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フィールドリサーチレポートレポート_No.5 - 谷元フスマ工飾株式会社x三島大世

レポートの趣旨

YAOYA PROJECT2020では鯖江にて審査員の新山直広さんが代表を務めるTSUGIと3日間のフィールドリサーチを実施。

フィールドリサーチは「1.ものを見る」ための施設や工房の見学、「2.仕組みを知る」ための福井の事業者による講義、「3.言語化する」ためのクリエイターとの共同ワークという3つのポイントに注力し、リサーチの中で各社が目指したいブランディングの方向性を定めていきました。

参加した八尾の事業者やクリエイターは鯖江でどのようなことに気づき、またなにを発見をしたのか?それぞれの言葉でレポートとしてお届けします。

手の届く範囲の挑戦、少し先の未来

ライティング:徳田 絢子

▼谷元フスマ工飾株式会社
https://t-f-kosyoku.com/

町工場の見学や皆さまの取り組みについてのお話をお聞きし、今までとは少し違ったプロダクトや方向から自社を知ってもらい、ファンを作っているという点に着目しました。

今回、三島さんと作っていくトコノマハニカムは、当社が70年以上大切にしてきた「ふすま紙を張る」という技術を活かして作られるものです。五十嵐製紙さんのおっしゃっていた、「手の届く範囲」での新たな挑戦。今回の取り組みに置き換えると、製造の技術という点では創業以来長年磨いてきて「手の届く」内容ではありますが、家具というプロダクトは当社にとっては新たな挑戦なので、職人たちも腕が鳴ると思います!

製品を作り上げることももちろん重要ですが、漆琳堂の内田さんがおっしゃっていた販路や流通についても、同じく重要だと感じています。谷元フスマは建具の製造、施工を行ってきました。長年BtoB企業として建設現場に携わってきたため、エンドユーザーの皆さまへの直接のアプローチについてはとても不得手とするところです。製品の良さに留まらず、技術力や想いも伝わるといいな…と考えているため、自社ECと販路を1つ確保しているものの、販路についてより具体的に考えて開拓していく必要があると感じました。

最後に、鯖江の皆さま、このコロナ禍の中にも関わらず快くお迎え頂き、とても感謝しております!今回鯖江を訪れたことで当社の少し先の未来が見えたと感じています。出来上がった製品を携えて感謝を伝えに、また鯖江に舞い戻りたいと思います!!(その前にRENEWも!)

▼TAISEI MISHIMA DESIGN
https://taiseimishima.com/about
YAOYA PROJECTはフィールドリサーチを経て、いよいよプロダクト開発が始まりました!

今後もnoteなどでプロジェクトの進行をお知らせしていきますのでお楽しみにどうぞ!

YAOYA PROJECT2020 フィールドリサーチ

▼訪問・講義でのご協力先(敬称略・五十音順)

・ataW
https://ata-w.jp/
・五十嵐製紙
http://www.wagamiya.com/pro/in…
・うるしの里会館
https://www.echizen.or.jp/urushinosatokaikan
・エーリンクサービス
https://www.a-linkservices.com/
・SCC
https://sabae.cc/facility/
・KISSO
http://kisso.co.jp/
・錦古里漆器店
https://sabae-job.jp/kinkori-shikki/
・漆琳堂
https://shitsurindo.com/
・TSUGI
https://tsugilab.com/
・TOURISTORE
https://touristore.jp/
・PARK
https://www.parksabae.com/
・Hacoa
https://www.hacoa.com/
・森ハウス
https://liverty-house.com/directories/morihouse

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