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「働く」は「人のために動く」。ここから「はたらくってなんだろう」を考えてみた

元旦に書き初め的な感覚で投稿してみました。私自身、FPとキャリアコンサルタントの資格を保有しており、さまざまな「なんのために働くのか」の考え方に触れた経験から考えてみました。

タイトルにも書きましたが、働くの漢字は「人のために動く」と書きます。では、人のために動く場面を想像してみましょう。

まずは家庭での場面。ご飯を作る、洗濯をする、風呂を洗う、掃除をする、家庭でのこれら行為も全て「人(家族)のため」です。外に出ると、地域の方々のために各種行事を企画することもあると思います。もっと、些細なことを考えると、人に道を譲る、電車やバスの座席を譲る、フードコートで次の人のためにテーブルを拭く、エレベータで乗降しやすくするなどの親切な行為も、人のために動く行為であり、立派な「働く」だと思うのです。こう考えると、働くとは会社などで働くことだけを指すのではなく、生活のあらゆる場面で、大人でも子どもでもできる、人のために動く行為であるといえます。

人のために動く行為は、人に思いやりを持って接することにもつながります。人のために動いた結果、感謝が生まれます。感謝を伝達する手段が「ありがとう」です。つまり、「働くことは、ありがとうを生産すること」だと思うのです。さらに、ありがとうの言葉は、働く意欲を生み出します。こうやって、「働く→ありがとう→働く」の好循環が形成されます。

一方、会社などで働く仕事の場合、顧客のために「動く」ことはもちろんですが、同僚や業者など顧客以外の人にも、ありがとうと言ってもらえるように動きたいものです。例えば、同僚や業者が仕事をしやすいようにファイルを整理する、メールの文章をわかりやすく書くなど、些細なことで構いません。これらの些細な「人のために動く」ことが蓄積することで信頼が生まれます。

また、会社などで働く場合、人のためだけでなく、会社のため、社会のために動くことができ、範囲が社会にも及びます。つまり、フリーランスも含め、給料をもらい働く行為は、「社会のために動いている」と言っていいでしょう。社会からありがとうを言ってもらうことは、暮らしが豊かになる、便利になることを指すと思っていますが、昨今ではサステナブルな社会の実現、つまりSDGsの達成にもつながることだと思います。

今はコロナ禍で大変な日々ですが、こういう時こそ、人のため、社会のために動いて、ありがとうを生産することが大切な気がしてなりません。この「働く→ありがとう→働く」の循環を生活のあらゆる場面で、世界の一人ひとりが意識することで、人々が幸せになり、SDGsの達成に一歩近づくことができると思っています。

私自身も些細な日常からこれを日々意識しながら、今年も仕事やブログを通じて「人のため、社会のために働きたい」と思います。

#はたらくってなんだろう

不定期ですが、生活の質を高めるための情報を書いています。