No.8 - 有限会社ルネセイコウ

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どんな会社ですか?

国内生産であることにこだわり、強くて使いやすい椅子を製造販売している有限会社ルネセイコウ。金属に特化した加工技術は海外産にはない強靭な耐久性を生み出します。折りたたみ椅子やワークチェアなど、技工を生かしたプロダクトを得意とし、ユーザーの「こういうものがあればいいのに」といった想いを形にしたアイデアあふれる商品を世に出しています。

ここがスゴイ

①半永久的に使える丈夫な椅子
たとえば一言で「折りたたみ椅子」と言ってもルネセイコウと他社の製品では耐久性が大きく違います。又プラスチックのパーツを交換すれば半永久的に使うことができるという、アイテムも。

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②アイデアが光る椅子づくり
座面がユラユラと揺れ、運動しながら事務作業ができる椅子や、座面の高さが調整できて、床にしゃがむくらいの高さで座れる椅子。肘当てが自在に動かせて、だらりともたれかかりやすい椅子……。ルネセイコウが手がける椅子たちは日常に落ちているほんの少しの「疲れたな」を解消するようなアイデアが光ります。多様なユーザーに向けたプロトタイピングを繰り返し、ヒット商品を多数生み出しています。

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持っている技術

①①鉄の加工によるパーツづくり
②折りたたむ・伸縮性があるなどギミックのきいた加工
③機械による自動溶接や、パイプの自動折り曲げ

苦手なこと

①コストのかかる装飾はあまりおこなっていません(※内容は要相談)
②木材など、他の素材との組み合わせはあまりおこなっていません

つくっている主なプロダクト

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ツイストスツールラフレシア
腰に負担がかからないようあえて座面がユラユラと揺れる作業用チェア。もともとは別のアイデアでプロトタイピングされていましたが、それを応用するかたちで「運動できる椅子」が開発されました。凝り固まった腰の筋肉をほぐすような動きを取りながら座り続ける……、というアイデアに満ちた製品。シリーズ品はたくさんのメディアで掲載・紹介されました。

工場の様子

①プレス機で鉄パイプを曲げ椅子の足を製造する

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重量何トンなのかと驚くような大きさのプレス機が、工場内には並びます。何十年も現役で働き続けてきた機械を使って、鉄パイプを曲げて、椅子の足や背もたれをつくります。熟練の職人さんたちが寡黙にプレスし続ける様子は、工業製品としての機能美がより際立つようです。

②溶接でパーツを立体に変えていく

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一見同じつくりに見えても、安全性を重視しています。2台の自動溶接機と職人の手が合わさって、曲げ伸ばしされた鉄が溶接され立体へと変わっていきます。他社より丈夫につくるため、完全な機械任せではなく、人の目によるチェックを徹底しています。

つくりての想い

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安価な外国製品に取って代わられた時代もあるパイプ椅子などの工業椅子。ルネセイコウは国内産の安心・安全を掲げて実直にものづくりに取り組んできました。おかげで一度は市場から引いていた国内産の椅子が、いまいちどその価値を再評価されつつあります。さらに、その魅力は国外にも広がっていて、欧米諸国でも高評価を受けています。

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ルネセイコウの椅子は工芸品ではなく、工業製品であることに誇りを持っています。強く、機能性があって、たとえば折りたためるなどの利便性もあって、新社会人でも気軽に購入できるくらいの価格帯であること……。実用品としてガンガン使ってもらうために、あらゆるアイデアを形にしてきました。自社のショールームにはたくさんのアイデア商品が並んでいます。自社で鉄の加工からでき、何度もトライアンドエラーを繰り返せる社風だからこそ、多数の人気商品を生み出すことができたのです。

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我々が想定するユーザーは商品によって多種多様。ライフスタイルが違う場所にむけたアイデアが出されることで、今までにない新しい商品が生まれていくと期待しています。

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公式HP:http://runeseikou.com/rune/

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No.8 - 有限会社ルネセイコウ

YAOYA PROJECTとは?

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https://awrd.com/award/yaoya-project

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