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今、一番「見つかったらヤバい」劇団のお話

どうもこんにちは、観劇一年生・矢御あやせです。
突然ですが、皆さんは10月12・13日(土・日)の予定はありますか?

「空いているよ」というそこのあなた、あなたは世界一ラッキーです。
なぜなら、その日は下北沢でとっても面白い劇団の公演があるからです。

空飛ぶマイク・タイソンのフライヤー(※画像掲載許可を頂いております)

今回紹介するのは、アメブロ時代によく話していた劇団のひとつ、コンプソンズさん(以下・敬称略)です。

こうして書くと私のアメブロが長寿かつさぞかしヒットしたかのように思えるかもしれませんが、幽霊ブログだった上に誰も見ていなかったのでご安心ください。
小説家というだけでは厳しいネット社会で注目を浴びることができないのです。

さて、開幕自虐を浴びせたところで本題に参りましょう

ですが、コンプソンズの名物である、奇才・金子鈴幸さんが書くトンデモ脚本※について語ったら、小説家としての自分がかわいいあまり、ストッパーをかけて黒塗りだらけになってしまいそうなので、無難にお芝居のアウトラインをゆる~くなぞった感じの文章と、私のちょっと気持ち悪い愛の混じった役者さんの紹介をしていこうと思います。

※トンデモ脚本…この単語は私の観劇記事で死ぬほど乱用されるので覚えておいてください

コンプソンズは世間に見つかってほしくない

まずはタイトル・見出しで誤解させてしまったら申し訳ありません。

私はコンプソンズがとっても大好きですし、一人でも多くの人にコンプソンズを観てほしいなぁと心から思っています。
でも、一部の方には「絶対に見ないで欲しい」と切に思う劇団でもあります。

本当にコンプソンズは、「見つかって」しまうと危険な劇団なのです。
ある特定のジャンルの人の目に触れたら圧倒的にヤバい。見ればわかるのですが、色々とヤバすぎるんです
私は先日の公演「平成三十年のシェイクスピア」の公演を観終え、配役表を見た時「あっ……」と思いました。

この人たち、全員実在してる……!!

はい、以上の理由でこの公演については詳しくは書けません。非常に名作なのですが、本当に本当に詳しく書けません。ごめんなさい

この時点で気になった人は、こちらの予約フォームをどうぞ↓↓↓

コンプソンズ「空飛ぶマイク・タイソン」(予約URL)
https://www.quartet-online.net/ticket/soratobu-mike

逆にこの時点で強烈な嫌悪を抱いた人は速攻で帰りましょう
多分ここでハマれなかったら、特に逆転できる要素はありません

コンプソンズは大まかに分類すると
超・ごった煮 若者コメディだと思います。

「思います」と弱めなのは、私が見た二度の公演が全く違う系統だったからです。
二回ともそれぞれ本当にすごかった。すごくおもしろかった
今回の記事で語るコンプソンズの作風は、一応、本公演だった「平成三十年のシェイクスピア」を想定しています。

私は自分の身がかわいいので、一切書きませんが、本当にヤバい内容です。
特に「平成三十年のシェイクスピア」は「平成三十年演劇心中」という副題を添えた方がいいんじゃないかと思う程度には凄まじい内容でした。

公演後、演者さんのTwitterに「公演後、夜道に気を付けた方がいいと言われた」的な内容が書かれていた(うろ覚えだったんですが別の劇団のお話しだったらすみません。いや、この公演以外ないと思いますが)程度にはヤバかったです。実際私も心配でした

ですが、とんでもなく名作で、何度も笑って面白かったんですが(以下ループ)

(コンプソンズ、第四回に紹介予定の地蔵中毒より内容が書けないってどういうことなの……。)

以下、約束通り五人の劇団メンバーさんの紹介です。

奇才、金子鈴幸さん

まず、彼の存在は外せません。
なにやらこの方は映画監督の息子さんでして、それ自体が凄いというよりは
おそらく、その環境によって培われたインプット量が半端ないのです。
公演でも、知識の縦横無尽っぷりが本当に凄い。
彼の脚本は、「近所の悪ガキ集団の司令塔役に知恵の実を食い放題させるとこんな感じになる」という感じ(変なたとえですみません)。
私がここまで頭がよかったらもっと違うことに活かす……いや、生かさないで同じことをしているかもしれない。本当に羨ましい存在です。
この知識の悪用方法……ぜひとも同業者に見て欲しいです

とにかく、その知識の持ち方と使い方が凄すぎます。本当に奇才とは彼のことを言うと思います。

演者さんとしても活躍されていて、とても舞台映えするカッコイイ容姿もお持ちです。
なにやらラップもされているそうで、天はこの人に幾つ与えるんだろうなぁと思っています。

かわいさ担当・星野花菜里さん

コンプソンズで最も長尺で語りたいことがあるのがこの方です。

配役と星野さんの演技はいつも役の持つ魅力をしっかり踏襲し、噛み合っていて、本当にかわいい

コンプソンズでの星野さんの役は、特に私が見た二公演では「女の子」「女性」の面が強調されたキャラクターであり、強いようで弱いその人間らしさがとても深い魅力で、いつも惹きつけられています。

なんというか、後述する細井さんと比べて、もしかすると実感しづらいキュートかもしれないと思います。しかし、本当に骨身に染みるような「女性としての魅力」をしっかりと演じ切る彼女の演技が本当に大好きです。

私が見た二作品にも共通する、「強いようで、本当は守らなくてはいけない存在だった……」という彼女の役どころは本当に観ているこっちにも、強烈な後悔と、作中の彼女の無念を噛みしめさせる強い力を持っていると思います。

お芝居を観る度に、金子さんは星野さんのことをよく見ていて、なおかつ可愛さをとてもよく知っているんじゃないのかと思っています。

やっぱり長尺になっちゃった……!
ぜひとも、たくさんの人に星野さんを観てほしいです。特に女性の方ほど彼女の魅力に強く引き付けられるのではないかと思います。

※星野さんは今月末から舞台・「コーヒーが冷めないうちに」にもご出演するそうです
URL: http://1110p.com/?page_id=544

「強さ」担当・本田晴子さん

逆に、本田晴子さんは、星野さんとはうって変わって「普通なようで強い女性」を担当されていることが多いイメージです。

彼女の強さは本当に心を震わせ、その細くかわいらしい容姿から繰り出される、引き出しの多さにいつも戦慄させられています。
とある男性の役をされた時は、本当に驚いた……!

逆に。地蔵中毒「土ふまず返却観音」では、とても繊細で、守るよりも壊してしまいたくなる女性の役を演じられていました。お芝居の骨組みを壊して新しい解釈を呼び込む程度にはとんでもない役回りをだったのですが、こちらの感想はまた別記事で。

※残念ながら、今回の「空飛ぶマイク・タイソン」はお休みだそうです。

イケメン担当・大宮二郎さん&キュート担当細井準さん

大宮さんは、私の観劇を通して初めて見たイケメンです。コンプソンズではその容姿を活かし、カッコイイ男性の役をされることが多いように思います………「平成三十年のシェイクスピア」での役? いいの、イケメンってことにさせてください!!!
(※大宮さんは第98代内閣総理大臣の役をされていました)

ぶっちゃけ大宮二郎さんに関しては第四回に予定している地蔵中毒の紹介記事でものすごーーく語りたいことがあります。余りに語りたいので、ここで語るとネタバレになるので詳しくは控えます。もしかすると大宮さんの話だけで一記事作っちゃうかもです。早いうちに許可を取らないと!

完全に余談ですが、彼の地蔵中毒「土ふまず返却観音」での役どころは本当に本当に衝撃でした。普通イケメンにズボン脱がせた状態でナレーションとかさせないですって……。

逆に細井さんは現代的なキュートボーイといった感じの方です。
小柄で、目がくりくりとしている少年的な容姿をされています。

平成三十年~でも安定のキュートさで、なんかもう、ありがとうございました。「こんな弟が欲しい!」と沢山の方が思ったに違いありません。

個人的には、コンプソンズの「垢ぬけてる感」はこの二人が担っているんじゃないかなぁと思っています。

以上の5人が「今最も見つかってほしくない劇団」コンプソンズのメンバーです。

いかがでしたでしょうか。

私が記事なんて書く間でもなく、既に沢山の人が期待している注目の劇団です。

結局わたしはコンプソンズのことをたくさんの人に「見つけてほしい」んです。
彼らが有名になって、テレビに出まくるようになっても、色々な作風で魅せることができる技術を持っているということは既に知っているため、一公演一公演を楽しみながら応援していこうと思います!

(熱く語るだけで紹介要素が少なくなってしまったので、本公演の際はもう一度リベンジさせてください)

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コンプソンズHP
https://www.compsons.net/

「空飛ぶマイク・タイソン」予約URL
https://www.quartet-online.net/ticket/soratobu-mike


今回の公演はコント集で、大宮さんも脚本に参加されているようです! 今からとても楽しみです^^

サポートありがとうございます! 頂いたお金は「私の進化」のために使わせて頂きます。私が大物になったその時はぜひ「矢御あやせは私が育てたんだ」と自慢してください!