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『ものの見方と面白がり方』イベントレポート _No.3 - 株式会社コダマガラス

レポートの趣旨

YAOYA PROJECTの関連イベントとして、マガジンハウス『colocal コロカル』編集長の松原 亨さんと、株式会社『和える』代表取締役の矢島 里佳さんをゲストにお迎えし、「ものの見方と面白がり方」というテーマのトークイベントを9/15(火)に開催しました。

当日参加した事業者さんたちがイベントを通して、感じたこと、考えたことを、それぞれの言葉でまとめました。文章にはそれぞれがこれまでの事業を通して感じてきたこと、大事にしながらも、これから変わっていくための「気付き」や「きっかけ」が詰まっています。

これからのフィールドワークや、プロダクト開発に向けて、それぞれが過ごしてきた「生活」の中から「暮らし」を取り戻す大きなヒントとなるレポートを各事業者さんごとに紹介します。

固定観念からの脱却


窓ガラスでは省エネ、結露防止、防音、防犯、防災、破損時の安全性などの機能を持つ機能ガラスがここ最近の主流となっています。また、鏡であれば「綺麗に見える」「クリアに見える」「錆びない」「割れない」「高級感を出す」「割れても飛散しない」「真っすぐに見える」「色を忠実に見せる」「水垢が付かない」「水滴が付かない」等々の機能を付加することがありますが、これらの固定観念を否定してみることで新たな価値を発見できるかもしれないと感じました。
おもしろそうなので一度社員を集めてブレインストーミングをしてみたいと思います。

                      ライティング:児玉 雄司

名作椅子とされている椅子が必ずしも快適なわけではない_付加価値という固定観念


我々が新しい商品やサービスを考える際に、より便利でより安全でより快適に過ごすにはどうすれば良いか?を考えたりしていますが、この時点で機能的な価値をいかにして向上させるかという固定観念に縛られてしまっていることに気づきました。

名作椅子と呼ばれるものの中には、もはや座るといった基本的な機能でさえもなさそうな椅子や壊すことで完成するといった奇想天外な製品もあったので、固定概念を捨て、機能的な価値を否定して考えることで新たな価値をみいだすという作業をやってみるのも面白いのではと感じています。

例えばクラックガラスのように割れているガラスを製品にしたガラスがありますが、これは「ガラスは割れたら商品にならない」という固定観念を捨て、「割れているガラスを商品にしたらおもしろいのでは?」という視点から生まれたと想像されます。

ライティング:プロジェクトメンバー社員一同

YAOYA PROJECTは9/29-10/1のフィールドリサーチを経て、いよいよプロダクト開発にそれぞれの事業者さんとクリエイターさんが入っていきます!
今後もnoteなどでプロジェクトの進行をお知らせしていきますのでお楽しみにどうぞ!

YAOYA PROJECT PRESENTS
ものづくりの前に知りたい「ものの見方と面白がり方」

▼ゲストトーク1
驚きと笑いの「付加価値」
松原 亨(株式会社マガジンハウス 『colocal コロカル』 編集長 )

▼ゲストトーク2
「自分の好奇心とつなげる」社会の面白がり方
矢島 里佳(株式会社和える 代表取締役)
司会:
堤 大樹(株式会社ロフトワーク)
松尾 泰貴(八尾市経済環境部産業政策課)

イベントページ:
https://loftwork.com/jp/event/20200915_yaoya-project

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