note原稿_ブログ_一級小型船舶操縦免許_天気図

1級小型船舶操縦免許③

1級小型船舶操縦免許① 免許を取ろう
1級小型船舶操縦免許② 取り方

1級ならではの出題範囲

2級を持っているため実技試験が免除,学科のみとなると他の資格試験とその勉強方法は大きくは変わりません。市販されているテキストと過去問をこなして知識を蓄えていくことになります。
出題内容は以下のとおりです。
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(問1~50は2級のものなので保有者は免除)
運航(上級Ⅰ) 全8問
問51 海図問題 航程・所要時間を算出
問52 海図問題 船位を測定
問53 海図問題 実航進路・速力、海流などの流向・流速を測定
問54 航海計画
問55 天気図
問56 潮汐表から満潮・干潮の潮時・潮高の計算
問57 荒天時の準備・航行・台風の知識
問58 海難事故の原因
運航(上級Ⅱ) 全6問
問59 エンジンの知識と消費燃料計算
問60 エンジンの知識
問61 エンジンの知識
問62 駆動系(プロペラ・シャフト)の知識
問63 エンジントラブルへの対処
問64 エンジントラブルへの対処
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小型船舶操縦免許の試験は,当然過去問と同じ問題は出ません。ただし,数字が違うだけとかシチュエーションが違うだけで大枠や解き方は同じものが頻出します。よって,過去問を繰り返し解いて,間違えても回答を見ながら解き方を覚えるのが大事です。このことを念頭に学習を進めていけば大丈夫でしょう。
手ごわいのは,気象問題と海図です。
気象問題は,季節ごとの特徴のある気候を覚えていくことになるのですが,例えば「移動性高気圧は春と秋によく現れ,大陸の高気圧が西から~」や「西高東低型は冬季の典型的な~」を個別に覚えても季節感を理解できないので,私は天気図を季節ごとに配置して貼る資料(画像参照)を作ってひたすら特徴を暗記しました。
それと最大の難敵である海図。
まず,道具が必要になります。大きい2種類の三角定規,ディバイダ,コンパスです。
コンパスは娘が小学校で使っていた恥ずかしいぐらいファンシーなものを流用。三角定規やディバイダはダイソーで買いそろえようと思ったのですが,ちょうど職場にスクールに通って免許を取った同僚がいてその時のものを貸してくれました...というか借りてよかったです。決してダイソーをバカにしているわけじゃないのですが,海図問題は精度がすごく重要になりますので,特に三角定規は助かりました。逆に,娘のファンシー・コンパスがよく試験に耐えてくれたと思います(笑)
海図問題は,毎年同じ(架空の)海図を使いますので,海図付きのテキストの購入をお勧めします。解いては消して~を何度も繰り返すことになりますので,コピーを取っておいて増やすのもいいかもしれません。
実際,私の海図も試験前夜にはヘロヘロになっていました。三角定規を一つ当て,その三角定規をもう一つの三角定規で並行に移動させる,この力加減が大事で,少しでもずれると,以降誤差が広がっていきます。こればかりは数をこなして力加減を体で覚えてくださいね。

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