱいで、失敗しかなくって、辛くって、私は常に「迷惑な人」で

そんな場所から、ちゃんと帰ってこれたよ

ここはすっごくキラキラしてて、みんながみんなとっても素敵で

私もそれを伝えたくて仕方がなくって

でももっとキラキラしたことを知りたいから、勉強をはじめたよ

だから、書けない時間がもどかしいんだ

それでも、暗くなくて、まぶしくて、空気がおいしくて

食べたい物があって

明日も明後日も一年後も「したいこと」がぎゅうぎゅうに詰まったプレゼントボックスで

次々いろとりどりのリボンで包まれた「やりたいこと」や「なりたい人」が私に手を振ってくれるんだ

私は今がとっても楽しいよ

ただいま、みんな

また会えてうれしいな

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日記である。特にためになることはない。

日記なので特に校正もしない。

しかも嫌にポエミーだ。

結論から言う、「ガルパンはいいぞ」。


昨日、『ガールズアンドパンツァー最終章 第二話』を観てきた。

まだ二回目だ。

ことガルパンファン(ガルパンおじさんと呼ばれている)の世界では、ガルパンの映画が「二回目」というのは、間違いなく「まだ」に部類される。

別に数マウントとかではないが、何回も見たくなる映画なのだ。

余談だが、今回誘った友達は「俺は高校生探偵工藤新一~~~」のくだりを暗唱できるほどコナンの映画を見ている。立派な工藤新一だ。


応援上映にも関わらず、水を打ったかのように静かだった。

マスコットキャラクターであるくまのボコが殴られているシーンで、皆がボコに声援を送らずにしんとしていた。

これが彼らなりの「応援」なら、なんて白状な集団だろう。

しかし、彼らは多分「応援」よりも、作品に見入っていた。


それは、私にとっては好都合だった。

応援上映だと知らずに初見の友達を誘ってしまったからだ。

ところが友達に謝罪のLINEをしたら

「え、上にでかでかと応援上映って書いてあったじゃん」

と言われた。うーん、私ったらポンコツである。


その二度目のガルパンの映画で、私は大いに泣いた。

一度目と同じように、同じ菫色のハンカチを涙でぐしょぐしょにした。

悲しいから泣いたわけではない。

物語が好きで泣いてしまうのだ。

愛おしいから、勝手に涙が出る。

実を言うと、映画館への道中、小林幸子の歌を聴いて泣いた。

新しいポケモン映画の曲だ。

上手いと思っていた中川翔子の歌ですら、彼女の圧倒的な歌唱力にはかなわない。

彼女の歌声は、心の琴線を激しく揺すった。

衣装ばかりが目を引くが、ニコニコ動画ではラスボスなんても言われたが、彼女は本物の歌姫なのだ。

31歳、小林幸子が好きになった。


最近の私はどうにも涙もろい。

だが、数週間前の私は、悲しい以外で泣くことができなかった。

悲しいわけではないのに流れてしまうこの涙は、私が長い旅から取り戻したものだ。

大切で大切で大切でたまらないものだ。

キラキラしているものに触れると、悲しくもないのに泣いてしまう。

そんなキラキラを、一つでも多く書き留めて世界に残したい。


光なんてわからない、怖くて暗い日々から帰ってきた私には

そのキラキラが、以前よりも尊く感じるようになった。


キラキラしたものがちゃんとわかる。

私は間違いなく「帰ってきた」。

完全回復ではない。

以前より脆くなった。

でも、帰ってこれた。


みんな、ただいま。


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